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ザ・ブリザード (The Finest Hours) ネタバレ注意感想 帰るべき場所。

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オススメ度 ★★★



あらすじ


舞台は1952年、アメリカはマサチューセッツ州。

沿岸警備隊員のバーニー(クリス・パイン)は、電話で知り合って付き合っていた彼女・ミリアム(ホリデー・グレンジャー)と、今日初めて顔をあわせる。

実際に会ってから急激に惹かれあっていった2人は、ついに結婚を決意。

沿岸警備隊の掟として、結婚を上司に報告しようと試みるバーニーだったが、その日の海は歴史に残るほどの大荒れ。
真冬の大西洋でブリザードに襲われた巨大タンカーが大破し、船内に32人の乗組員が取り残されてしまったというニュースが入ってきた。

乗組員救出のため、バーニー率いる4人の沿岸警備隊員が海へ向かうが、彼らが用意できたのは、定員たった12名の船だった。
果たしてバーニーたちは、乗組員41人全員の命を救い出すことができるのか...

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感想


「実話に基づいた物語」を売りにしている映画は多くありますが、「事実は小説よりも奇なり」という言葉が示す通り、確かにフィクションの物語よりも波乱万丈で、かつ現実に起こった出来事を描いているのだからリアリティも出せて一石二鳥というわけです。

それが天災ものならなおさら。
意志を持った竜巻が攻めてくるとか(イントゥ・ザ・ストーム)、マヤ人の予言で地殻大変動が起きて世界が滅亡するとか(2012)いう超常現象をはるかに超えた天災よりも、「記録的なブリザードによって船が座礁した」という物語の方が、ずっとリアリティを感じられるというものです。

これが何の話かっていうと、1952年にブリザードで座礁したSSペンドルトン号の救出劇を実写化した今作「ザ・ブリザード」のことです。

定員たった12人の船で救出に向かった主人公の沿岸警備隊員・バーニー(クリス・パイン)が、41人いたSSペンドルトン号の乗組員のうち、なんと32人もの命を救って生還しましたよ、というのが大筋なのですが...

まだこの映画を観ていないというみなさん、もしくは既に観たけど映画を観る前にあまり情報収集をしないというみなさんは観る前から、この映画の製作会社、ご存知でした?
なんと、あの「アナ雪」の(この前置きいるのか?)ディズニーだったんですよね。私、本編直前にあのシンデレラ城が出てきてびっくりしちゃったんですけど。

そんなわけで、作品全体の出来としては、安心安全のディズニークオリティです。
とっても綺麗な映像とCG効果に、それなりのスリルは残しつつも、人が亡くなるシーンには閲覧注意なグロいシーンはなし。そして主人公とフィアンセの甘酸っぱいラブロマンスで締め...と、家族で安心して観られて、最後にはほろりと泣けるよくできたエンタメ作品...

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どうしよう、これで感想終わっちゃいましたわ。

とにかく「普通」なんですよね。確かに面白いんだけど、強く心を動かされるっていうほどではないというか。

主人公のバーニーは、電話でやり取りはしていたものの、実際にはあったことのない彼女と初めて顔をあわせることに。
ハンサムだけどちょっとシャイ、女性に優しくてかつ責任感には溢れるという理想的なイケメンの彼が待ち合わせ先のバーに向かうと、そこには電話口で聞きなれた声をした女性が。

その女性こそ、のちに彼の妻となるミリアム(ホリデー・グレンジャー)
せっかく出会えたというのになんだか恥ずかしそうな彼女は、「実際に会ったら嫌われるんじゃないかって思ってたの。だってあなたはハンサムなのに、私は...」と自信なさげなことを言います。

このミリアムのルックスがまた絶妙なんですよねえ。
美人ていうほどでもないけど、普通よりも見劣りするかと言われるとそうでもないという。さすがディズニー。その辺のキャスティングは目が肥えてますね。

ここから彼らは一瞬にして恋に落ちていき、ついには婚約をするに至るのですが...

ミリアムの行動にフェミニズムの要素を存分に織り込んできたことには、現代人が見ても違和感のないようにという工夫が見られます。
バーニーに逆プロポーズをしちゃったり、女性は立ち入ることがタブーだった沿岸警備隊のオフィスに乗り込んで、バーニーを海難救助のミッションから外すように強気の交渉をしちゃったりする姿には、'50年代の男性社会に対する挑戦的な姿勢が感じられます。女性のみなさんにとってはたまらない演出と言えるのではないでしょうか。

そこから始まる海難救助のシーンはこの映画のメインパートとなるわけですが、普段は嫌われ者の船乗りが船の機材に対する知識を存分に活用して船員の生存に貢献したり、
バーニーの勇気ある行動と海を愛する心が起こした奇跡によって、船の定員以上の船員たちを救出したりと、感動できる要素もたっぷりです。

ありふれた「実話に基づくヒーロー物語」ではありますが、それもディズニマジックにかかれば現代的なスリラーへと早変わり!
実際にあった事件なのに、どこかファンタジックな世界に連れて行ってくれるこの「ザ・ブリザード」を観れば、きっとあなたも荒れ狂う海に差す一点の光を感じられること間違いなし!



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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