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アイアムアヒーロー ネタバレあり感想 ようこそ、地獄へ。

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オススメ度 ★★★★★



あらすじ


漫画家アシスタントをしている35歳の鈴木英雄(大泉洋)

彼は15年前に新人賞の佳作を受賞して以来それっきりヒット作を生み出せず、「英雄(ヒーロー)」というのは名ばかり。誰に対しても「すみません」「ごめんなさい」と謝ってばかりの情けない人生を送っていた。

そんなある日、彼の恋人・徹子(片瀬那奈)の様子がおかしい。ただ体調が悪いというわけではなさそうだ。

英雄が家に帰ると、徹子がドアの向こうでビクンビクンと震えている。それどころか、関節の向きや重力を完全に無視した動きをしながら英雄に襲いかかってくるではないか。
徹子の顔はほとんど完全に腐りかかっており、もはや意識があるどころか、人間と呼んですらいいのかわからないほどに崩壊してしまっていた。

なんとか徹子を撃退し、趣味の射撃で所持する散弾銃を手に外に飛び出す英雄。
しかし街は、徹子のようになってしまった人々で溢れかえっており、どこにも安全な場所なんてないかのように思えるほどだ。

逃げる途中に出会った女子高生・比呂美(有村架純)とともに街を去った英雄は、インターネットの情報から、あの人間たちはZQN(ゾキュン)というウィルスに感染してゾンビ化してしまった人たちであること、
そしてZQNウィルスは標高の高いところに行くと死滅してしまうのだという情報を手にする。

少ない手がかりを頼りに、英雄と比呂美の2人は、日本で一番標高の高い山である富士山を目指すのだが...

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感想


日本ではなぜかゾンビ映画が避けられがちな気がしています。
みんな大好きブラッド・ピット様が主演して、しかもタイトルにもゾンビの"Z"が付いているにも関わらず、ゾンビ映画であることを隠して宣伝された「ワールド・ウォーZ」みたいな映画もあるくらいですし。

最近でこそちょっとずつ増えてはきましたが、邦画のゾンビ映画ってあんまり聞かないですよね。

それはやっぱりグロいから? 残虐描写満載だから? それとも、アメリカのゾンビ映画でゾンビたちを撃退する最大の攻撃手段であるを登場させられないから?

じゃあそんなタブーを全て突き破り、グロ満載、主人公が銃の使用許可を所持していて、迫り来るゾンビたちをバンバン打ちまくる、邦画史上最「恐」のゾンビ映画を作ろうとしたら、一体どうなるのでしょう。

そんな疑問にバッチリ最高のアンサーをくれるのが今作「アイアムアヒーロー」

泣きたくなっちゃうほど恐ろしいゾンビたちを大泉洋、有村架純、長澤まさみという豪華キャストたちが次々と倒していく様子が痛快な、今年最恐にして最強のパニックホラー映画に仕上がっています。

大泉洋が演じるのは、冴えない漫画アシスタントの鈴木英雄
35歳にもなって、「自分はいつか売れる」と言い聞かせ続けながら自分の漫画を描き続けるも、かろうじてヒットと呼べそうなのは15年前の新人賞で佳作を受賞した作品だけ。

「英雄(ヒーロー)」とは名ばかりで、彼がヒーローでいられるのは自分の妄想の世界だけの話。
誰に対してもへこへこして、口癖といえば「すみません」。後生大事に家に置いている猟銃も役に立つ機会なんてくることはなく、一体いつになったら現実を見つめられるようになるのか...

そんなもんだから、長年付き合ってきた彼女の徹子(片瀬那奈)にも愛想を尽かされかけている英雄。
「成功できるのなんて、一握りの才能ある人だけなんだよ! だけど英雄くん、普通の人じゃん!」

現実を突きつけられた上、同棲中の家を追い出されてしまった英雄ですが、本気で怒っている徹子に対してまずかけた言葉が、
「銃の許可証だけ取ってくれない? あれないと、銃の不法所持になっちゃうんだー。」

...ダメだこいつ。

いろいろダメなのに、せめて長年尽くしてくれた彼女に対して優しい言葉をかけることすらできんのか!
ほんとダメだこの人。きっとこれからもダメダメな感じで年だけ食ってくんだろうなあ...と我々が諦めかけた時、彼の人生、いや、世界は大きな転機を迎えることとなります。

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その後も職場で冴えないアシスタント業を死んだ魚のような目でこなしていた英雄ですが、なんだか職場のみんなの体調が良くないみたい。テレビでは「人間が犬を噛み殺した」なんて不可思議すぎるニュースをやっているし、最近は変なことばかり起こりますねえ。

そんなこんなで退屈な仕事をしていると、徹子から電話がかかってきます。
なんだか苦しそうな様子で、「ひどいこと言ってごめんね...私、やっぱり英雄くんといたい...」と言う徹子に、英雄は「全部俺がごめん!」と言って家に駆け出すのですが...

家に着いてみると、チャイムを鳴らしても徹子は出てくれません。おかしいな、郵便ポストから中を見てみると、確かに家の中にいるはずなのに...

声をかけ続けると、ようやくベッドの上で起き上がってくれた徹子。
でも、なんだか動きがカクカクしてない? ん!? ていうかなんかブリッジ状態で動き始めるっていう、エクソシストもびっくりな動き方してないですか!!??

「徹子、大丈夫かー?」...ってのんきなこと言ってる場合じゃないよ! どう考えたって普通の人間の動きじゃないでしょ!
私たちの不安は的中。徹子はなんとゾンビになってしまっていて、ものすごい力で英雄に襲いかかってくるんです!

片瀬那奈ゾンビ超怖い!! 目とか完全に腐りかかってるし!
ゾンビの造形がね、もう笑えないレベルにただただ恐ろしくて、グロいんですよ。こりゃあR15指定になるわ。小学生以下が見たら泣くよ、これ。だって25歳のおじさん(私)ですら耳と目を半分塞ぎながらじゃないと怖くて見てられなかったもん。

なんとか徹子を撃退したものの、これは絶対おかしい! 何が起こってるんだこの世!
ひとまず職場に逃げ込むことにした英雄を待っていたのは、もっと凄惨で残酷な光景でした。

なんと職場の同僚みんなが徹子と同じようなゾンビに変わってしまっており、それを同僚アシスタントの1人(塚地武雅)がバットで容赦なく殴り殺しているではありませんか。
部屋の中はもう、血、血、血。血みどろですよ。ひぃぃ恐ろしすぎる...と思っていると、なんと塚地くんもどんどんとゾンビに変身していくではないですか!

塚地くんは、自分もゾンビになってたまるものかと、自らの首をカッターで切断しようとしたり...
もうこのシーンで失神しかけましたよ。今上映始まって何分経った? え、まだ30分たってないの!!?? 本編終わるまでには自分、パンツびしょびしょの状態で意識を失ってんじゃないだろうか...

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地獄の職場をなんとか抜けだした英雄でしたが、見慣れた街にはもはやかつての面影はありません。
街のどこを見てもゾンビが人間をかじり尽くす悲惨な光景が広がっていて、もはやに現場なんてどこにもないんじゃないか、というほどなのです。

ここの長回しの使い方がうまいですよねえ。
細かいコマ割りでやられるよりも、英雄の視界に密着して長回しで描く方が「どこを見回しても、どこに向かってもゾンビだらけ」という恐怖をうまく表現できていたように思えます。

その途中で出会った女子高生・比呂美(有村架純)とともにタクシーで街を逃げ出した(その途中でももちろん一悶着あるんですけどね...)英雄は、インターネットの掲示板の情報から、あのゾンビたちが
ZQN(ゾキュン)
というウィルスにかかった感染者であること、そしてZQNウィルスは標高の高い所に行けば死滅してしまうということを知り、日本で最も高い山である富士山を目指すこととなります。

その道中、実は街でZQNに噛まれていた比呂美が半分ZQN、半分人間という不思議な状態に陥ったりするハプニングを乗り越えながら、高地にあるアウトレットモールに辿り着きます。

一見誰もいないように見えたアウトレットモールは、実はZQNたちの巣窟。
誰も使わなくなった洋服の物色をしている間にZQNに襲われかけた英雄と比呂美でしたが、そこに何者かの助けが入ってなんとか難を逃れます。

彼らを助けてくれたのは、藪(長澤まさみ)と呼ばれる女性。
彼女はアウトレットモールでZQNたちと戦い続けている生存者グループの1人でした。彼女は英雄と比呂美を、建物の屋上にある人間たちのコミュニティへ案内してくれます。

そこに待っていたのは、邪魔するものには人間であっても容赦しない残酷な方法で人々を統治している支配者の井浦(吉沢悠)
井浦、英雄を含むコミュニティの男性陣は、モールの地下にある食料庫に辿り着き、食料を奪取してくるというミッションに参加することになるんですが...

ショッピングモール×ゾンビの組み合わせはもはや定番ですね。
でも、それが閉鎖された屋内施設だけではなく、外に解放されたアウトレットモールに変わっているだけで、どうしてこんなに新鮮に感じるんでしょう。

そこからの展開は...みなさんお分かりですよね。
そうです。食料庫にたどり着いた英雄たちに大量のゾンビが襲いかかってきて、それを生存者たちが力を合わせて撃退する、というものです。

今までは単なるヘタレだった英雄が、他に頼れる人のいない極限状態に陥った時、誰かを守るために本物の「英雄(ヒーロー)」になれるのか、というドラマを邪魔にならない程度に程よく盛り込んでくるセンスがたまらなくいいですね。

北海道生まれとしては大泉洋を応援しなければいけないという風潮がありますが、そんなものは無視したって大泉洋の才能は無視できません。彼らしいコミカルさと、ラストのバトルシーンでの力強さを同時に見せられる俳優さんはなかなかいないと思います。

ラスト、袋小路に追い込まれた英雄に残された銃弾は96発。でも、最後まで数えてられない面白さ。
圧倒的な迫力と緊迫感、そして恐怖がノンストップで襲いかかってきます。

慈悲の心なんて一切なし。まるで地獄のような2時間なのに、観終わった後にはもっと! もっと!! もっと!!!を欲しがってしまっている自分に驚きました。

今年最強のパニック映画にして、私の中では外国の映画を含めて歴代のゾンビ映画ナンバー1の座を射止めた「アイアムアヒーロー」は、グロ苦手な方でも観に行きましょう。きっとご満足いただけるはず。

ちなみに私、映画を観終わった後、あまりの衝撃に体はゾクゾク、足もガクガクしちゃって、映画館から帰る時に自転車をこぎながら足を踏み外しちゃって、サドルのところに金タ◯を打って転びかけたんですよ。しかも車道で。
危うく私自身もゾンビになるところだったわ。勘弁してください。



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

  • 2016/04/26 (Tue) 22:32
    ようかん #- - URL
    No title

    前半、英雄が申し訳なさそうにカップ麺を静かにすすっていたのが
    印象に残っています。
    言葉はなくても、恋人との関係に暗雲が立ち込めているのが
    雰囲気で分かるな~っと。

    あと、あんなに頭が吹き飛んでいても
    R-15指定の範囲に収まるのか~と感心しました。

  • 2016/04/26 (Tue) 23:09
    UC #- - URL
    Re: No title

    ようかんさん

    確かに最初の方のシーン、なんだか生々しくてちょっと辛い気持ちになりました... ラーメンをすする音を徹子がテレビの音でかき消したりとか。しかもそのテレビの内容が...ってああ、辛い!

    あと、あんなにグロくてもR15でいいんですね。もはやセック◯してなければOKっていう認識なのかもですね。

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2017/01/05 (Thu) 09:52

アイアムアヒーロー ネタバレあり感想 ようこそ、地獄へ。 - きままに生きる 〜映画と旅行と、時々イヤホン〜

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