Re:LIFE ~リライフ~ (The Rewrite) 感想 生徒は食い物じゃありません

このエントリーをはてなブックマークに追加

bajsddc.jpg

オススメ度: ★★☆


あらすじ


かつて「間違いの楽園」という作品でアカデミー賞を受賞するも、その後15年間はヒット作を生み出すことができず、今となっては時代遅れの脚本家としてどの映画会社からも仕事をもらえなくなってしまっていたキース(ヒュー・グラント)

妻子にも愛想を尽かされ、今や電気代すら払うことができず、人生どん底の彼。

そんな彼にある仕事の依頼が入ってくる。それは、ニューヨーク郊外の大学で脚本の授業の講師をしてほしいというものだった。

昔から学校が嫌いで教師などやりたくないとごねるキースだったが、生活のために仕方なくその仕事を引き受ける。

最初は常に酒浸り、ファーストフード店で出会った大学の生徒と性的な関係を持ったりと堕落した生活を送り、
肝心の授業に関しても、生徒の事前課題を一切読まずにルックスだけで受講生徒を選んだり、最初の授業時に1か月間の休講を言い渡したりとやりたい放題。

しかし教師としての仕事にやる気も責任感も持てずにいた彼も、子育てしながら復学したホリー(マリサ・トメイ)をはじめとして真剣に脚本作りに向き合う生徒たちと接するうちに、心に変化が現れ始め...

uagdkjsbc.jpg

感想


出ましたよ、よくあるアメリカの「ほっこり系」ヒューマンドラマ。

主人公は昔はすごかったのに今はダメダメなおっさんで、でも偶然舞い込んできたチャンスで子どもor若者に出会って、恋愛しながら人生を取り戻してくっていう話。
今年だと「ヴィンセントが教えてくれたこと」なんかが近いでしょうか。あっちは恋愛要素はほとんどないですけどね。

「Re:Life」という、いかにも人生再生計画的な匂いがプンプンするタイトルが付けられた今作も、そのパターンに思いっきり乗った作品となっています。

映画の脚本家をしている主人公・キースは15年前に「間違いの楽園 (Paradise Misplaced)」という作品を大ヒットさせて以来ヒット作を生み出せておらず、現在は文無し、妻子にも見捨てられ、電気代すら払えないような貧乏生活を送っています。

とにかく何でもいいから仕事がほしいキースの元に、ようやっと仕事が舞い込んできます。
それは、ニューヨークの郊外にある大学で、脚本の授業をやってほしいというもの。

念願の仕事が手に入ったキースでしたが、学校が嫌いだった彼は、大学に入ってからも「大事なことは教室では教えられないだろう」などと他の教員に悪態をついたり、ファーストフード店で出会った若い学生カレン(ベラ・ヒースコート)と出会ったその日に寝たりなど、最初からとんだダメオヤジっぷりを見せつけてくれます。

生徒選びも、女子は美人、男子はイケてなさそうな顔の子を選んで、事前課題の作品は全く読んでいなかったり、いやいやキースのやる気のなさもアレだけど、大学側の管理システムも適当なんじゃねーの? と思わされちゃいます。

特に初めての授業で、授業内容を全く考えておらず出席で時間稼ぎをしようとしている姿は痛々しくて見て入られませんでしたね。
それで90分くらいも持たせられるわけねーだろ! もうやめてイタイから...ってなっちゃいました。

iwdhksucj.jpg

しかしそんな堕落した日々も長くは続きません。
学部のこわーいお局先生ウェルドン教授(アリソン・ジャネイ)に普段の授業態度は当然筒抜け。

彼女のお叱りを受けて渋々生徒たちの脚本を読み始めたキースは、「あれ? 意外と面白いじゃないか!」と気づいたことから授業にも熱が入り、生徒たち一人一人に脚本についてのアドバイスを始めます。

こういうアメリカ映画では、ラストの方で新たな人生に目覚めた主人公がなぜか大きな会場でスピーチをすることになり、感動のお説教を開始するのがパターンなのですが、この映画の舞台は大学です。そして、主人公のキースは講師とはいえ先生です。
つまり、もうお分かりですよね? そう、毎週がスピーチタイムというわけです。

ということで、普通の映画以上に自分の過去や脚本家としての人生についてなどの「感動的な」お説教を連発するキースですが、まあ一回ならまだしも、こういうのって何回もやられるとちょっと冷めますよねっていう部分は否めなかったですね。

そしてキースは、自分の授業を受けている大学復学中のシングルマザー、ホリーとだんだんと恋に落ちていきます。もうお決まりですね。

しかし、最初の方で未成年の学生と性的関係になったせいで大学をクビになりかけたのに、また懲りずに生徒に手を出す気かよ、と。
年齢が自分と同じくらいならいいって問題でもないんじゃねーの? とツッコミたくなったのは私だけなんでしょうか?

確かにヒュー・グラントやマリサ・トメイなどのメインキャストに加えて、学部長役として今年オスカーを受賞したJ. K. シモンズが出演していたりなど、豪華にして技巧派なキャスト陣が生み出す優しい世界観、時間がゆっくり流れる田舎の大学の風景などはとっても魅力的。

それなりに笑える部分もありますしね。
スターウォーズ大好きな男の子だったり、様々な映画の出演者をイジってみたりなど、映画好きな方には特に笑えるシーンも多いかと思います。

なので、こういうパターン化されたヒューマンドラマに癒されたいという方にはとっても好まれそうな作品だと言えますね。
ただし「斬新!」とか「今まで見たことない!」という衝撃度はほぼゼロなので、何か新しいものを求めている人には微妙な評価に終わってしまうかもしれません。



関連記事
スポンサーサイト
Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する