素人感丸出しの映画ブロガーが選ぶ、2015年の映画ベスト10

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マッド・マックスにジュラシック・ワールド、さらに年末にはスターウォーズにロッキー(クリード)まで!
現在の映画界の基盤を築いたと言っても過言ではない歴史的名作達が華麗すぎるカムバックを果たし、世界中の映画ファン達を熱狂の渦に巻き込んだ2015年ももう終わり。

そんな豊作の一年だったゆえに、今年のベスト10は悩みに悩みました。
今年観た本数は...ちゃんと数えてないですが、映画館で観たのが160本くらい? 劇場で見逃してDVDで観たのが50本とか。思ったより少ないですね。

そんな中から悩んで悩んで、やっぱり2015年最大の事件とも言える「スターウォーズ」と、個人的に一番楽しみにしていた「ストレイト・アウタ・コンプトン」を観てから結論を出そうと決めたために発表が遅れてしまいました。

しかし今考えれば、その判断は大正解だったな、としみじみ感じます。その理由は後ほど...

では早速、激動の2015年を彩った最高の10本を振り返っていきましょう!!

ちなみにそれぞれの作品は、タイトルをクリックすると感想記事に移れるようになってますので、よろしければぜひ。







「マッドマックス」では女性が組織のリーダーとして戦闘車を乗り回し、「スターウォーズ」で女性主人公がライトセーバーを振るというフェミニズム全盛の今。

2年間という長い期間、寺での暮らしを経験してようやく夫と離縁できるという不遇な時代を生きた女性たちの苦悩を時に優しく、時に冷酷に描き出した今作は、ハリウッドとは違う形で日本流のフェミニズムを時代劇というフォームを使って華麗に描き出した作品となっています。

異常なほどテンポの良い軽快な台詞回しから放たれるのは、江戸から時代を超えて受け継がれるジャパニーズスピリットに満ち満ちた、笑いと愛のあるセリフたち。

大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりという三人の天才俳優たちの手にかかれば、彼らの口を突いて出るセリフの全てが歴史的な名ゼリフに聞こえてくるのだから不思議です。










メリッサ・マッカーシーとポール・フェイグ監督のコンビは無敵なのか!?

「ブライズメイズ! 史上最悪のウェディングプラン」以降タッグを組み続ける、現代コメディ映画界の最強コンビが送る新作"Spy"は、今年最高のコメディ映画であると同時に、なんと今年最高のスパイ・アクションでもあったのです!

CIAのエージェントをオフィスからサポートするのが仕事だった、地味で太っちょな女性ミーガンが、ひょんなことから現場エージェントに! 世界で一番ありえないエージェントが世界を救う...という設定からして心惹かれます。

物語の中に自然に、そして緻密に仕掛けられた笑いの罠は、何回はまっても物足りないほど。腹の底から笑えるコメディ映画に出会ったのは久しぶりでした。日本でも早く公開して〜!









どこにでもある日本の田舎の風景を、是枝裕和監督以上に美しく撮ることのできる監督はいないでしょう。

諸行無常の世の中。変わり映えしない毎日も、その一瞬一瞬に特別な「アレ」が溢れているということを教えてくれるのが「海街diary」。

綾瀬はるかを始めとする四姉妹が暮らす一軒家を長年見守ってきた梅の木、彼女らが毎年一緒に漬ける梅酒には監督の思いが凝縮されているよう。
恋に仕事に、そして家族の問題に悩みながら、でもそれらを一緒に体験してくれる、そばにいてくれる人は常に移り変わっていくのです。あと何回一緒に梅酒をつけられるかはわからないけど、今一緒にいるこの瞬間を大事にしたい。

残酷だけど、だからこそ美しい。
そんな日常の風景が心を打つ、ほぼ完璧なヒューマンドラマとなっています。








労働基準法を守らず、従業員に長期労働を課す企業が「ブラック企業」なんてキャッチーな名前を手に入れてはびこる2015年、「労働基準法なんて気にしていて、企業が存続できるほどの利益をもたらすことはできるのか?」というのは一つの疑問であるわけです。

そんな疑問に一つの答えを提示したのが「ナイトクローラー」。

学歴はないが、お金を稼ぎたいという意欲と上昇志向に満ち溢れた主人公・ルー(ジェイク・ギレンホール)は、事故/事件現場を専門に撮影するカメラマンとして頭角を現し、最終的には自分で大事件を故意に引き起こし、スキャンダルを生み出すというありえない行動に出ます。

ルーは完全なるサイコパスですが、それこそがキャリア形成において真に爆発的成功を収める近道だと結論づけたこの作品は現代社会の闇を生々しく描き出した、最「恐」のお仕事ムービーとなっています。








アレハンドロ・イニャリトゥ監督がまたもやってくれました。

「ゼロ・グラビティ」の撮影監督エマニュエル・ルベツキとタッグを組み、驚異の長回し風映像を全編にわたって使用した斬新すぎるアイデアでオスカー作品賞を射止めたのが「バードマン」。

過去に「バードマン」というヒーロー映画で人気を集めた主人公・リーガンが自作自演のブロードウェイミュージカルでかつての栄光を取り戻そうとする話を、初代バットマンであるマイケル・キートンに演じさせるというリアリティのありすぎるキャスティングも見どころの一つです。








2015年の映画界最大のお祭りとなった「スターウォーズ/フォースの覚醒」は、シリーズファンへの敬意とスターウォーズの世界への愛に満ち溢れたSFアクションの傑作です。

懐かしのキャラクターたちが1977年の「新たなる希望」からそのまんま飛び出してきたかのような再現度で登場する瞬間、シリーズファンは涙を止められなくなってしまうはず。

ポップコーンムービーの真髄とは何か。この映画を観れば、きっとあなたにも見えるはず!








'60年代に一つの歴史を作ったバンド・The Beach Boysのフロントマンであるブライアン・ウィルソンの半生を描いた「ラブ&マーシー」では、天才と呼ばれた彼の苦悩を'60年代と'80年代という2つの時代に渡って描き出したミュージック・バイオピック。

'60年代のブライアンをポール・ダノ、'80年代をジョン・キューザックという2人の俳優を使って描き出した手法はむしろ斬新で、
特にポール・ダノの演技は彼のキャリアの中でも最高レベル。世界中の期待を一身に背負い、どんどんとプレッシャーに押しつぶされていくブライアンの様子を、手の震えや目つきなど微細な表現で完璧に演じきりました。

ブライアンの頭の中に流れる音楽を、犬の鳴き声や自転車のベルなどを駆使して鮮明に描いた音楽表現は圧巻。
ポール・ダノによる"God Only Knows"の弾き語りは、原曲を知らない人でも涙腺を刺激されること間違いなし!








とある舞台で、かつて若さの象徴である役柄を演じた女優が、25年後に同じ舞台に出演を依頼されます。しかし今度は、「老い」を象徴する役柄として。

主人公・マリアを演じるジュリエット・ビノシュと今作の監督オリヴィエ・アサヤスの関係をそのまま映画化してしまったかのような「アクトレス」は、女性のみならず人間誰もが持つ「若さ」への執着を、年代の異なる3人の女性の視点から描き出した、舞台風ドラマ作品となっています。

主演女優たちはみな、三者三様の個性的な演技で観客を魅了してくれますが、特筆すべきはマリアのマネージャー・ヴァレを演じたクリステン・スチュワートの圧倒的な存在感。
この作品の演技でフランス版アカデミー賞であるセザール賞を受賞した彼女の演技を目撃するためだけでも充分に観る価値あり!








これまでも数々の名作を生み出してきたピクサースタジオですが、この「インサイド・ヘッド」は最高傑作なのかも。

本編上映前に、一般人の写真を垂れ流しながらドリカムが「ライリー♫ ライリー♫ こっちむーいて♫」と恥ずかしすぎる歌詞を歌うところを無理矢理見せられたり、監督なりに意味を込めてつけられたであろう"Inside Out"という原題があるのに、本編前のコメント映像で監督本人に"Please enjoy 'Inside Head'"と邦題を言わせていたりと色々文句をつけたいところはありますが、本編の出来は完璧です。

11歳の女の子ライリーの頭の中にいる5つの感情(ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ)がライリーの幸せを願い、イマジネーションに満ちた世界を奔走する物語には驚きと感動、そして優しさが満ち溢れています。

しょせん子ども向け? とんでもない! 大人の皆さんはこれを観たら、自分の中のヨロコビとカナシミが爆発しちゃうかもしれませんよ...









このランキングを発表するまでの間で一番最後に観た「ストレイト・アウタ・コンプトン」が、まさかまさかの第1位。

ギャングスタ・ヒップホップの始祖鳥的存在とも言える伝説のグループN.W.A.の始まりから解散までを描いた今作は、音楽ビジネスを語る上では欠かせない要素である名声、セックス、そしてドラッグなどの要素を絡めつつ、音楽の力を信じて偏見と戦い続けた黒人アーティストたちの姿をどこまでもリアルに描いた傑作バイオピックとなっています。

まるでアクション映画かと見まごうほどにシャープで洗練され、緊迫感に満ちたカメラワークも印象的ですが、
何より映画のキーとなる"F*** Tha Police"を始めとする名曲たちが、それらをパフォーマンスする彼らの人生と完璧にリンクしているということに、音楽ファンならずとも涙が止まらなくなってしまうはず。

タイトルのロゴが、下品な言葉や暴力的な表現が使われていることを意味する"Parental Advisory: Explicit Lyrics"に模してあるというセンスの良さも素晴らしい!

そしてもう一つの驚きが、N.W.A.のメンバーを演じるキャストたちが、声も見た目も想像以上にそっくりだということ。
特に実の息子が演じたIce Cubeの演技は迫真です。

あまりに暴力的でダーティな世界を描いているので、オスカーにはノミネートすらされないかもしれません。
しかし、そんな理由でこの名作を埋もれさせるのはあまりにも勿体無い!

真のギャングスタラップとは一体どういうものなのか、音楽バイオピック史上最高傑作かもしれない今作で目撃してください!

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

  • 2015/12/31 (Thu) 00:58
    ラウ・チェン #- - URL
    素晴らしいベストですね!

    はじめまして。

    ストレイトアウタコンプトンは私も待ったかいがあったベスト1に相応しい傑作だと思います!
    元々オウテカやDJクラッシュ、DJシャドウ好きからカンパニーフロウ等のアングラヒップホップにハマり本格的にギャングスタも含めヒップホップ全般を聴くようになりました。
    個人的に2015年公開作品で外せないのは、ストレイトの他に、神々の黄昏、約束の地、さよなら人類、ムカデ人間3、そしてSW等です。
    素晴らしいベスト楽しませて頂きありがとうございました。

  • 2015/12/31 (Thu) 08:35
    UC #rchSPujk - URL
    Re: 素晴らしいベストですね!

    ラウ・チェンさん、コメントありがとうございます!

    お褒めのお言葉ありがとうございます! ブログ更新の活力になります...

    ギャングスタラップの神様N.W.A.の始まりから終わりを描いた「ストレイト~」は本当に素晴らしい映画ですね。
    懐かしの名曲たちが華麗に再現される様子に涙しました。

    ラウ・チェンさんのオススメ作品はSW以外全部観ていないですね... どこかで見つけられたら観てみようと思います!

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