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グラスホッパー 若干ネタバレ感想 殺し屋さんにも色々あるのね。

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オススメ度: ★★★


あらすじ


世界有数の人口過密都市・渋谷。

ハロウィンともなれば、人の密集具合は想像を絶するもの。
そんな中に一人佇んでいた女性・百合子(波瑠)は、両親とはぐれてしまった男の子に話しかけられ、その子の両親を一緒に探してあげることに。

しかしそんな折、大事件が起こった。
なんと、薬物の影響下にあった男性が運転する車が暴走し、スクランブル交差点に突っ込んできたのだ。

百合子と男の子の目前に車が迫る。
とっさに男の子を押し出して助けた百合子だったが、自らは車を避けることができず還らぬ人となってしまう。

そしてそのニュースは、一人の男の人生を永遠に変えてしまうこととなる。

男の名は鈴木(生田斗真)
事件を起こした犯人への復讐を誓った鈴木は、事件の黒幕となった麻薬密売組織へ潜入したのだが...

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感想


...えーと、ごめんなさい。頭の悪い私には、最後までこの映画が何の話だったのかわからなかったです。

超がつくほどの売れっ子作家・伊坂幸太郎のミリオンセラーを映画化したこの「グラスホッパー」は、ミステリーかと思いきやそうではなく、複数人の殺し屋たちが共通(?)の敵に倒す道のりでそれぞれの人生と向き合う群像劇となっています。

簡単に言うと、エクストリームな「桐島、部活やめるってよ」って感じなのかな。

麻薬密売組織の首領・石原(石橋蓮司)の陰謀で妻を殺された一般人・鈴木は復讐を狙って組織に潜り込むんですが、特別な力もない鈴木は、直属の上司・比与子(菜々緒)にこき使われてばかり。

しかしその裏では、自分の人生にケリをつけるべく、悪の根源たる石原を殺そうと動いていた殺し屋の鯨(浅野忠信)
さらには石原の依頼を受けて鯨を殺すべく行動するナイフ使いの殺し屋の少年・蝉(山田涼介)がそれぞれの目的を達成すべく事件に交わっていく...っていうお話です。

タイトルの「グラスホッパー」とは英語で「バッタ」という意味。
劇中では「バッタは密集した環境にいすぎると体色が変化して『群集相』という姿をなし、性格まで凶悪になってしまう」ということが度々語られるのですが、正直「人が多すぎてしまったからみんなで殺し合いをしている」みたいな描写はあんまり見られなかったような?

確かに、上で挙げた鈴木、鯨、蝉の三人は何をしたいのか目的がはっきりしているので向かう先がわかりやすいんですが、だというのにこの話の停滞感はなんだろう。

群像劇なので、それぞれ20分で済む話をつなげて2時間の映画にしているっていうのはわかるんですが、やっぱり1人1人のバックグラウンドや人間性を掘り下げるのって、人数が出て来れば出てくるほど難しいんですね。

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子どもの頃に父親から虐待を受けており、自分を守るためにその父親を殺してしまった通称「自殺屋」の鯨は、その事件をきっかけに、相手に自分の目を見つめさせることで自分の罪を思い出させ、自殺へと追い込むという特殊能力を手に入れます。

彼がどうやって能力を手に入れたか、そして自分が自殺させてきた相手に対しての罪の意識と向き合う家庭は描かれているんですが、そもそも彼がなぜ殺し屋になっちゃったかは言及されないので、
「そんなに後悔するなら殺し屋にならなきゃよかったんじゃあ...?」という疑念が最後まで晴れませんでした。

ナイフ使いの蝉は、常に左耳からノイズが流れていて、それを抑えるために人を殺します。そのことによって、自分が生きていると実感ができるんだとか。

彼も完全な狂気に堕ちたわけではなく、唯一の友人と呼べる仕事仲間の岩西(村上淳)に対する人間的な感情を持ってたりするんですが、そもそも何でノイズが聞こえるようになったのとか、何であんな子になっちゃったのとかその辺を描かないとキャラクターに深みが出ないですよね。

鯨を演じる浅野忠信は言わずもがな、蝉役の山田涼介くんも負けず劣らずの存在感を発揮して頑張っていて、
蝉の登場シーンでの大虐殺、そして何と言ってもラストの鯨VS蝉のバトルの迫力は圧巻です。若干グロ注意ですが。

そして主演の生田斗真くんは、「予告犯」の時にも思ったことですが、映画俳優としての凄みが出てきましたね。

普段は自信ありげなイケメンの彼が、「ォファァェ!!」などと叫びながら、ちょっとオーバーサイズのダサめなスーツに身を包んで逃走するシーンには彼の俳優魂を感じました。
意外にももう30歳らしいですが、これからの邦画会をリードする俳優さんとなることは間違いないでしょう。

しかしそんな俳優陣の頑張りもむなしく、結局終盤まで「これ、結局何の話だったの?」という疑問が頭から離れないまま突き進み、ラストでは全然驚きでも何でもない事件の真相が明かされます。

ミステリーではないのでそこに重きを置いていないのはわかるんですが、だって最初の時点から明らかにそうだったじゃん! そりゃ見てりゃわかるよ! っていうレベルのネタばらしだったので逆に驚いちゃいました。

しかしそれを遥かに超えるほど驚かされたのは、鈴木の上司・比与子を演じた菜々緒さんの圧倒的な演技力ですね。
「あいつ、絶対ぶっ殺す!!」「鈴木ィ〜〜〜!!!」と叫び続ける彼女の姿は、麻薬組織の幹部というよりは、今は懐かしいにしおかすみこレベルのなんちゃってSM女王様にしか見えませんでした。

鈴木の携帯にことごとく表示される「フロライン比与子」っていう名前の表記がもう明らかにSM女王のそれっぽくて爆笑してしまいました。見た目は美人なのに演技は破壊力抜群とは菜々緒さん、あなたやりますね。

あの似合い具合だと、本当にSM女王様になったらかなり人気になれるんじゃないでしょうか。
彼女がいるお店だったら、そういうエッチなお店未経験の私だってちょっと行きたくなるかもしれないです。
え、そういう店は貧乏人お断り? し、失礼いたしました...



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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