メイズランナー2 砂漠の迷宮 (Maze Runner: The Scorch Trials) 感想 まさかのゾンビ映画

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オススメ度: ★☆


あらすじ


謎に包まれた組織・WICKEDの手によって不思議な巨大迷路に送り込まれたトーマス(ディラン・オブライエン)たちは、知恵と勇気を振り絞って迷路を脱出。

外の世界へと飛び出した彼らだったが、その瞬間に現れた謎の集団によって捉えられ、砂漠の中にそびえ立つ施設へと連れ去られてしまう。

その施設では、WICKEDによって集められた少年少女たちが、「フレアウイルス」という病原体に対する治療薬を作るため、植物人間状態にされたまま体液を抜かれ続けるという人体実験が行われていたのだった。

それを知ったトーマスは、同じく迷路を抜けてきたミンホ(キー・ホン・リー)ニュート(トーマス・サングスター)、そして一連の事件の鍵を握る少女・テレサ(カヤ・スコデラーリオ)と共に施設からの脱出を試みる。

なんとか脱出に成功したトーマスたちだったが、彼らの前に広がるのは、無限にも思える広さの砂漠。

WICKEDの目的とは? フレアウイルスとは一体何なのか? 答えを探す彼らに、新たな恐怖が襲いかかる...

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感想


いやあ、アメリカ人ってほんとにゾンビが好きですよねえ。

大して謎の深くない迷路の中をひたすら走り回った前作・「メイズ・ランナー」から始まる三部作の中間にあたるこの「メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮」は、「今作からついにWICKEDとの対決か!? ハンガー・ゲームみたいな反撃の物語に期待!」となどというファンの淡い期待を、

なんとまさかのゾンビ映画に転身するという、逆に斬新な方法で裏切ってみせた作品となっています。

前作で謎の迷路を抜けたトーマスたちは謎の組織に捕まり、今度は砂漠の中にある謎の施設に連れてこられます。

しかしその施設は謎の組織・WICKEDが謎の病原体フレアウィルスの治療法を見つけるために、免疫のある子供たちから体液を抜きとるために作られた施設でした。

それに気づいたトーマスたちは施設からの脱出を試みますが、無限に広がる砂漠で彼らが出会ったのは、謎のゾンビたちでした...って、「謎の」が多いな!!

三部作ということもあるので現時点では詳細が不明な展開が多いのはまあわかるんですが、とりあえずそれらの説明が雑すぎませんか?

今作において「メイズ・ランナー」シリーズのゴールは、「フレアウィルス」という病原菌の治療法を見つけ出すことというのが判明します。で、フレアウィルスに感染した人は「クランク」と呼ばれるゾンビになっちゃうというわけなんですけど、そのことは作中で明言されません。

「話の流れ見てりゃわかるでしょ」くらいの傲慢さが感じられますね。

そのため、終盤に差し掛かるまでフレアウィルスとゾンビたちの関連性がわからない、という人も続出してしまうのでは。

というかそれだけじゃなく、登場人物ほとんどみんなの行動原理がわけわからないですよね。

WICKED施設の秘密を知り、植物人間にされちゃかなわんと仲間を連れて逃げ出したトーマスは、とりあえずマジでノープラン。

どこに行けばいいかなど全くわからないまま走り続けます。

そこには当然、チーム唯一の女子・テレサもついてくるわけですが、「記憶を取り戻した」と言って時にはトーマスを非難するような素振りを見せ、最後にはとんでもないことをしでかしてくれます。

でも、結局最後のアレをやるんだったら、なぜそれまで大人しく危険な道のりをついてきてたわけ? とツッコミたくなったのは私だけではないはず。

そしてゾンビ絡みのアクションシーンが爆笑もので、最近のゾンビ映画の流れに従って、今作のゾンビたちも信じられないほどの速さの全力疾走でトーマスたちを追いかけます。

前作に登場のモンスターが巨大グモ、今回はゾンビ...って、こういうパニックSFアクションで見たことあるやつばっかりじゃないですか! どんだけオリジナリティないんだよ。

そういえば日本の映画界って、こういうゾンビ映画だってことをやたら隠したがりますよね。

今作でもそうですし、例えば2013年にブラッド・ピットが主演した「ワールド・ウォーZ」なんてタイトルにZombieの頭文字「Z」が入ってるのに、予告編じゃ絶対にゾンビを登場させませんでしたもんね。

アメリカ人はスーパーヒーローとかゾンビが大好物なんですけど、日本人にはゾンビ映画って、やっぱり受けないのかな?
まあ今作の問題はそこではないんですけど。

あとは相変わらず、キャラに個性がないですねえ。

トーマスのセリフは前作に引き続き、「それは何?」「それはどこ?」などの簡単な疑問文が9割を占めていて、とりあえずお前、なんか一言でも建設的なことしゃべったか?と逆にこっちが質問したくなるくらいです。

他の仲間たちも薄くて、「黒人」「イギリス人」「アジア系」など人種の違いくらいでしか差別化ができていません。一応のヒロイン・テレサも全然何考えてるかわからないですしね。

これで主人公チームに感情移入しろって言う方が無理な話です。
目的もなく走り回ってる彼らより、病気を治そうとしてるWICKEDの方がマジでいい奴らなんじゃねーの? と思っちゃう人も多いのでは?

最終作となる次回作"The Death Cure(原題)"では、WICKEDとは一体なんなのか? フレアウィルスは一体なぜ広まってしまったのか?などなど、シリーズ通しての謎が「ある程度」明らかになります。

しかしここまで1年1本のペースでリリースされてきたシリーズの最終作の公開予定は、なぜか再来年の2017年。

なんで!? みんな内容忘れちゃうよ! ていうかその間に興味なくしちゃうよ!

こういう子供~若者向けのSFアクションは鮮度が命だと思うんですけど。

本当に迷路の中をさまよっているのはトーマスたちじゃなくて、この映画の制作陣の方だったりしてね。



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

  • 2016/03/06 (Sun) 00:54
    適当な人 #VSJWJAGY - URL
    No title

    ワールド・ウォーZはトム・クルーズでなくて、ブラット・ピットが息子の為に作った映画で、製作と主演はブラット・ピットです。

  • 2016/03/06 (Sun) 00:59
    UC #- - URL
    Re: No title

    適当な人さん

    ご指摘ありがとうございます! 私ったらとんでもないこと書いてましたね。大変失礼いたしました。訂正させていただきます!

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