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1964ears ADEL A10 ファーストインプレッション

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IMG_1092.jpg


KickStarterで出資していた,RealLoud Technologyという新技術を搭載するイヤホン,その名もADEL A10が我が家にやってきました。

このイヤホン,様々な点で市販のものとは一線を画す製品となっています。

①: このイヤホンは各ユーザーの耳型に合わせて作られた,いわゆるオーダーメイド品となっていて,通称でカスタムIEM(イン・イヤー・モニター)と呼ばれています。テレビの音楽番組なんかでミュージシャンが耳につけている物体ありますよね? あれらはこれと同じように各人の耳の形に沿って作られたものなのです。

②: そのようなカスタムIEMは基本的に密閉型の構造となっており,音が生み出す空気圧が鼓膜へ直接加わるために聴覚を傷つけがち。
しかしこのA10が属するADELシリーズは,そのような空気圧を逃すチューブを内蔵することによって鼓膜への負担を減らし,聴覚を保護してくれるという革命的なイヤホンとなっています。

...とこんな感じで,とにかく色々な意味で他とは一線を画すイヤホンとなっています。

一応このA10,私にとっては9個目のカスタムIEMなのですが,一聴して他のイヤホンとは全く異なるものだと実感しました。そのあたりについては音質面で詳しく触れることにして...

では,写真を使って外観と構造について簡単に見ていきましょう!

IMG_1086.jpg


音の出口は4穴。こういうイヤホンでは,音の帯域ごとに音の出口が分かれているのが最近の主流なんですが,
このA10では高域用とADEL用の穴が大きくて,中域と低域用の穴が細くなっています。

IMG_1085.jpg


こちらがフェイスプレート(イヤホンの外面)側から見るADELチューブの外観。
の所は,チューブが自動的にADEL効果を最適な位置に自動調節してくれるセルフ・チューニング・モジュールのみが付属していますが,今後,ユーザーが自由にADELの効果を調節できるモジュールも送ってくれるんだとか。

IMG_1087.jpg


裏側から見たところ。ちょっとわかりづらいんですが,耳の下の部分にあたるところに,なにやら大きめなプラスチックの物体が。これがADELモジュールの本体ですね。

IMG_1084.jpg


そして使用されているドライバ(スピーカー)について。
カスタムIEMでは,密閉された状態で高解像度の音を出すために,もともと補聴器に利用されていたBA(バランスド・アーマチュア)というスピーカーを利用しているモデルがほとんどで,
一つ一つの出力が弱いBAドライバの弱点を補うために,いくつかの数を組み合わせて広い帯域を歪みなく出力できるようにしているのが現在の主流です。

そして,このA10では高域×4,中域×4,低域×2にドライバを振り分け,なんと片耳10個ものドライバが内蔵されています。

写真のドライバは中域用のドライバで,見た目からSonion社の2800シリーズ(2600シリーズのデュアル版)を2つくっつけたものではないかと思われます。

低域用のドライバは,写真では写せませんでしたが,よく見ると"1964 LOW"の刻印が。音からも見た目からも,同じくSonionの3800で間違い無いのでは。

そして高域用のドライバは...実は私,Knowlesの高域ドライバの見分けがほとんどつかないんです。すみません! DFKなんだかSWFKなんだか,私にはサッパリでした。

ただ,どのドライバもデュアルドライバごとに一つずつ穴が付いていたので,JH AudioのSiren Seriesみたいにもともと4ドライバとして作られている特注品とかではなさそうでした。


では見た目や内部構造についてはこの辺にして,
次に音質面のファーストインプレを。ちなみにこのレビューを書いている時点でまだ1時間ちょっと鹿聞いていません。


音:

・音のバランスは高域≒低域≧中域...なのですが,中域は引っ込んでいるわけではなくほぼ完全なフラット
手持ちの中で一番バランスが近いのはUltimate Ears社のUERMですが,それよりも低域がしっかり出ていて,高域の主張もそこまで強くなく,音楽的な聴きやすさも意識したようなかなり絶妙のバランスです。音の質感もUERMほどシャキッとはしておらず,ほんのり柔らかめで聴きやすいです。

・一聴して他のカスタムIEMと違うのは,そのヌケの良さ
普通のカスタムIEMは密閉型という構造上,どんなに高域寄りのバランスにしていてもある程度の閉塞感がぬぐえないものなのですが,
このA10ではその感じがほぼ全くなく,スーッと音が伸びていくので聴き疲れを起こしづらそう。
また,普通のカスタムIEMで感じる音の圧力というか圧迫感を感じないのはADELの恩恵でしょうか。

・音場はかなり広め。横に広いというよりは奥行きのある音場。分解能が他と比べてかなり勝っているので,「今まで聞こえなかった音が聞こえて来る」という驚きは,カスタムIEMを何個か持っているような人でも味わえるはずです。


...と,ファーストインプレはここまで。

これから鳴らしていくとまた印象も変わってくるのだと思いますが,これが$1000で買えたと思うとかなりの大当たりだったのではないでしょうか。

またしばらく使ってみて,詳しいレビューを書いてみようと思いますので,ぜひまたのぞきに来てください!
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