ジョン・ウィック (John Wick) 感想

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*注意: この記事には本編の結末に関わるネタバレが含まれます!

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オススメ度: ★★★★

あらすじ:

愛する妻と2人幸せに暮らしていたジョン(キアヌ・リーブス)だったが、ある日、妻は病気で倒れ、還らぬ人となってしまう。

失意にくれるジョンの元に、一つの荷物が届く。
その中身は、なんと一匹の子犬と妻からの手紙。この子犬は、自身の死期を悟っていた妻が「私がいなくなった後も、愛すべき人を持ち続けられるように」とジョンに残した最後の贈り物だったのだ。

デイジーと名付けられた子犬との日々を過ごすうちに、だんだんと誰かを愛する気持ちを思い出し始めたジョンだったが、立ち寄ったガソリンスタンドで、謎のロシアンマフィアから絡まれてしまう。

車を売れと迫るマフィアたちを一蹴して帰宅したジョン。
しかしその夜、家まで追いかけてきたマフィアたちの手によって車は奪われ、無慈悲にも妻の形見だった犬・デイジーまで殺されてしまう。

強奪した車を自慢げに仲間に見せびらかすマフィアのリーダー格、ヨセフ・タラソフ(アルフィー・アレン)だったが、それを父親のヴィゴ(ミカエル・ニクヴィスト)に報告するや、ヴィゴは顔色を変えてヨセフに殴りかかる。

そう。ジョンの正体は、どんな不可能なミッションも必ず成功させてみせる史上最強の殺し屋ジョン・ウィックだったのだ。

全てを奪われたジョンの華麗なる復讐劇が今、始まる...

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わかります、わかりますよ、みなさんが言いたいこと。
じゃあ私と一緒に言いましょう、せーの!

なんだこの話

...えーと、この「ジョン・ウィック」のお話を簡単にまとめると、

絵に描いたような幸せ夫婦がいました→奥さんは子犬を形見に残し、病気で亡くなります→道端で偶然出会ったロシアンマフィアにその犬を殺されます→てめーら俺の犬を殺しやがって! 実は俺は最強の殺し屋だ! お前ら皆殺しにしてやるぜヒャッハー!!!

っていう。

あらすじを聞いた時点で、「なんだこの意味のなさすぎる話は。つまらない映画に違いない」と自分にブレーキをかけちゃう人も多いはず。

でもちょっと待ってください。
映画の中でのジョン・ウィックが殺し屋としてカムバックするなら、同時にキアヌ・リーブスがアクション俳優としてのカムバックを果たした今作には、私たちがどんなに自分に言い訳をしても切っても切り離すことのできないB級映画への渇望を満たす、晴れやかなまでの無意味さが凝縮されているのですよ!

キアヌ・リーブスは確かに動きも固いし、アクション俳優として生まれ持っての才能があるわけではないようにも思えます。
しかし、そんな彼を最強の殺し屋としてしっかりと形作っているのは、なんと元キアヌのスタントマンを務めていたという異色の経歴を持つチャド・スタエルスキ監督によるスピード感と臨場感に溢れたカメラワーク。

自宅から殺し屋が集まるホテル、さらには金持ちの集まるクラブなど様々な舞台で繰り広げられる銃撃戦の爽快感は圧巻で、クラブミュージックのリズムに合わせながらテンポよく弾丸をぶっ放すキアヌの姿には、思わずにやけ笑いが止まらなくなってしまうほど。

下手に感傷的なヒューマンドラマなんかは持ち込まず、とにかく次々と迫り来る刺客たちとの無慈悲なバトル、そして殺し屋用のホテルの従業員達や、死体の片付け屋なんかの裏稼業の営みにのみ徹底してフォーカスしたプロットには素直に賞賛を贈りたいです。やっぱりクライム・アクションってのはこれくらい突き抜けてないとね!

現時点で既に続編の制作が決まっているこの「ジョン・ウィック」ですが、今回で唯一と言える仲間も死んじゃったし、敵らしい敵もみんな殺しちゃったし、もうジョンが殺し屋の世界に戻る理由が見当たらなそうなんですけど大丈夫かな?

それとも、ラストで連れて帰ったワンちゃんがまた殺されちゃうとか...? 犬を飼ってたことのある私としては、犬が殺されるのはフィクションだとわかってても辛いので、それは勘弁してください〜!!



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2015/10/22 (Thu) 15:30

リズムのある作品が好きである。今回は「殺しのリズム」。お約束な復讐劇の設定で、21世紀の世には存在しないような殺しのルールが存在し、しかしなんとまあカッコよかったことか!「キアヌ・リーブス完全復活」である。何から復活したのかはこの際問うまい。いやいやキアヌ・リーブス本当にカッコよかった!ガンファイトのシーンだけでももう一回観たい位だ。あー、息子がキアヌ・リーブスみたいな顔だったらなぁ!しかし...

ここなつ映画レビュー - http://tokokonats.exblog.jp/24842592