パディントン (Paddington) ちょっとネタバレ感想 マナーがクマを作ります。

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オススメ度: ★★★★



あらすじ


南米ペルーの奥深いジャングル。
イギリスの探検家モンゴメリー・クライド(ティム・ダウニー)は、そこで出会った知性の高いクマたちに英語を教え、友好関係を築いた。

パストゥーソ(マイケル・ガンボン)とルーシー(イメルダ・スタウントン)と名付けられたクマたちは、クライド氏が残していった真っ赤な帽子を宝物とすることを決めたのだった。

月日が過ぎ、甥っ子の子グマ(ベン・ウィショー)とともに仲良く暮らしていたパストゥーソたちだったが、ある日突然起きた大地震によって、パストゥーソが還らぬクマとなってしまう。

家を失い、拠り所を失ったルーシーと子グマ。
その状況を脱却し、甥っ子に新しい家を見つけるべく、彼をクライド氏のいるロンドンへと送り出す。

ある日、大都会ロンドンのパディントン駅へ流れ着いた子グマは、駅で出会ったブラウン一家の家にお世話になることに。

ブラウン家の母メアリーは、子グマを駅の名前にちなんでパディントンと名付けるが...

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感想


かわいいものって、いくら見ても見足りないですよね。

突然何の話かって? いやだなあ、ペルーのジャングルから超おしゃれなハットを被ってやってきた、子グマのパディントンのことに決まっているじゃないですか!

イギリスの児童文学小説を実写映画化したこの「パディントン」では、とっても紳士で最高にキュートな子グマ・パディントンがロンドンの街を大冒険! 「これぞ家族映画!」と力強く叫びたくなる、優しさとドキドキに満ち溢れた作品となっています。

そもそも、パディントンはなぜペルーからロンドンへやってくることになったのか?
ちょっと悲しいお話です。ジャングルで起きた大地震によって、一緒に暮らしていたおじさん、そして住処を失ってしまったからです。

彼に残された頼みの綱は、おじさん達に英語を教え、ほぼ家宝となっていた赤いハットをくれた探検家・クライド氏。
「ロンドンへ来れば、誰もが暖かく迎えてくれるだろう!」というクライド氏の言葉を胸に、ロンドンはパディントン駅へやってきた彼。

しかしロンドンの人々は、彼が想像していたような暖かい場所ではありませんでした。
クライド氏が残していったビデオからロンドン式のマナーを学んだ子グマさんは、駅を行き交う人々に丁寧な挨拶を繰り返しますが、誰も相手にしてくれません。

このままじゃあ、駅で野営をすることになってしまう...
そんな不安が彼の脳裏をよぎる中、たった一人、彼の前に立ち止まってくれる人が現れました。

その女性は、メアリー・ブラウン(サリー・ホーキンス)
ロンドンの一軒家に夫のヘンリー(ヒュー・ボンネヴィル)、娘のジュディ(マデリン・ハリス)とその弟ジョナサン(サミュエル・ジョスリン)の4人で仲良く暮らす彼女は、その子グマさんを駅の名前にちなんで「パディントン」と名付け、一晩の宿を提供するため、自宅へ招待します。

けれど、ジャングル育ちのパディントンに、人間界のルールはとっても複雑!

洗面所のアメニティの使い方がわからず、しまいにはトイレを詰まらせ家中を大洪水にさせちゃったり、
また駅に行った時には、"Dogs must be carried(犬は必ず持ち運んでください)"の表示を「必ず犬を持ち運んでください」だと勘違いして、わざわざどこかから犬を連れてきちゃったり。

おっちょこちょいなんだけど、やることがいちいちカワイイ!!
女性の皆さんなら、映画を観ながら思わず「かわいい〜!!」と声が漏れてしまうこと間違いなしです。

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苦戦しながらもブラウン一家との絆を深め、ロンドンライフを満喫するパディントン。
しかし、そんな彼の平和な生活を脅かす魔の手が迫ります。

彼を付け狙うのは、動物の剥製を集める謎の女性・ミリセント(ニコール・キッドマン)
彼女がイーサン・ハントもびっくりのスパイ道具を使って、ブラウン家の屋根をスルスルと降りてきたり、吹き矢を使って駅の監視員たちを眠らせるなど、インポッシブルなミッションを次々と成功させていく姿には笑いが止まりません。

それ以外にも、パディントンがメリーポピンズよろしく傘で空を飛んだり、アクション面でのワクワク感の煽り方もとっても上手。
夢とロマンに満ち溢れているけれど、決して子どもに見せられないほど危険な描写はなかったりとバランス感覚が絶妙で、お子さんとご両親で一緒になってドキドキを味わえるはずです。

「グランド・ブダペスト・ホテル」などで知られるウェス・アンダーソン監督の手法を彷彿とさせるテンポの良い演出も、気品とおしゃれさに満ち満ちたロンドンの街並みに雰囲気がぴったり!
特に、シルバニアファミリーのお家のように区画が分かれたブラウン家の中を、ユーモアたっぷりに映し出す演出にはついついうっとりとさせられてしまいます。

登場人物たちもそれぞれ魅力的。
上にあげたパディントンと、ニコール・キッドマン演じる悪役のミリセントはもちろんのこと、
「ブルー・ジャスミン」で見せた下町の現実志向な役柄から一転、いつも笑顔で優しく家族を見守るお母さん・メアリーを演じたサリー・ホーキンスを始めとする個性豊かなブラウン一家のメンバーも、最初は煙たがっていたパディントンを家族として好きになっていく様子がとっても微笑ましいのです。

だってみなさん、もし駅に行ったら礼儀正しいクマさんが、「このクマの面倒を見てあげてください」なんて書いたプレートをぶら下げて立ってたらどうします?
私だったら絶対に家に連れて帰りますね。えっ、普通な判断じゃない!? いやいや、この「パディントン」を観たら、みなさんも絶対私と同じことをしちゃうはずですよ。



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