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ハーモニー ネタバレあり感想 みんな中二病になぁれ。

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オススメ度: ★★★☆


あらすじ


2019年、アメリカ合衆国で発生した暴動をきっかけに全世界で戦争と未知のウィルスが蔓延した「大災禍(ザ・メイルストロム)」によって従来の政府は崩壊し、新たな統治機構「生府」の下で高度な医療経済社会が築かれた。

そこでは、社会のために健康・幸福であれと願う世界が構築された。
誰もが隣人や家族には優しく接し、人と同じ生き方をすることが美徳とされる新世界。

人民は皆等しく"WatchMe"と呼ばれる体内監視システムを体に埋め込まれ、大人になると同時に機能するWatchMeによって自らの社会貢献度、健康度などを全て生府によって監視されることが義務付けられていた。

ザ・メイルストロムから半世紀を経た頃。
女子高生の霧慧トァン(沢城みゆき)は生府の掲げる健康・幸福社会を憎悪する御冷ミァハ(上田麗奈)に共感し、友人の零下堂キアン(洲崎綾)と共に自殺を図ったが、途中で生府に気付かれ失敗し、ミァハだけが死んでしまう。

その13年後、WHO螺旋監察事務局の上級監察官として活動していたトァンは、ニジェールの戦場で生府が禁止する飲酒・喫煙を行っていたことが露見し日本に送還されてしまう。

誰もが人と同じことに満足を覚える国...
ミァハが憎み、自分も嫌いだった祖国・日本に戻ったトァンはキアンと再会し昼食を共にするが、そこでキアンは「ごめんね、ミァハ」という言葉を残し自殺する。

衝撃を受けるトァンの元に、さらなる衝撃のニュースが。
なんとキアンが自殺したのと同時刻に、世界中で6,000人以上の人々が一斉に自殺を図る同時多発自殺事件が発生したというのだ。

謹慎を特別に解かれ捜査にあたるトァン。果たして、この謎に包まれた事件の真相は...

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感想


みなさん、世間でよく言う「中二病」って患ってた自覚ありますか?

私は夢を見るにはちょっと手遅れな24歳のおっさんなんですが、今でも「中二病」を患っていると思っています。
洋楽ばっかり聴いてますし、売れたアーティストに対して「自分は売れる前から好きだった」とムキになりますし

何より、未だに人と同じでいることにすっごく抵抗があるんですよ。

スーツ姿で毎日満員電車に乗って、たまの楽しみといえば同僚とお酒を飲んで職場の愚痴を言ったり、休日に家で寝ることだったり。
外出先でスーツ姿のサラリーマンを見るたび、未だに「自分はそういう人にはなりたくない」とか「自分は将来夢を叶えて、アメリカかオーストラリアでスーツに縛られずに働くんだ」とか最低で頭悪いことばっかり考えてますからね。自分でもダメ人間だなあと思います。

そんな私にとって、この「ハーモニー」は個人的にとっても共感できる作品でありました。

物語の舞台は、人類が一つの大きな管理システムによって健康・社会への貢献度などを管理されている近未来。
それってつまりは、自らの人生を全て国家に監視され、生府の思う「優良な」市民でいることを強制されちゃう時代とも言えるわけです。

主人公の霧慧トァン(沢城みゆき)はそんな無個性な世界を嫌って故郷・日本を飛び出し、「WHO螺旋監察事務局」という難しい名前の組織で世界中の紛争地域を飛び回っています。

個性を殺し、人と同じ服装、生活様式に則って生きることが美徳とされる世界の流れに逆行するようなトァンの生き方に影響を与えたのは、トァンが学生時代に出会った少女・御冷ミァハ(上田麗奈)

ちょっと異常なくらいに頭が良買ったミァハが目指していたのは、"WatchMe"に支配されることない世界。
人々の病気も怪我も無い、不自然な健康主義な世界への反乱として、ミァハはトァンと零下堂キアン(洲崎綾)に、3人一緒に自殺をしてみせることを提案し、ミァハの思想に心酔していた2人は、その計画を実行に移します。

しかしその計画もなぜか生府に気づかれ、未遂に終わった...はずでした。ミァハを除いて。
トァンとキアンは発見が早かったために一命を取り留めましたが、救出の遅れたミァハは命を落としてしまいます。

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とにかくこの映画、世界観の複雑さが半端じゃありません。
物語のキーになる"WatchMe"の機能だったり、敵となる組織の名前一つとっても(「人ショーウインドウ対戦ウイルス組」とかそんな感じじゃありませんでした?)まで、とにかく設定を覚えるだけでも一苦労。

そのためか、120分という上映時間のほとんどは解説的で難解なセリフで埋め尽くされています。これを冗長だと感じてしまう人もいるかもしれません。

ちなみに文系で科学的な知識が皆無な私は、途中でセリフのディテールをまともに覚えようとすることを諦めました。
とりあえず覚えておかないといけないのは、

①"WatchMe"のせいで無個性な世界になっちゃってる
②裏組織が、無個性を突き詰めてもはや人間が意志を持てない世界(ハーモニー)を作ろうとしている

くらいのことだと「私は」理解しました。劇中で散々使われてた専門用語は99%が頭から抜けてます。おバカですみません...

そんな複雑な舞台設定も手伝って物語の展開は全く読めないし、劇中で披露される銃撃戦のシーンなどはかなりの迫力と緊迫感で観客を飽きさせません。最初の方はグロ注意な部分もありますが。
特に衝撃的な展開で幕を閉じるラストシーンは必見です。

そんな感じで、少々分かりづらい部分はありつつも、そんなのは自分の脳内補完でなんとかすれば一本のエンタメ作品としてかなり楽しめる作品です。個人的にはとっても好みだったこの「ハーモニー」ですが、一点だけうーん...な点も。

ミァハの思想に心酔していた少女時代のトァンと、自分を理解してくれる人がトァンだけだったミァハはお互いを求めるあまり、性的な関係に陥っています。

...うーんと、別に同性愛を否定するつもりは全くないんですよ!
でもミァハの思想ってある種、新興宗教的な側面もあるわけじゃないですか?
宗教と性は良くセットで描かれることが多い気がしますが、私個人の考えとしては、「鶏が先か、卵が先か」みたいな話になっちゃうので好きじゃないんですよね。

今作で言うと、トァンはミァハの思想に傾倒しすぎてミァハ本人のことを性的な意味で「自分のものにしたい!」って勘違いしちゃったのか、それともミァハ本人にもともと性的な興味があったせいで、ミァハの思想がこの世の全てだと自分に言い聞かせてたのかどっちなのかわからなくなっちゃったような気がします。

まあアニメ映画なので「ファンサービスで入れてみました」くらいの気持ちで入ってるのかもしれないですけどね。
百合百合しいの自体は...嫌いじゃないですよ(照)



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

  • 2015/11/24 (Tue) 15:08
    #qNXjQhIg - URL
    No title

    原作小説を読むことをオススメします。
    原作は同姓愛要素はほぼ無いですし、ミァハの思想も中二的ではなく幼少期の原体験に由来する思想になっていました。
    安直に中二スイーツ映画にしちゃった監督が馬鹿。

  • 2015/11/24 (Tue) 15:52
    UC #rchSPujk - URL
    Re: No title

    コメントありがとうございます!

    小説はもっと設定や描き方が違うんですね。今度読んでみようと思います!

    そういえば映画でのミァハも幼少の頃の体験が現在の行きすぎた思想に繋がっているという説明がされてましたね。

    映画自体は面白かったんですが、設定が色々複雑で説明的なセリフに埋め尽くされていたのと、最後の百合シーンで頭がごっちゃになっちゃいました(笑)

    私はこの映画を観るにはおバカ過ぎたのかもしれません...

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