ワイルド・スピード SKY MISSION (Furious 7) 感想

このエントリーをはてなブックマークに追加

fe500d4b2f3fcecbaa1c6b67e41dbf19.jpg

オススメ度: ★★★★☆

あらすじ: 前作においてオーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を仲間たちと打倒することに成功し,レティ(ミシェル・ロドリゲス)を取り戻すことに成功したドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)であったが彼女の記憶喪失は戻らず,レティとの関係に苦悩する。

そんなある日,ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)の勤めるDSS本部が何者かによって急襲され,ホブスは大怪我を負う。
その相手の名はデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)。そう,彼はオーウェン・ショウの実の兄であった。

彼の目的は,弟の復讐。
デッカードはドミニクの一味であるハン(サン・カン)を殺害し,さらにドミニクの自宅に爆弾を送りつけ木っ端微塵に吹き飛ばすなど,様々な方法でドミニクを追い込んでいく。

これ以上の犠牲を出さないため,デッカードに戦いを挑むことを決意するドミニク。
そして彼の元に再集結する仲間達。

今,決戦の幕が開ける...

Fast-Furious-7-Movie-Wallpaper_07.jpg

私は元々,映画にはそれなりのストーリーと深みがないと楽しめないと信じ込んでいた人間だったので,実はアクション映画というもの自体があまり好きなジャンルではありません。事実,このワイルド・スピードシリーズも,今作の予習のために前作を観ておいた程度にしか知らないくらいなので。

そのため,基本的にアクション映画に対しては辛口な評価になりがちなのですが,
いやはや,この映画にはやられました。

ストーリーなんてあってないようなものなんですよ。
とにかく悪い奴が主人公の仲間を殺そうと襲ってくるのを,世界中を飛び回りながらやっつける,っていういかにもメガバジェットなハリウッドの大作アクション,っていう感じだし,
台詞回しも,まさにステレオタイプな,いかにも「アメリカ人っぽい」ベタベタなものばっかりで,本来なら観ていて恥ずかしくなってしまうようなものばかりなのですが...

そんなものは全て,この映画のスリリングなフルスピードアクションが吹き飛ばしてくれます。
その派手さもさることながら,何といってもカメラワークが秀逸。
視点がくるくる変わりつつも忙しすぎて何が起きているのかわからないなんていうことは一切なく,爽快感だけが画面上を支配する,臨場感あふれる映像世界は圧巻です。

そして忘れてはいけないのは,この作品はポール・ウォーカーの遺作であるということ。
そのためというのは不謹慎かもしれませんが,今作での彼の演技にはいつも以上の迫力と緊迫感が溢れ,まさに迫真の演技と呼べる素晴らしいものとなっています。

また,出演シーンの半分程度しか撮り終えていない状態でこの世を去ってしまった彼の穴を埋めたのは,なんとポールの実の弟達だっということも話題となりました。一本の映画の中で,一人のキャラクターを演じる人が変わるというのは,いかに自然に見せるかという点で制作サイドにとっても観客にとっても非常に難しい挑戦であったはずですが,今作を通して観て,どこにも不自然さを感じさせなかったのはさすがの一言。

そしてポールの演じたブライアンには,その出番にきちんとした幕引きが用意されているわけですが,
その美しく,そして幸せに満ちたエンディングには,シリーズファンではない私でも思わず涙がこぼれてしまいました。シリーズファンにとってはその感動はひとしおでしょう。

シリーズの大きなターニングポイントとなる今作,シリーズファンでもそうでなくても,見逃す手はない快作です!

関連記事
スポンサーサイト
Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する