スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Spy (日本未公開) 感想 新コメディクイーンにひざまずけ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

auhsbd.jpg

オススメ度: ★★★★★


あらすじ


CIAのエージェントのブラッドリー・ファイン (ジュード・ロウ) は、スーツケース型核爆弾の隠し場所を唯一知るティホムイル・ボヤノヴを捕まえるという任務でブルガリアはヴァルナへ赴いていた。

彼のパートナーは、ぽっちゃりした女性のスーザン・クーパー(メリッサ・マッカーシー)
彼女の仕事は現場に出ることではなく、ワシントンD.C.にあるCIAのオフィスから現場の状況を分析し、ファインのサポートをすることだ。

ボヤノヴの元へたどり着いたファインだったが、アレルギーによるくしゃみのせいで、誤ってボヤノヴを撃ち殺してしまう。

核爆弾の手がかりは失われたかのように見えたが、その後CIAはボヤノヴの娘レイナ (ローズ・バーン)が彼女の父親の爆弾の隠し場所を知っているかもしれないとにらみ、ファインに彼女の家へ潜入させる。

しかし、スーザンがオンラインで見ている中、ファインはレイナによって射殺されてしまう。
それどころか、レイナはCIAエージェント全員のデータを持っていて、誰を潜入捜査させようとしても無駄だというではないか。

さらに、CIAの調べによると、レイナはその核爆弾をとある組織に売ろうとしているのだということが明らかになる。

レイナを止めるべく行動を開始するCIAであったが、全エージェントの身元が敵にバレている以上、敵地に送り込む人間を新たに探さなくてはならない。

それを知ったスーザンは、今まで影のサポート役だった自分ならば身元が知られていないだろうと、エージェント役に立候補するのだが...

qihksbdj.jpg

感想


みなさんご存知の通り、2015年度はスパイ映画の年です。

現在だけでも「ミッション: インポッシブル」「キングスマン」「コードネーム U.N.C.L.E.」などの大作が公開され、
今後も12月には言わずと知れた007シリーズの「スペクター」、1月にスピルバーグ×トム・ハンクスの「ブリッジ・オブ・スパイ」が公開になるなど、とにかく盛りだくさん。

そのほとんどが高い評価を受けている作品ばかりで、映画ファンにはたまりません!

そんなスパイ映画ラッシュの中で公開された今作もそのうちの一つ。
そのタイトルは、なんと「Spy」

ど直球!! つまりこれは超王道なスパイアクションを期待していいんですね!

えーと、主演は...んん? 「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」のメリッサ・マッカーシー!?
悪役には「ブライズメイズ」や「伝説のロックスター再生計画!」のローズ・バーン
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」「アニー(2015)」のボビー・カナヴェイル!!??

そして監督はこれまた「ブライズメイズ」のポール・フェイグですって???

...はい、映画好きな人はこの辺りでお分かりですね。
この「Spy」、まさかまさか、ゴリゴリのコメディ映画なのでした。

qwahubdv.jpg

そう聞いたら、「あれ、なんだよただのパロディちっくなまがいもんか」とがっかりする人もいるかもしれませんがご安心を。
新コメディ女王のメリッサ・マッカーシーとポール・フェイグ監督がタッグを組んだら、普通で退屈な映画ができるわけがないんです。

まずメリッサ・マッカーシーが演じる主人公・スーザンの設定からして斬新です。

物語はブルガリアのお洒落なパーティから幕を開けます。
そこで高そうなスーツを着こなし、優雅にシャンパンを飲んでいるのはおなじみジュード・ロウ演じるスパイのファイン。

彼がパーティ会場にある秘密の抜け道を抜けていくと、そこにはスーツケース型核爆弾を隠し持っている悪の親玉、ボヤノフの姿が。
追い詰められているくせにベラベラと自分の恐ろしさを語り続けるボヤノフを、ファインは撃ち殺してしまいます... アレルギーによるくしゃみのせいで。

突然の出来事すぎて、善良な観客の皆さんは度肝を抜かれることでしょう。
そして次の瞬間には、「ヴォッフォ!!」と吹き出していることでしょう。

そこでやっと登場するのが、主人公・スーザン。
彼女のお仕事は、現場で働くエージェントを、オフィスで現場のマップを見ながら手助けすることです。

的確すぎる指示でファインを無事帰還させるスーザンですが、素晴らしい状況判断能力を持ちながらも、外見や体型のせいで自分にイマイチ自信が持てずにいます。

しかしそんな彼女に転機が訪れます。
なんと、パートナーのファインが、ボヤノフの娘・レイナに射殺されてしまったのです!

そこで太っちょでダサいスーザンが、彼に代わって捜査を引き継ぐことになっちゃいます。
スマートでスタイリッシュなイメージとはかけ離れた、新時代のスーパースパイの誕生というわけです。

ausgdbc.jpg

こういう映画の場合って、見た目をバカにされている主人公が、さらに頭も悪そうなおバカな行動を繰り返して、それが偶然いい方向へと向かうことで結果、主人公は「見た目がダメでも、できることはあるさ!」みたいに嘲笑半分で周囲から認められる...っていうのがパターンじゃないですか?

でもこの映画でのスーザンは違います。
彼女のボスに言わせれば「どっかのホモ嫌いなおばさん」みたいな見た目の彼女は、その自信なさげな振る舞いからは想像もできないくらいに「できる女」なんです。

パリからローマ、さらにはブダペストまで世界中を駆け回って調査を進めるスーザンは、その重たそうな見た目からは想像もできないほど軽快なアクションとバイクや車の運転技術、そして内勤で培った状況判断能力を駆使し、どんどん敵を追い詰めていきます。

それらアクションシーンのまた本格的なこと! 洗練された格闘術で敵のタ○キンを蹴り上げるスーザンの姿に女性陣は勇気をもらえるのでは(???)
今コメディ映画を観ているのだということをすっかり忘れてしまう瞬間もあるほどです。

その中にスマートに、でもどこまでもお下劣に組み込まれたギャグは一つ一つがどれも強烈なインパクトを残してくれます。
ゲストで登場している、みんな大好きジェイソン・ステイサムの存在もいいスパイスとして機能していますね。

死体にゲロを吐くスーザンや、ウ○コ入りのケーキを食べて戻すCIAの女性スタッフ、そしてスーザンVSステイサム(もはや役名じゃない)の悪口合戦などのベタなギャグも、笑いの大津波を巻き起こしながらも決して物語の流れを止めることはありません。

もうとにかくね、メリッサ・マッカーシーの出ているシーンの全てが。
スーザンVS謎の女スパイのキッチングッズを使ったバトルも、悪役レイナのセキュリティガードを罵倒して泣かせる姿とか、各国でさせられるダサい変装まで、もう全てが最高なんですよ。

遅咲きなこの新コメディ女王は、自虐になんて走らなくたって笑いを取る方法を知っているんです。
彼女の勇姿を見ていると、天下のジェームズ・ボンドがただのもやし野郎に見えてくるほど。2時間10分の上映時間なんて一瞬にして過ぎ去ってしまいます。

ポール・フェイグ監督とメリッサ・マッカーシーのコンビはコメディ映画界の救世主と言って差し支えがないはず。

どれだけ観ても観足りない、2015年最強のスパイ映画「Spy」は現在日本公開の予定無し。なぜ!!!!!

この完成度と、作品に寄せられた評論家たちの評価から考えると、アカデミー賞を受賞してしかるべき作品であると思います。

それからでも許してあげるので、どこの配給会社さんでもいいから必ず劇場公開してください! こんなに面白くて、しかも世界的なヒットになった作品が日本でだけ見過ごされちゃうのは本当にもったいないから。



関連記事
スポンサーサイト
Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

2016/11/29 (Tue) 13:58

Spy (日本未公開) 感想 新コメディクイーンにひざまずけ! - きままに生きる 〜映画と旅行と、時々イヤホン〜

http://www.valras-plage.net/antlerx-review/ - http://www.valras-plage.net/antlerx-review/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。