orange -オレンジ- 感想 青春はイタいもの?

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オススメ度: ★★


あらすじ


高校2年生の高宮菜穂(土屋太鳳)は、ある日カバンの中に封筒が入っていることに気がつく。

気になった菜穂が封筒を開けると、そこには10年後の自分から手紙が入っていた。

「過去の後悔を消してほしい」と言って、自分のやるべきことについての指示が書かれた手紙を最初は訝しがっていた菜穂だったが、そこに書かれていた出来事が次々に現実となる。
東京から転校生の翔(山崎賢人)がやってくることや、球技大会の日に彼のことを好きになること。

手紙の内容を信じ始めた菜穂が手紙を読み進めていくと、そこには衝撃の事実が書かれていた。
なんと、翔が1年後に死んでしまうというのだ。

菜穂は後悔しないため、そして翔を救うため、翔のサッカー部仲間・諏訪(竜星涼)を始めとするクラスの親友たちとともに、最高の高校生活を送ろうと決めたのだが...

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感想


2015年は少女マンガ原作の当たり年だと思います。
個人的には今まで避けていたジャンルだったのですが、今年観た「ヒロイン失格」も「俺物語!!」も驚くほど面白くて、少女マンガもいいもんだなあ、なんて考えを改めつつあったくらいです。

そんな中公開された「orange -オレンジ-」もその流れを汲んだ作品。
親友を死の運命から救い出すべく、10年後の自分から届いた手紙に書かれたミッションをこなしていくという青春ドラマとなっています。

主演はテレビドラマ「まれ」の主演コンビ! しかもマンガはどこの書店に行っても平置きしてあるくらいの人気作! 読んだことはないけど! これは期待できるぞぉ!! ...なんて思ったのも束の間。

この映画、リア充高校生たちの青春の日々を描いた作品だというのに、物語の雰囲気は終始暗め。
それは死の運命を背負った今作のヒロイン的男の子、が抱えるトラウマの大きさに起因するものなのかと思いきや、そういうわけでもなさそうです。

翔の転入をはじめとして、書いたことが次々と本当に起こる手紙が本当に10年後の自分からのものだと信じることにした主人公の菜穂は、翔を救うため、そして自分も後悔しないために「球技大会のソフトボールで代打を引き受けること」「翔にお弁当を作っていくこと」など、手紙の指示を実行に移していきます。

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その演出のどれもが、まあワンパターンで仰々しいこと。
もともと地味で大人しい性格の菜穂にとって、人前に出たり好きな人に想いを伝えることは心臓麻痺を起こしそうなレベルの大事件なわけです。

だから野球の代打を引き受ける時には、「このまま断っちゃ、一生後悔しちゃう...」と5分間くらい悩んだ末、他のクラスメートが引き受けることになった直後になってから「待って!! 私...やるよっ!!!」っと深刻すぎる表情で叫んだり、

翔にせっかく作ったお弁当をなかなか渡せず、結局放課後の別れ際になってから、まさに帰るところの翔の背中に「かけるッッッ!!!! 待って!! 私...お弁当作ってきたの!!!」とこれまた超深刻そうに叫んだり。

もうどんな些細なことでも高層ビルの40階から飛び降りるのと同じレベルの深刻さでやられちゃうもんだから、観ているこっちは感動よりも笑いの方がこみ上げてきちゃいます。
大丈夫か、この子。現実で、代打やるだけであんなに死にそうな顔で叫ばれたら、「あ...いや...そこまで深刻にならなくても大丈夫だよ...」とちょっと引いちゃうこと間違いなしだと思いますが。

菜穂を演じる土屋太鳳ちゃんは「るろうに剣心」や「図書館戦争」に出ている姿を見て、普通に演技の上手い子だなあと思っていたのですが、今回は完全にやらかしちゃってましたね。
予告編でさんざん見せられた、「見てるから、翔のこと」というセリフの時点でああ、ちょっとやばそうだなあとは感じていたのですがここまでキツいとは。
このキャラ作りが監督の指示だとしたら、キャラ作り間違えてるんじゃないですか、と言いたくなりました。

そんな仰々しくて痛々しいセリフのオンパレードな演出がラストまで続くので、途中から「ああ、ちょっと休憩いいですか...ていうかもうギブ...」となってしまう大人の観客も多いはず。

ただ、そういうイタさこそが青春の醍醐味だろうと考える人が多いのも事実みたいです。

というのも、私は今回、珍しく友人(女子)と一緒にこの映画を観に行ったのですが、彼女は上映中ひとしきり号泣し、劇場を後にした後、「高校時代思い出した〜」などとぬかしておりました。

あんたねえ、美男美女が揃う仲良しグループでこんな高校生活を送っていたんだとしたら...それはもう、イタいよりも普通に羨ましいじゃねえかぁぁ!!!
この映画を観ながら終始「ああ、キツいなこいつら。アッハハハ!!」と終始爆笑していた私とは住む世界が違いますか、そうですか。

ああ、リア充になりたい人生だった... そしたらこの映画、もっと共感して泣けてたのかしら。くぅぅ、後悔!!




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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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