スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ちはやふる -下の句- 軽くネタバレあり感想 つながれ、みんなの思い。

このエントリーをはてなブックマークに追加


*注意! 前編「〜上の句〜」のネタバレが含まれます。

aszdxbnckjvszdcvnbj.jpg

オススメ度 ★★★★☆



あらすじ


幼なじみの千早(広瀬すず)太一(野村周平)は、創部1年にして東京都大会優勝を果たす。

自分をかるたに導いてくれた新(真剣佑)に優勝報告をした千早と太一だったが、そこで新から衝撃的な告白を受ける。

「俺はもう、かるたはやらん。」

その言葉の意味を確かめるべく、新の住む福井へと向かった2人。
しかしそこで知ったのは、新がずっと目標としてきたかるたの師匠であり愛する祖父の綿谷名人が亡くなってしまったという驚きの事実だった。

かるたを続ける目的を失って孤独になろうとする新の姿を見た千早は、自分が誰よりも強くなって、昔の新を取り戻そうと修行に打ち込む。
そんな折、千早は同い年で日本一となった若宮詩暢(松岡茉優)のことを知り...。

abdsifxnksvasadsf.jpg

感想


最近はなんでも前編・後編だの三部作だの、とにかくいかに観客から効率よく搾り取れるかに注力した映画が多いじゃないですか?
しかもそういう映画に限って、一本一本の中身が薄かったり、「頑張りゃ一本で収められただろ!」と声を大にして叫び出したくなるものばっかりだったりね。

しかし、この「ちはやふる」は違いました。
いやね、前編となる「上の句」を観に行くまでは、「どうせこれも、1本でやれる内容をうすーく伸ばしただけなんだろ?」...とか思ってんですけど、ところがどっこい。「上の句」が「これ一本で完結しちゃってもいいんじゃないの?」っていうほど濃密で、熱くて、何より感動的な作品だったことに逆に驚かされちゃいました。

だから後編となる「下の句」にも期待度をマックスまで上げて観に行ったわけなんですが...
いやあ、やられた...だって、まさか「上の句」の2.5倍(当社比)も感動的で熱い作品になっているなんて、思いもしないじゃないですか!!

「上の句」において、たった数ヶ月という脅威の速さで東京都代表の座を射止めた瑞沢高校競技かるた部の面々は、来るべき全国大会に向けて気合十分!

...かと思いきや、肝心の主役である千早(広瀬すず)ちゃん太一くん(野村周平)の2人には、なんだか他に気になることがあるみたい。

というのは、彼らの幼馴染であり、同年代では最強と言われる新(真剣佑)くんが、なんと突然かるたをやめると言い出したから!
それを聞いていてもたってもいられなくなった彼らは、新くんが住む福井まで押しかけちゃったわけでして。

太一くんの方は先日偶然の再会を果たしていましたが、千早ちゃんが新くんと会うのは小学校以来。
「会いたかった〜」と号泣する千早ちゃんですが、一方の新くんの方は、彼女が知っていた頃の彼とはすっかり変わってしまっていて...

千早ちゃんたちを見ると、まるで悪い思い出でも思い出したかのように「帰って」と言う新くん。
それもそのはず。かるたの師匠でもあり、大事な祖父であった綿谷名人を、しかも自分が彼の側につかずにかるたの大会に出てしまったせいで失ってしまったのですから。

今の彼にとっては、かるたを続ける目的がなくなってしまったどころか、自分がそれでもかるたを続けるということは、もはや罪。
そんなところに、かるたに対しての情熱を持って彼の心にずかずかと入ってくる人たちが現れたらどうでしょう? 拒絶したくもなっちゃうってもんですよね。

「あいつは今、1人になろうとしてるんだよ」

新くんを演じる真剣佑くんが前作に引き続きいいんですよねえ...
新くんは決して表情が豊かなほうではないんですが、彼の言葉の一つ一つに痛みが詰まっているようで、でもかるたへの思いを捨てきることはできなくって...っていう複雑な思いがこちらにまで伝わってくるようなんですよ。
ていうかもう、彼が口を開くたびに、見ているだけで泣きそうになっちゃうんですよね。

aszdlbfkxzsdxcvfdnsba.jpg

そんな新くんの姿は見ていられない、私が誰よりも強くなって、新のかるたに対する思いを取り戻してみせる!

そう誓った千早ちゃんは、同年代にして最年少でかるたクイーン(日本最強ってことみたいです)になった若宮詩暢(松岡茉優)という少女の存在を知り、自分が彼女を倒すことで新くんの火をつけようと、間近に迫った全国大会の団体戦での勝利以上に、左利きのクイーンを倒すための練習に没頭していってしまいます。

1枚のかるたを驚くほどのスピードと優雅な動きで抜いていくことから「音のないかるた」を取るといわれているクイーンは、まるで手とかるたが一本の糸でつながっているかのよう。
それに倣って、千早ちゃんも練習をしながら「繫がれ、糸のように」と思わず声に出しながら、クイーンの対抗策を模索していきます。

このセリフ、要チェックですよ。物語の結構序盤の方で出てくるんですが、まさかこれが伏線だとは思ってなかった。
ラスト付近でもう一度このセリフが出てきたときには、もう大号泣ですよ。ずるいよ、あんなん泣くよ。
隣のカップルが楽しそうにおしゃべりしながら観てるなか、私は1人でフゴフゴ言いながら泣いてましたから。さびしー!

「仲間がいれば、私はクイーンにだって負けないよ、って、私が新に伝えなきゃ」

自分も太一くん、新くんと離れてからひとりぼっちで寂しいかるた人生を歩んできた過去があるからこそ、今の新くんに、仲間がいればなんでも乗り越えられるよ、と伝えようとしている千早ちゃん。
でも、そこで乗り越えなければならない壁であるクイーンの攻略にのめり込んでいくほどに、大切なチームメイトたちとの絆を失っていってしまうという構図が悲しいのです。

広瀬すずちゃんの演技は相変わらず最高ですよね。
ちょっとクサいかな? というセリフでも、彼女の手にかかればどこまでも熱く、心に響くものに早変わり!
まだキャリア始まったばかりだというのに、映画女優としての迫力もバッチリです。

前作「上の句」では、「俺たちはきっと、まだチームになりきれてないんだよ」というセリフがありました。
この「下の句」は、そんな瑞沢高校競技かるた部が、困難を乗り越えて真のチームになっていく物語。まさか後編で、前編の何気ない台詞を回収しにくるかー、と思ったら、そこでも涙がこぼれそうになります。

たしかにこの映画、不満...というか、ちょっと物足りなかったな、という点もあるんですよ。

かるたの試合のシーンが、「上の句」よりも少ない!

せっかく最強のクイーンが出てきたり、全国レベルの人たちとの試合が繰り広げられているのに、前編と違って試合の流れがかなりダイジェストちっくなのはちょっと残念でした。その分ヒューマンドラマの要素に力を入れてますよ、っていうのは非常に伝わってくるんですけどね。

あとは今回から登場のかるたクイーン・若宮詩暢ちゃんの人物像の掘り下げがちょっと足らなかったかな、と。
「仲間と一緒に戦えば強くなれる」と信じて戦う千早ちゃんの対となる存在の彼女は、子どもの頃からずっと1人で強くなってきた人。

「団体戦なんてお遊びやったって、全員に言わしたるわ」
と力強い眼差しで語る彼女なんですが、なんで彼女が1人にこだわるのか、仲間と一緒に闘う人たちのことを嫌うのかという理由がちゃんと描かれていなかったのも惜しかったかな。詩暢ちゃん自体はあくまで悪役って感じではなく、可愛らしい面もあったりと良いキャラしてたんですが。

しかし、そんなちっぽけな不満点などどうでもよくなってくるほどの感動と情熱を与えてくれるのがこの「ちはやふる 〜下の句〜」の魅力的な部分。
映画館を出る時には、来た時とは世界が違って見えるほどに清々しくて、眩くて、なによりも熱い青春映画となっています。

ああ、この作品で終わっちゃうのか。瑞沢高校競技かるた部の面々と、楽しい青春を過ごしたいのに...
なーんておセンチな気分になっていたら、なんと!! 続編が決定したみたいですね!! やったー!!

まだまだ若い彼らの行き先が、これからも楽しみですね!


前編・〜上の句〜の感想はこちら↓
http://tyfm13.blog.fc2.com/blog-entry-229.html



関連記事
スポンサーサイト
Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。