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マイ・インターン (The Intern) 感想 これが理想の上司像だ!

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オススメ度: ★★★★☆



あらすじ


若くしてファッション通販サイトを立ち上げ、起業からたった1年半で従業員の数も200人を超える会社にまで育て上げたジュールズ(アン・ハサウェイ)

家庭では専業主夫をしている夫のマット(アンダース・ホーム)と娘のペイジ(ジョジョ・カシュナー)と幸せな家庭を築き、まさに公私ともに充実した成功者だ。

今日も忙しく、けれど順調に仕事をこなす彼女の元に突然、不思議な知らせが届く。
なんと彼女の会社に、65歳以上の高齢者インターンが入ってくるというのだ。部下によれば、それは会社のイメージを上げるための社会貢献の一環で、以前に話した時にはジュールズも快諾していたというのだが、どうも覚えがない。

適当な返事をしたことを後悔する彼女に追い打ちをかけるように、そのうちの一人はジュールズの直属の部下になるということが告げられる。

嫌々ながらも受け入れることにした彼女の前に現れたのは、元印刷会社勤務、現在70歳のおじいちゃん・ベン(ロバート・デ・ニーロ)だった...


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感想


すごく革新的な映画なんてことは全くないんです。
おじいちゃんと若い女性の心の交流、っていう設定だってそんなに斬新でもないし、シナリオの運び自体がものすごく優れているわけでもないんですよ。

なのになぜなんでしょう、この映画に激しく心を打たれるのは。
アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロの共演でも話題となったこの「マイ・インターン」は、忙しい現代への鋭くも優しいアプローチが感動を呼ぶ、なんともハートウォーミングな作品となっています。

今作には主人公が2人います。

1人は、アン・ハサウェイ演じるファッション通販サイトの社長・ジュールズ

彼女は起業からたったの1年半で会社を軌道に乗せる有能な経営者でありながら、家に帰ればジュールズの仕事をサポートするために仕事を辞め専業主夫となった優しい夫・マットと可愛い愛娘・ペイジが待っているなど、順調すぎる人生を送っているように見える彼女ですが...

その裏で、彼女のペースに付いていけない社員たちの負担を減らすべく、ジュールズの代わりに経営を任せられる新たなCEOを雇おうという話が持ち上がったり、
家庭ではマットやペイジとのすれ違いの日々が続いてしまったりと、あまりにも仕事が出来すぎることの弊害として起こる事態が彼女を苦しめます。

そんな折にジュールズの前に現れるのがもう一人の主人公・ベンです。
現在70歳、長年連れ添った妻に先立たれ、現在は無職で生きがいを見失いつつあった彼は、ジュールズの会社が募集していたシニア・インターンの企画を見るなり応募。

印刷会社の営業担当、そして部長として40年間勤め上げた経験を生かし、上司であるジュールズをサポートしていくこととなる彼は、そのジェントルな人柄と有能な仕事ぶりであっという間に職場の人気者に。
最初は彼を煙たがっていたジュールズも、次第に彼に心を開いていきます。

怖い役のイメージが強いデ・ニーロですが、今作での役どころは信じられないほどソフトでジェントルなおじいさん。
そしてその役が、まるで作中でベンが身につけているビンテージのスーツのようにピッタリとはまっているんだから驚きです。やはり優れた俳優というのは、どんな役をやらせてもそれを演じきることができるんですね。恐れ入りました。

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この映画の素晴らしいところは、誰か明らかに間違った価値観を振り回す人がいて、その人に正しい考え方を叩き込んでハッピーエンド、といったハリウッド映画にありがちな展開を取っていないところです。

劇中では「仕事はできるけど性格がキツい」と頻繁に言われるジュールズですが、映画を観ていてそう思う人はかなり少数派なのではないでしょうか。

経営者の立場でありながら自らも現場に出て一般顧客からの電話対応を進んでやったり、商品の梱包が良くないと思ったら自ら工場に出向いてチェックをするなど、顧客、または平社員の視点に立って仕事を進めることを忘れません。
さらに社員の誕生日には社内にケーキを頼んでお祝いをしたりなど、社員からも憧れられる「ザ・理想の上司」です。

そんな彼女の言動からは、確かに社員全員の名前を覚えているわけではなかったりということはあれど、社員や顧客への思いやりの気持ちや優しさが感じられます。

仕事も家庭もうまくいくように頑張れば頑張るほど周囲からは不満の声もあがり、「自分のやりかたは本当に正しいの?」と悩むジュールズに対し、ベンが取るアプローチは、「君は間違っていないよ」と優しく背中を押してあげること。

このあたりは、さすがこれまでも現代の女性の生き方に対して優しい視線を送り続けてきたナンシー・マイヤーズ監督らしさが滲み出ていると言えるでしょうか。

公式からすら「プラダを着た悪魔2」のような扱いを受けている今作ですが、ジュールズは「プラダ~」でのミランダのようなあからさますぎるワンマン経営者としては描かれていません。

だって皆さんの周囲にいらっしゃいますか? 自らも現場の第一線で活躍しつつ、さらに経営や管理について誰よりもその身を砕いて奮闘しつつ、部下にも気を配れる経営者、または管理職の上司。

劇中で「私は1日14時間働いてる~」とか「朝7時に出社して夜11時に帰宅してる」など、もう明らかにブラック企業じゃねーかよ! と思わされてしまう発言も多々あるのですが、それでも社員のみんなは笑顔で楽しそうに働いているんですよ。

それってやっぱり、ジュールズが社員全員の憧れ、仕事を頑張るモチベーションとなれる存在だからだと思うんですよね。
ジュールズというキャラクターがここまで魅力的になったのは、演じるアン・ハサウェイから発せられる女神オーラのおかげもあるのかもしれませんが。

世界でも労働環境の悪さがトップクラスと言われる我々日本人は、この映画を観たら目から鱗、「うちのクソ上司に見せてやりたいわ!」となる人も多いことでしょう。

本国アメリカではそこそこな評価に終わってしまったこの「マイ・インターン」ですが、働きすぎと言われる我々日本人には、今自分がいる環境を見直すきっかけにできるという意味でも感性に刺さること間違い無し。

毎日仕事ばかりでお疲れの皆さん、この映画を観て自分の働く意味についてゆっくり考えてみるのもいいかもしれませんよ!



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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