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スキャナー 記憶のカケラをよむ男 極力ネタバレなし感想 その記憶は真実か。

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オススメ度 ★★★☆



あらすじ


ものや場所に宿る残留思念を読み取ることができる仙石和彦(野村萬斎)は、かつてその能力を生かしてお笑いコンビ「マイティーズ」としてブレイクするも、「インチキだ」と罵られたり、人の悪い思いばかりを読み取ってしまったことから人間嫌いとなり、コンビを解散してからは世間から隠れるように暮らしていた。

そんな中、元相方のマイティ丸山(宮迫博之)は未だに売れないまま一人活動中。しかし素行も口も悪い彼は、ついに事務所から契約解除を言い渡されてしまう。

借金まみれの彼の人生、ここで終わるのか...
そう思った時、彼の事務所に一人の訪問者が。

現れたのは、女子高生の秋山亜美(杉咲花)
彼女の要件は、行方不明者の捜査依頼。

彼女のピアノの先生である沢村雪絵(木村文乃)が行方不明になってしまったので、仙石の力を使って探し出してほしいというのだ。

高額なギャラに目のくらんだ事務所の社長(高畑淳子)の勧めで、丸山は仙石の元を訪れることになるのだが...

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感想


超能力で捜査をする変わり者と、金にがめついダメダメ男の凸凹コンビ。

ちょっと使い古された設定のような気もするかもですが、今作「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」はユーモアの力をもって、最後まですっきり軽快に楽しめるお話となりました。

主人公は、ものや場所に宿る残留思念を読み取ることができるという超能力を持った男性・仙石和彦(野村萬斎)

なんでかお笑い事務所のたくましすぎる社長(高畑淳子)にその力を見出され、お笑いのセンスはあるものの素行と口の悪さからなかなか表舞台で活躍できずにいたマイティ丸山(宮迫博之)「マイティーズ」というコンビを組み、テレビでも取り上げられたりなどそれなりの成功を手にしていました。

でもみなさん、もし目の前で「超能力であなたのものに宿った記憶を辿ります」とか不可思議すぎる芸をやられて、素直に信じますか?
私だったらにわかには信じられないですね。どうせ当たり障りのない適当なことを言ってるだけでしょう、と思っちゃうんじゃないかな。

そう思っちゃうのは私だけじゃなかったみたい。
マイティーズの芸は観客から「インチキだ」と罵られ、それどころか、真に力を持っている仙石は、観客から預かる物に宿った醜い記憶(前の彼女に渡してた結婚指輪を使いまわしてる事実とか、不倫とか。タイムリー?)に嫌気がさしてしまいます。

「人間とは醜いものだ」とすっかり人間嫌いになってしまった彼は、突如芸人を辞め、今はマンションの管理人として、ペットの熱帯魚たちとしか触れ合うことのない生活に逃げ込んでしまったのです。

そんな彼がどうして探偵のようなことをすることになっちゃうのか?

彼を外の世界に引っ張り出すのは、やっぱり相方のマイティ丸山です。
仙石と離れてからもお笑い活動を続けている彼ですが、やっぱり素行の悪さと口の悪さは変わらず。
今は借金取りに追われながら、地域の商店街などで小さなライブをやって、なんとかこんとか生き延びていました。

丸山を演じる宮迫くんの魅力は相変わらずプライスレスですよねえ。
彼が話し出すたびに思わず目を奪われてしまうほどの存在感があるし、何より演技をしているとは思えない自然な立ち振る舞いの中に、しっかり本職芸人さんとしての笑いのセンスを盛り込んで来てくれるっていうのが素晴らしいです。

しかし、とあるライブの失敗によって、ついに事務所から契約解除を言い渡されてしまいます。
仕事がなくなったら借金が返せなくなってしまう...困り果てた丸山の前に、一つの希望の光が差し込んできます。

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丸山が社長にすがりついてお願いをしていると、突然事務所に一人の少女が入ってきます。
その少女は開口一番、「人を探して欲しいんです」と言ってきました。

おいおいここは芸能事務所だよ? 人探しなら警察か探偵事務所にでも...

いやいや、彼女は間違ってなんかいません。
秋山亜美(杉咲花)と名乗るその少女は、「マイティーズ」が昔披露していた、物から記憶を辿る能力を使って、行方不明になった彼女のピアノの先生を探して欲しいというのです。

これは仙石を復帰させるいい機会だと、社長は丸山に仙石を説得して依頼を受けさせるようにと促します。
嫌々ながらも仕方なく仙石の元に向かった彼らは、これがただの失踪事件ではないということに、まだ気づいていなかったというわけですね。

とにかく仙石と丸山のやり取りが楽しく、会話もテンポが良くてとにかく自然です。
やっぱり伝統芸能の人だからか野村萬斎の演技にはちょっと過剰に強調しているところもありますが、そこもひっくるめて仙石というキャラの魅力に変えてしまっているところはさすが。

先に挙げた宮迫くんの魅力も相まって、彼らが本当に相性のいいコンビに見えてくるんだから不思議なものです。

事件の進め方も、サイコメトラー的な能力を駆使しているんだからもっとサクサク、現実には絶対ありえなさそうなトリックを使った事件を、超能力でささっと解決してしまう感じなのかな、と思いきや、事件の内容そのものも、もしかしたら本当にあり得るんじゃないか、と思わせられる恐ろしさがあり、

犯人は一体誰なのか、この事件はどこに向かって進んでいるのか予測のつかないプロット運びも、ミステリー作品として単純にかなり楽しめるものになってしましたしね。
特に脚本もオリジナルの作品だけあって、犯人の正体には驚かされてしまう人も多いはず。もしあれわかってたよ、って人はミステリのプロなんじゃないでしょうか。

ラスト付近に一個だけ、もうどう頑張っても許容できないくらい痛々しくて恥ずかしい演出がありましたが、
そこを除けば、そもそも仙石がなぜ依頼を引き受けようと思えたのかという伏線にまで触れたラストのシーンまで、感動あり驚きあり、一つの物語としてきっちり完成した面白い作品に仕上がっていると思います。

この映画は賞レースに入ったりするような大作でも社会派な作品でもないかもしれません。
でも、仙石と丸山のコンビをもっと見ていたい、続編が欲しいなあと思わせてくれる、「もっと」を求めたく作品ととなっています。

テレビドラマのスペシャル番組とかで復活してくれないかなあ。そしたら、普段テレビを全く見ない私でも、もしかしたら見ちゃうかもしれないですね。






*以下、犯人ネタバレ注意な不満点

最後に一個だけ不満な点を。

公式ポスターのキャストの名前の並び順、なんとかなりませんかね? あれ見ると、「あれ、この人そんなに重要そうなキャラじゃないし、ポスターには顔すら出てないのに、なんでこんなに上の序列に並べられてるんだろう...」っていう人が一人だけいるじゃないですか。

私、上映前にポスターを見てから映画を観たら、途中で「ああ、そういうことかよ...」ってなっちゃいましたもん。ミステリーなんだし、その辺はもうちょっと気を使ってもらっても良かったのかなあ、なんて、野暮な不満点でございました。おしまい。
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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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