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ガールズ・ステップ 感想

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オススメ度: ★★★☆

あらすじ:

学校では人気者のチア部と仲良し。ファンも多いバスケ部のエース・保(磯村勇斗)と家が隣同士で幼馴染など、順風満帆な高校生活を送っている...ように見える女子高生のあずさ(石井杏奈)

しかしその実は、チア部の友人たちからはパシリに使われ、保のことをずっと好きでいるのに、保には彼女がいるのでなかなか気持ちを言葉に出せずにいるなど、本当の気持ちを押し殺して生きている。

そんなある日、あずさは体育教師の藤原先生(音月 桂)から職員室に呼び出される。

そこにいたのは、学内で「ジミーズ」と陰口をたたかれる愛海(小芝風花)葉月(小野花梨)環(秋月三佳)の3人に、つい最近まで停学処分を受けていた不良の美香(上原実矩)

彼女らが呼び出されたのは、体育のダンスのテストに欠席していて単位が足りなかったからだという。
その単位を埋めるためにあずさたちが言い渡された課題は、なんと2週間後に開かれる町内会のイベントでダンスを披露することだった...

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こういう映画を観て、素直に「いい話だったね!」と笑える大人でいたいのです。

スポンサーがavex。主題歌はEXILE系列のグループ・GENERATIONSで、主演までもがE-girls。

この情報だけ見て、「ああ、EXILEがメンバーの売り込みのために作った長編CMか。観る価値ないね」と思ったそこのあなた! 一度深呼吸して、その偏見を捨て去りましょう。

ひょんなきっかけからダンスに夢中になる女子高生たちの姿を描いたこの「ガールズ・ステップ」は、現在公開中のアニメ映画・「心が叫びたがってるんだ。」よりもよっぽど心が叫んでいる青春ドラマに仕上がっています。

話の展開はかなり強引かつ適当です。
学校でダンスのテストに欠席したから公共の場でダンス披露してこい。そしたら許してやる...ってどんなイジメだよ! そんなん普通学校で許されないでしょ! とか、
町内会の出し物でダンスを踊ってみて、私たちド素人だけどすっごく楽しかったね! よーし、全国大会出てみちゃお☆...ってどんな短絡思考だよ! 全国出るのにどんだけ苦労するかわかってんの!? などなど、
ポスターのキャッチフレーズにある「いっちょ、ハジけますかっ☆」という言葉通り超絶ハジけた展開に脳内ツッコミが止まりません。

確かにダンス部の面々の演技も、無口な地味系少女・愛海を演じる小芝風花と、勘違い女子・葉月役の小野花梨以外の3人が揃って大根演技だし、セリフはクサいし、演出も昼のテレビドラマの域を出ていません。

しかし、彼女たちにはそれぞれ強い個性があり、一人一人が抱える問題が丁寧に描かれているので、キャラクターたちへの共感度は抜群です。
それぞれがダンス部にかける思い、「ここが自分たちの居場所だ」という強い気持ちが伝わって来るプロットが素晴らしい。わかりやすくもしっかりと感動させてくれます。
終盤の海岸でそれぞれが思いを叫ぶシーンは感涙必至です。まさかこの映画で泣かされるなんて思いもしてませんでした。不意打ちすぎるよもう!

そしてダンス部のコーチを務める謎のチャラ男・ケニー長尾を演じる塚本高史の存在がまたいいですよねえ...
彼はダンス部の面々を呼ぶ時、「ちゃん」の代わりに語尾にJKを付けて呼ぶんですが、その度に劇場内で笑いが起きていた...というかもう、彼が何か言葉を発するたびにそれが笑いへと変わっていたんですよ。

チャラいように見えて、実は大きな夢を持っている。しかもそれを実現してしまう能力と行動力がある。ユーモアのセンスがあって、しかも顔はイケメン...ちょっとずるくないですか? あれこそがモテる男の最終形と言えるんじゃないでしょうか。

ラストのダンスシーンがまた意外なほど良くて、あくまでも初心者から始めてここまで上手くなりました、という枠をはみ出ない程度のカッコよさが追求されていて好印象でした。あれでいきなり全国優勝レベルのダンスを披露されてたら、それまでの感動は完全に冷めていたでしょうし。

主演の石井杏奈ちゃんはさすがプロダンサーだけあって、一目でわかるくらいダンスは上手だったんですが、それも途中まではある程度上手く隠して、最後に爆発させてくれていたのがまた良かったです。

突き抜けた明るさと、思春期の少女たちの心情を細やかに描いたドラマ性が上手くマッチしたこの映画は、観客である我々をも自然と笑顔にしてくれる、夢と希望に溢れた素敵な映画です。

個人的には今秋最大のサプライズとなったこの作品、やっている劇場を見つけたらぜひ。



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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