テラフォーマーズ あんまりネタバレなし感想 必ず、帰るよ。

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オススメ度 ★★★



あらすじ


21世紀、地球では猛烈な人口増加が起き、人類は火星への移住を計画する。
まずはコケと古来から地球に生息するある生物を火星へと送り込み、地球化への道を探ったのだった。

その生物とは、なんとゴキブリ。
人類の多くが意味もなく嫌悪感を抱く昆虫の駆除をするため、500年後、移住計画の最終段階として21世紀に送り込んだ生物の駆除のため火星に15人の隊員が派遣されることになったのだった。

その代償として、火星での生活に適合するために成功率30%の手術を受けることにはなるが、報酬は莫大だった。

ずっと守り続けてきた少女・秋田奈々緒(武井咲)とともにミッションに参加することとなった小町小吉(伊藤英明)だったが、彼らはまだ、その先に待ち受けている過酷な運命を知らなかった...

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感想


最初っから失礼なこと言いますが、ファンの方には本当にすみません。
私、三池崇史監督で普通に最初から最後までまともに観られる作品ってあんのか? とかって思ってたんですよ。

周りの方々が「三池監督は本当は凄い監督なんだよ」って言ってくるのもにわかには信じられなかったんですよ。
だって私、2014年に「神さまの言うとおり」を観たときには全身の酸素が体から抜けていくような感覚を味わいましたからね。開始45分くらいで、「これ以上ここにいたら死ぬ!!」って本気で思いましたから。

だから今回も、期待ではなく怖いもの見たさで見に行ってきたんですけど...あれ...おかしいな...
なんだよこれ、普通に最後まで観られたじゃないか!

そうなんですよ、大ヒットコミックを原作にした「テラフォーマーズ」は、国産スーパーヒーロー映画として迫力のアクションシーンをしっかりと楽しめる、SFアクション大作として普通に成立した作品になってしまってるのですよ!

...とは言っても、作品の7割くらい純然たるコメディ映画でしたけどね。

物語の主人公は、その中には、何やら訳ありそうな少女・秋田奈々緒(武井咲)と、彼女を守ろうと戦い続けているらしい男性・小町小吉(伊藤英明)の2人。

彼らは警察から必死で逃げている様子。いったいなぜ...

実は彼ら殺人の罪で逮捕されるはずだったみたいでして。逮捕されたら10年は出てこられないだろう、という人生の危機に立たされた彼らでしたが、日本有数の科学者である本多晃(小栗旬)のある提案を受け入れることを条件に、無罪放免としてもらえる、どころではなく、さらには莫大な報酬さえ受け取ることができることに。
本多の提案とはいったい?

舞台は2500年代という、現在生きている人類は確実に全員死んでいるであろう、遠いようで近い未来。
21世紀に起きた人口爆発のために地球上での居場所が足りなくなった人類は、火星への移住を本格的に実行に移さなければならなくなりました。

そこで地球人が火星に送り込んだのは、驚異的な生命力を持つ昆虫のゴキブリ
え、なんでゴキブリ送ったんだよって? 普通に調査員送って色々やらせればいいなじゃねーかって?

そんな野暮なツッコミはいいんです! 私は原作を読んだことがないのでアレですが、とにかく頭のいい人たちが「ゴキブリ送っとけばなんとかなるんじゃね?」って思ったんですから!
そんなところからツッコんでたら、ラストまで体がもちませんよ!

で、火星移住計画の目処が立った時点で、今度は送り込んだゴキブリたちを駆除しなきゃいけません。
だってそうでしょう? みなさん、「火星は緑がいっぱいの良いところですよー! いるのはゴキブリだけですけど!」って言われたら住みたくないじゃないですか?

ということでゴキブリ退治のために火星に送り込まれることになったのは、15人の日本人。
その中に小町と奈々緒も参加することになった、というわけですね。

しかし彼らは元ヤ◯ザにハッカー、さらにはテロリストなんて物騒すぎる人達ばっかり。そもそも彼らは、どういう基準で選ばれたのか?
もしかして、犯罪者ってこと...? 訝しげに思っていた菜々緒に答えを教えてくれたのは、元キックボクサーという一番まともそうな肩書きを持った武藤仁(山下智久)でした。

彼によれば、ここに集まったのは犯罪者よりも価値のない人間、つまりはお金のない人間なんだそうで。
ほ、ほう...だとしたら、売春組織のトップだっていう大迫空衣(篠田麻里子)とかはお金はすげー持ってそうだなって気がするけどどうなんでしょう...

ていうか、一応全員日本人っていう設定なのに、山P演じる仁くんはなんでやたら英語で喋りたがるんでしょう...中二病かな?

ハッ! いかんいかん! こんな細かいところにツッコんでたら、どこまで書いても記事が進まないじゃないですか!
私はもう、細かいことにはツッコまないって決めたんですよ!

気を取り直して!
火星での生活に適応するために、成功率30%の手術さえも乗り越えた彼らならば、ゴキブリ退治ごとき屁でもないでしょう!

火星にたどり着いたら早速、ゴキブリ退治開始ですよ!

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地球人の送り込んだ苔のおかげで、思った以上に緑に溢れていた火星。
退治すべき相手であるゴキブリたちを探しに出た隊員たちですが、妙な事実に気がつきます。

ゴキブリの死骸が、一つも見当たらない...

数百年もこの星に住み続けている種族であるゴキブリなのに、死骸が見当たらないなんて不自然です。
きっと何か、我々の預かり知らなぬなんらかの秘密が関わっているに違いない...

そう思った彼らの眼の前に現れたのは、筋肉隆々、触覚が生えて黒光りした、地球のなんていうか...あの生き物に似た感じの火星人。
単独で活動していた火星人に遭遇した小町と菜々緒は、「ハロー」となぜか普通の地球の言葉、しかも英語で声をかけるのですが...

次の瞬間、事件は起きました。
なんと、火星人が超がつくほどの高速移動で迫ってきて、一瞬にして菜々緒の首をへし折ってしまったではありませんか!
せ、世界は残酷...「なにすんだてめー!!」という小町の悠長で呼吸整いまくりの怒号が聞こえたのか聞こえなかったのか、火星人はすぐにその場から走り去ってしまいます。

いったい何だったんだ、奴らは...
小町が基地に戻ると、あの火星人たちの正体が明らかになります。
なんと、彼らが退治すべき「ゴキブリ」とは、火星で異常なほどの進化を果たして二足歩行になった、さっき小町たちが出会ったような奴らのこと。

あいつらを倒さない限り、地球人が火星に移住してくるなんて夢のまた夢。
あの筋肉ムキムキ、どんだけ早く動いてんだよ! っていう奴らを駆逐することこそが小町たちのミッションだったというわけですね。

しかしあいつら、どう考えたって人間が敵う相手じゃないでしょ! このままじゃ皆殺しだよ...
と誰もが絶望しかけた時、さらなる衝撃の事実が明かされます。

実は彼らが日本を旅立つ前に受けた手術、なんと火星に適合するためなんて真っ赤な嘘!
真の目的は、彼らがゴキブリ集団に対抗できるよう、それぞれに異なった昆虫の力を注入することだったのです!

ということで、意図せずして半昆虫人間になってしまった小町たち。
しかし今は仲間割れをしている場合ではありません。今すべきは、この力を使ってゴキブリたちをやっつけること!

こっからがこの映画の本番ですよ!
個性豊かな昆虫の能力を駆使してゴキブリたちと戦っていく15人の姿が大迫力...ではなくて、とっても爽やかなくらいコミカル!

いや、三池監督も完全に笑いを取りに行ってるでしょ、あれ。

たしかに次々と変身していく彼らのメイクは思った以上にカッコよく、アクションシーンのCGも思ったほどのチープさがなくてなかなか気分が乗ってくるんですよ。おおー、ケイン・コスギ久々に見たけどつえー!とかいって。

しかし一昔前の戦隊モノみたいなナレーションがちょっと毒舌な感じでキャラをいじっていく感じとか、ゴキブリさんがちょっと無垢な感じの表情でバッサバッサと味方をなぎ倒していく様子とか、むしろシリアスな感じよりも笑いを優先させている感じが好きでした。

あと、味方が思った以上にサクサクやられてくんですよね。
変身したと思ったら1分くらいでやられちゃう人もいたりとかね。でも、そこすら引きずらずに話をどんどん前に進めていく潔さも良かったですね。あ、こいつらやられたらやられたままなんだ、っていう。

一つだけ残念だったのは、ラストの「ど」がつくほどチープで、観ているとあまりの恥ずかしさに既に崩壊している顔面がもっと崩壊しそうになった、伊藤英明の絶叫シーンですかね。
そこまでは軽快なエンタメ作品としてちゃんとうまいこと進んできてたのに、ラストのアレで一瞬にして帰りたくなりました。もーちょいスタイリッシュな感じの何かをさぁ...いや、あそこも含めてこの映画の魅力だったのかな。

さてさて、いろいろと好き勝手に綴ってまいりましたが、この映画が誰にオススメかって、たぶん山Pこと山下智久くんのファンの方なんじゃないかな、と思います。

山Pがあそこまでカッコよかった映画、いまだかつてなかったんじゃないですか?
たぶん、山Pのファンの方がこの映画を観たら、あまりの活躍っぷりに感動の涙を超えて失禁しちゃうんじゃないでしょうか。

ちなみに山P、もう31歳なんですって。信じられない。えっ、「野ブタをプロデュース。」はもう10年前のドラマですって!? ヒィィィ!!



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

  • 2016/05/07 (Sat) 09:49
    ときどき #mlVP2inw - URL
    テラフォーミング

    映画未見ですが、原作ではゴキブリは黒いので極寒の火星の地表を暖めるために送られます。それで地球化テラフォーミングをしようという。
    それ自体なんだそりゃ感いっぱいですが、映画ではその理由すら描かれないの?それはそれでなんだそりゃ。

  • 2016/05/07 (Sat) 21:48
    UC #- - URL
    Re: テラフォーミング

    ときどきさん、コメントありがとうございます!

    あー、すみません、なんかもしかしたらそんなこと言ってたような気がしないでもないですが...
    そのへん、わたしが覚えてないだけかもしれません、ごめんなさい!

    ですがこの映画、最初っから最後までけっこうなおバカ系映画だったので、細かい設定にあまり目がいかなかったというか...
    私は原作未読なんですが、漫画版の方はかなりシリアスな感じなんですかね? 今度読んでみようかな。

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