暗殺教室 ~卒業編~ 極力ネタバレなし感想 卒業、おめでとう。

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オススメ度 ★★☆



あらすじ


1年後に地球を破壊すると宣言しながら、椚ヶ丘中学校の落ちこぼれ学級3年E組の担任となった謎の生命体・殺せんせー

政府から殺せんせーの暗殺依頼を受けたE組の生徒たちは、ターゲットである殺せんせー本人から暗殺術を学びながら思い出を作っていった。

しかし、殺せんせーの正体すら未だ不明なまま新学期を迎え、暗殺のタイムリミットは刻々と近づいている。
そんな中、クラスのメンバーである茅野カエデ(山本舞香)は実は殺せんせーと同じ職種の力を持った暗殺者であり、殺せんせーの手によって殺害された姉の復讐のためにクラスに潜り込んでいたのだという事実が明らかになった。

茅野の攻撃を退けた殺せんせーだったが、もうこうなっては自分の過去の話をしないまま彼らと接することはできないと判断。
ホームルームで明らかになる、殺せんせーの過去。それは、誰もが予想だにしない、衝撃的なものだった...

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感想


少年漫画のクサくてイタい感じが苦手で、
生まれてこの方「少年ジャンプ読んだことない系男子」として生きてきて、みんな大好きワンピースさえ、主人公の田中真弓が「ゴムの〜」って言って体を伸ばす、ということしか知らない私がこの映画を観に行っていいものか...ということ自体もちょっと疑問だったんですが、まあそこはお許しを。

少年ジャンプの人気連載漫画として、合計2,000万部近くを売り上げる大ヒットコミック(すげーな!!)を、
まさかの実写版で映画化してしまった「暗殺教室」の完結編となるこの「~卒業編~」は、ちょっと笑って最後に大粒の涙を流せる、軽快なエンタメ作品となっています。

冒頭でざくっと前作の説明はありますが、基本は前作を鑑賞していないと話がわからないと思います。まあ続編なのでその辺はしょうがないですね。

「私は月の7割を消滅させました。一年後には地球も破壊します」などととんでもないことを言いながら突然現れたタコ似の怪生物「 殺せんせー(殺せん先生だかららしいです)」を、進学校の中でも「"End"のE組」と呼ばれる落ちこぼれクラスのこどもたちが、なんとターゲットである殺せんせー本人から暗殺の術を教わっていく...という物語。

前作から言えることですが、とにかく展開が唐突すぎてついていけないことだらけです。
なんの脈絡もなく、特殊能力を持ったわけわかんない人々が次々に話の流れをぶった切って入ってくるので、少年漫画ノリがわからないおじさんにとっては「なんだなんだ今何が起きてんだ天変地異か!?」なんて、驚くを通り越してポカーンとしてしまうことが多いわけですよ。

今作で言うと、最初の学園祭〜殺せんせーが自身の過去を語り始めるまでのくだりですかね。

学園祭中に謎のスナイパー出てきたー!!...とか思ってたら、彼は暗殺失敗した途端、ふっつーに物語から退場しちゃうし、
その次の瞬間には、それまで大人しくしてたE組の生徒で「殺せんせー」の名付け親でもある茅野カエデ(山本舞香)ちゃんが突如、殺せんせーのような触手を振り回して「人殺し!」「キャハハハハ!! 死んじゃえー!!」と奇声を放ちながら暴れ始めたりと、訳のわからないまま超展開が続くので、ノれない私としてはだんだんと悲しい気持ちになってきちゃったんです。

原作がもともとお好きな方々からすると、「おっ、あのシーンじゃん!」「うまく再現されてんなー」とか興奮できるのかもしれないんですけどね。うーん...

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でもまあ前作もこんな感じだったし、CG感ありありなのになんか生身の生き物っぽい質感のある殺せんせーが自由にはしゃぎまくるギャグシーンはそこそこ笑えるし、まあまあこういう軽いノリのSFファンタジー系のギャグ映画もたまにはいいかなあ、なんて自分を納得させようとしていると...

そうだ、思い出した。これ、完結編なんだった。
ということで中盤からは泣かせ、泣かせ、また泣かせのシーンが延々と続きます。

殺せんせーの壮絶な過去、彼がなぜ中学校の教師となったのか、そして彼を待ち受ける運命...
確かにどれも感動的で、話そのものが面白いのか、しっかり泣けるんですよ。実際、私が観に行った劇場でもそこかしこから鼻をすする音が聞こえてきましたしね。

でも残念だったのは、泣けるシーンのすべてが引っ張りすぎ、いくらなんでも長すぎだったところですね。
とりあえず、泣けるシーンだけはなぜかみんな国語の授業の教科書朗読のような間延びしたセリフの読み方になってたのはなぜなんですか。

さすが「海猿」シリーズの羽住英一郎監督。とにかくクライマックスシーンには泣かせを持ってくるのが大好きなのはわかるんですが、いくらなんでもあそこまで「さあ、ここで泣けよ!」を連発されると、あまりの圧力に押しつぶされそうになっちゃいます。

しかも一つ一つがあんまりにも長いもんで、最初にちょっと感動しても、だんだんとその感情も冷めてきちゃいますよ。私自身、「殺せんせー、なんていい人なんだ、頑張れ...」なんて最初は涙の一つもこぼしかけたもんですが、途中から「このくだりいつまで続くの?」ってなってきちゃいましたしね。

役者さんたちは、良い活躍を見せてくれてた人も多いんですけどね。
特に、実はなんと前作から殺せんせーの声を演じてたということが明らかになった嵐の二宮くんは、やっぱり演技うまいんだなあと感心させられちゃいましたね。だって前作観てても全く気付きませんでしたもん。あっ、スタッフロールでは出てたのか!?でも気づかなかったよ!

あとはやっぱり、主人公のライバル的な殺し屋・カルマくんを演じていた菅田将暉くん。
彼は出る映画出る映画で主役を食いますね。存在感がありすぎて。もう大抵の映画は彼を出しときゃなんとかなるんじゃねーの?と思うくらいの圧倒的な演技力で、物語をグイグイ引っ張ってくれてました。
主人公のHey! Say! JUMP山田くんもかわいさ爆発で、女性陣の中にはもだえ死にしちゃう人も出ちゃいそうなくらい頑張ってたと思うんですけどね。

うーん、原作を知らない、っていうか少年ジャンプ自体を全く理解していない、さらにはジャニーズファンでもないという私にとっては、どこをどう面白がればいいのかわからない感じの作品ではありましたが、最近ストレス溜まっちゃって、「泣ける」映画を探してるんだよねぇ〜、という方にはお勧め出来る作品かもしれませんね。

しかし私、本当に少年ジャンプを読んだことなくて、あの有名な「ドラゴンボール」で知ってるキャラクターも魔人ブゥだけっていう有様なんですよねぇ。
そろそろ少年ジャンプ、読み始めようかなあ。もう少年って歳じゃないですけど。

...はっ! いかんいかん! なんか老け込んじゃったようなコメントで終わるところでした!
私はまだまだ若いですよぉ! ハッスルハッスル!



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2016/10/14 (Fri) 08:45

クソ続編を匂わせなかったのは評価。 続編を意識させるだけさせた作りで爆死し結局続編がボツった作品がゴロゴロしている界隈で、確かにヒットさせ後編へと繋げた手腕は見事。  ※前後編を匂わせないマーケティングの巧さを評価する声もあり、成る程と。 そして今回は妙な広がりを含まず、キッチリ完結させる辺りは非常に好み。 で、良い点はそこだけ。 原作未読なので何とも言えないが...

えらそーかんそー - http://eilithcrown.blog.fc2.com/blog-entry-320.html