僕だけがいない街 極力ネタバレなし感想 正義は勝たなきゃいけないんだ。

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オススメ度 ★★



あらすじ


漫画家としての成功を目指し持ち込みを繰り返すも、「もっと踏み込んだ作品を書かないと」と追い返される日々を送っていた藤沼悟(藤原竜也)は、ピザ屋のバイトをして食いつないでいた。

どこにでもいる平凡な人間に見える藤沼だが、彼には一つ秘密が。
彼の近くで何か事件や事故が起こると、それを自身の力で解決するまで時間がループする現象・再上映(リバイバル)が起きるのだった。

今は母親の佐知子(石田ゆり子)が遊びに来ていた。母親と一緒に買い物に出かけた藤沼だったが、そこで再びリバイバルを体験する。
しかし藤沼には、一体何が間違っているのか、その違和感の正体をつかめない。

母に協力を求めると、母親は幼女の手を握って車に乗せようとする中年男性の姿に気づく。
後から母親に、一体どんなことがあったのかを尋ねると、「少女誘拐事件が、未遂に終わったよ。」とぼそりと呟く。

母親によると、今回の誘拐未遂事件は、18年前に藤沼の地元、北海道石狩市で起きた少女連続殺人事件につながっているのではないかというのだが...

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感想



主人公が自分に課された難題をクリアするまで、何度も何度も同じ時を繰り返す。
この設定は完璧に斬新なわけじゃありません。

日本のラノベ原作、ハリウッドでトム・クルーズ主演で実写化...という驚きの大抜擢で大成功を納めた"The Edge of Tomorrow"もあったわけじゃないですか。
あっちはアクション映画の大作として興行的にも大ヒット、評論家からも高い評価を得たわけですが...

じゃあ、近いことをミステリーでやってみたらどうなのよ、っていうのが今作「僕だけがいない街」。

自分の近くで事故や事件が起こると、自分の力で解決するまで同じ時間を何度も繰り返す再上映(リバイバル)という現象に魅入られてしまった主人公が、何者かによって殺害されてしまった母親を助けるべく、小学校時代に戻って事件の根元を調査する...というSFミステリーとなっています。

そんな不思議な現象に付きまとわれる主人公の漫画家、藤沼悟を演じるのは、みんな大好き藤原竜也。
この映画でも、いつものように藤原竜也が叫んだり、泣いたり、叫んだりします。彼のファンなら感涙必至ものですね!

物語の概要はこんな感じ。
売れない漫画家の主人公・藤沼の元に、地元である北海道石狩市から母親の佐知子(石田ゆり子)が訪ねてきます。
母親と一緒に買い物に行くと、そこでまたリバイバルが発生。自分だけでは原因を見つけられなかった彼が母親に協力を求めると、彼女は幼女を車に乗せようとする中年男性の姿を発見。

後々家に帰り、「今日、一つの誘拐事件が未遂に終わったよ...」という言葉を残したまま、彼女は誰かの手にかかって殺害されてしまいます。なんと佐知子が見てしまった幼女誘拐未遂の男性の顔は、18年前に地元・石狩市で起きた少女連続殺人の犯人の顔だったのです。

犯人に策略によって、あれよあれよと言う間に犯人にしたてあげられてしまう藤沼。警察からの逃亡を図るも、袋小路に追い込まれてしまい...

このくだりがあまりにも不自然で笑いました。
自宅で殺されている母親を発見して自分で救急車を呼び、「リバイバル...起きてくれよ...起きろぉっ!!!」ひとしきり叫ぶ暇があったのに、自分の手に血が付いているのを目にした瞬間、「このままじゃあ俺が犯人にさせられる!」と突然現場から逃げ出すって...怪しい、怪しすぎるだろ! 逆に堂々と現場にいた方が安全だったじゃねーか!

藤沼が警察に捕まりそうになった瞬間、またもやリバイバルが発生!
しかし今回のリバイバルは、数分前に戻るなんて生易しいものじゃなくて...

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藤沼が気がつくと、そこは見慣れた北海道石狩市。
しかも、なぜだか建物も人も大きく見える...これは一体どういうことか?

そう、彼はなんと、少女連続殺人が起こった18年前の石狩市に戻ってきてしまったのです。

そこからの藤沼は、あの連続殺人事件が「起こらなかった」未来を作るべく、仲間たちと動き出すんですが...

ここからの流れは、たしかに時にはドキドキできる部分もありましたが、なんだか圧倒的に説明不足。

「この人なんで突然出てきた!?」「どうしてこうなった?」な展開が連発し、大体決まって「話はあとだ!」とその場はお茶を濁すので後半に生きてくる伏線なのかと思いきや、それらが生かされることがなかったですし、

特に残念なのは終盤の展開ですね。
藤沼に関して、「なんだこれ、あいつあんな目にあったのに、どうしてこうなった!?」という展開が一つあり、そこを気にし始めちゃった時点で話に入っていけなくなりました。

私はこの映画を観たあと、「原作とアニメ版はかなり好評みたいだけど、ほんとに面白かったんか?」とアニメ版を観てみたんですが、
どっからどう見てもアニメ版の方が話が自然でスリリング、ひとつひとつのセリフに重みがあって、4億倍くらいおもしろかったです。

アニメ版とこの実写版では、やっぱり細かい設定や展開、ラストの結末までが違うんですが、
アニメ版を観ちゃうと、実写版の方は無理やり話の展開をタイトルに合わせてドラマチックにしようとしてたように思えちゃいましたね。

主演となる藤原竜也と有村架純も頑張ってたんだと思いますが、いかんせん話の流れがいちいち大げさで、観ているこっちまで「後ろに誰かいるかも...」という恐怖が伝わってきませんでした。うーん...

まあ、あれですね。原作もつい最近閉幕した(らしい)今作ですが、これだけ力をいれて宣伝されるだけあり、話そのものはとっても面白いんだと思います。

漫画、アニメ、実写映画という3つのメディアで展開されていることですし、興味がある方は自分が最も気に入ったものを選んで楽しむのがいいかもしれません。

えっ、私にとって、この実写映画版が一番気に入るものだったかって?
うーん、それはどうでしょうかね。

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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