ピッチ・パーフェクト2 (Pitch Perfect 2) 感想

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オススメ度: ★★★★★

バーデン大学の女性アカペラグループ・バーデンベラズは全米大会で三度の優勝を果たし、ケネディセンターで大統領の誕生祝いのパフォーマンスに招かれるまでになっていた。

しかしパフォーマンス中にアクシデントが。
メンバーのファット・エイミー(レベル・ウィルソン)の衣装が破れ下半身が露出してしまったのだ!

この失態により、予定されていたツアーは中止。それどころか、バーデン・ベラズは廃部の危機にまで晒されてしまう。

彼女たちに残されたチャンスはただ一つ。
それは、アカペラの世界大会で優勝し、世界中に実力を見せつけることだった...

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様々なところで何回も聞いたセリフ、もう言っちゃいましょうか。

せーの、最っ高かよっっっっっ!!!

2012年にアメリカで公開されるや驚異のメガヒットを記録。サントラもミリオンセラーとなり、もはや社会現象的な作品となった「ピッチ・パーフェクト」の続編となる今作は、前作以上にキレッキレな楽曲チョイスが観る者全ての心を踊らせる、超絶快楽エンタメ作品となっています。

話の流れは前作とだいたい同じです。
バーデン・ベラズの面々は冒頭のパフォーマンスで歴史的な大失敗をして存続の危機に。地に落ちた評判を取り戻すべく、時には衝突しながら権威ある大会での優勝を目指す...というわかりやすいお話です。

しかし前作と違うのは、ベラズが全米アカペラ大会優勝を飾り、勢いをそのままに3年連続の優勝を果たしたアメリカ一の実力者になっているということです。

前作でアカペラは男性の独壇場ではないと証明して見せた彼女たちのパフォーマンスは確かに最高レベルで、Icona Pop "We Got the World" → Ptibull "Timber" → Miley Cyrus "Wrecking Ball"という2013年の最新ヒットをマッシュアップした冒頭のパフォーマンスからいきなりテンションMAXです。

しかしそんな最高のパフォーマンスにも突然の幕切れが訪れます。
なんと、メンバーのファット・エイミーの下半身が露出! 前作のゲロよりもさらに下品さを増しているというのが恐ろしい。その後に続くTVニュースの映像が笑いを何倍にも増してくれています。エイミー役のレベル・ウィルソンの女優魂に感服いたしました。

肝心の楽曲については誰でも知っている最新ヒットと、「この曲懐かしい! 昔好きだったよ〜!!」とそれぞれの世代が夢中になれる懐かしいヒットソングたちが、絶妙すぎるセンスの良さでミックスされています。

特に2010〜2011年あたりに学生だった方々なんかは、もう懐かしさで悶え死にしちゃうんじゃないでしょうか。
私自身がその頃に大学2〜3年生という、まさに劇中の彼女たちのように華の大学生活真っ盛りな時期だったんですが、その時期に聴いていた曲が盛りだくさんすぎて、もう唇を噛み切ってしまいそうなくらい興奮してしまいました。

個人的にはベラズのラストパフォーマンスで歌われるDavid Guettaの"Where Them Girls At"が前作当時の最新ヒットとして使われていた"Titanium"と同じアルバムからの曲だという事実に感慨を覚えました。ああ、時が経つのは早いなあ...

今作のライバルであるドイツのアカペラグループが兵隊のような格好で歌うのがDJ Khaledの"All I Do Is Win"っていうのもいいチョイスですね。この曲も2010年リリースなので、もう5年も前の曲になるんですって。はあ...

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女優陣も相変わらず最高ですね。上述したレベル・ウィルソンのコメディエンヌっぷりは地上最強レベルですし、
ベラズのリーダー・ベッカを演じるアナ・ケンドリックは言うまでもないですよね。自然すぎる演技に加えて表情でも語れる、文句なく素晴らしい女優さんです。

そして今作の新キャラ・エミリーを演じるのは、コーエン兄弟監督の「トゥルー・グリット」でオスカーにノミネートされたヘイリー・スタインフィールド。こんなに大きくなって...

ベラズの新メンバーとなった彼女が、カバーソングばかり歌うアカペラ界に旋風を巻き起こすべくグループ内で宣伝し続けるオリジナルソング・"Flashlights"は作品の肝となる楽曲。
その曲はなんとSiaとSam Smithという、今最も注目されるシンガー・ソングライターの2人、そして前作「ピッチ・パーフェクト」の監督・ジェイソン・ムーアによる共作(作中ではエミリーが書いたことになってますが)で、サントラにもJessie Jの名義で収録されています。



残念ながらJessie Jが歌うと全くいい曲に聴こえないんですが、作中の物語を踏まえてベラズが歌うのを聴くと、なんでか超泣けるんですよ。アレンジの問題もあると思うんですけどね。

歌の面でも笑いの面でも、とにかく全てがスケールアップ、パワーアップしたこの続編では、個性的すぎるベラズのメンバーたちのガールパワーが大爆発。
それに一役買っているのは、自身も前作に引き続きアカペラ解説者として出演し、今作ではなんと監督を務める女優のエリザベス・バンクスにによるセンス抜群の演出によるものでしょう。

自身も女性である立場からなのか、ギャグは「下品」と「下劣」の境目をわきまえた絶妙なスイートスポットを突いたものばかりですし、子どもから大人まで誰もが楽しめるわかりやすい話の中にも刺激ある個性的なスパイスが一捻り加えられていて、「お決まりな展開はもう飽き飽きなんだよ!」という人をも唸らせてしまうキラキラとした魅力に溢れています。
これが初めての監督作品とは思えない圧倒的な完成度に感服です。

今作の大ヒットを受けて、既に2017年に次回作の公開が決まっているこの「ピッチ・パーフェクト」シリーズですが、ベッカたちほとんどのメンバーはみんな今作で大学卒業を迎えてしまうはず。次回作のメンバーはどうなるんでしょうね。やっぱりエミリー以外のメンバーは総入れ替え?

しかしそれでも絶対観ますよ! 当然じゃないですか! だって観るだけでここまでの喜びを与えてくれる映画シリーズ、他にないですから! この映画は、まるでドラッグです。私は既に40回くらい観ました。
みなさんも一度観たら絶対にわかります、この魅力。

「ピッチ・パーフェクト2」は10/16(金)に全国公開です。近くに劇場がなくても、探し出して観てください。それだけの価値は絶対にありますから。

あれ、なんか宣伝みたいになっちゃったな...



P.S. エンドロールが始まっても絶対に席を立たないでくださいね! アメリカの某ヴォーカルオーディション番組とコラボしたオマケ映像が、最後にもう一度我々の度肝を抜いてくれること間違いなしですから。

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