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64 (ロクヨン) -前編- ネタバレ注意感想 後悔は、消せないけど。

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*注意! 作品のクライマックスをネタバレしています。

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オススメ度 ★★



あらすじ


わずか7日で終わった昭和64年。
その年に、とある残虐な少女誘拐事件が起こった。雨宮美男(永瀬正敏)という男性の娘が誘拐され、犯人は身代金として2000万円を要求。

雨宮は犯人の要求に従って2000万円を渡したが、犯人は約束を守ることなく、彼の娘を殺害してしまったのだ。

「ロクヨン」と呼ばれたその事件から14年が経過し、未解決のまま時効が近づいていた。

「ロクヨン」当時は捜査一課特殊犯捜査係に所属し、身代金の受け渡し場所へ向かう父親の車を追尾する任務に就いていた三上義信(佐藤浩市)は、警務部秘書課広報室の広報官となっていた。

ロクヨンの時効を目前にした彼は再び事件解決のために動き始めるが、その過程で、警察内部で進行していた恐ろしい計画に気づいてしまう...

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感想


2013年の「このミステリーがすごい!」で1位に輝き、2014年にはNHKでテレビドラマにもなった横山秀夫先生によるミステリー小説を、これは最近の流行なんですよね、またしても二部作で映画化したのが今作「64 (ロクヨン)」です。

物語の始まりは、わずか7日間で幕を閉じた昭和64年から。
年も明けて間もないという時期に、とんでもなく凶悪な少女誘拐事件が起きます。

被害者は雨宮美男(永瀬正敏)という男性の一家。
娘の翔子さんが誘拐され、犯人は身代金として2000万円を要求してきたのです。
そんな大事件、もちろん警察だって出動して犯人逮捕に臨みます。犯人からの電話を逆探知、犯人が雨宮さんに身代金を運んでくるよう指示した場所まで彼を追尾するなど、かなり大規模な捜査が行われたのです。

しかし警察の必死の捜査もむなしく、身代金はそのまま奪われてしまいます。しかし、被害はそれだけにとどまりませんでした。
身代金が奪われてから5日後、翔子ちゃんはようやく発見されました...無惨な遺体として。

事件から間もなくして昭和天皇が崩御し、元号は「平成」に変わりました。
しかし事件の関係者たちは、特に被害者夫婦の心は、まだ昭和64年のたった7日間に取り残されたまま。

犯人の手掛かりも掴めないまま時は流れ、平成14年。
「ロクヨン」を担当した刑事たちの多くは警察を辞めてしまった中、そのうちの一人として雨宮さんの追尾を担当していた三上義信(佐藤浩市)は、警務部秘書課広報室の広報官となっていました。

「ロクヨン」の時効があと1年まで迫った現在、再び捜査に乗り出そうと考えた三上でしたが、彼の眼の前の状況がそれを困難なものにしてしまいます。

つい先日発生した交通事故の加害者の実名を公表するかしないか、という点について、大手メディアが構成する「記者クラブ」という団体ともめていたのでした。

事故が起きたのはある日の夜。酒に酔って道に飛び出してきた老人を、車を運転していた女性が撥ねてしまったというものです。
三上は女性が妊娠8か月の妊婦であったという事実、事故後にパニックを起こしてしまったという精神状態を考慮して実名と住所は公表しない方向を提案していましたが、記者クラブは実名を公表して報道すべきだと猛反発。
ついには記者クラブの全員で本部長に直接抗議文を提出しに行進するなどの大事件に発展してしまいます。

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ここまでやられても、なぜ三上は実名を公表しようとしないのか?
実は加害者の女性、公安の関係者の娘さんだったから。上層部から三上に圧力がかかっていたというわけですね。

ここの流れ、いまいちよくわからなかったんですよねえ。
最序盤で、被害者が酒に酔っていて飛び出してきたという点では情状の余地はあるにせよ、加害者も前方不注意だったのだから実名を載せるべきだ、という記者クラブの主張に対し、三上が「だから断罪してやろうってわけだ」と返すんですが、

記者クラブがあそこまで実名公表にこだわる理由が全然描かれていなかったのが残念ですね。なんで瑛太あんなに怒ってたの?みたいな。

今作のクライマックスとなるのは、三上が上層部の判断を覆して記者クラブに実名を公表することを決め、その上で加害者の精神状態を考えて実名報道を判断してほしいとお願いした上で、
なんと被害者男性がどこの生まれでどんな人生を送ってきて、その日はどんな気持ちでお酒を飲んでいたのか...なんていう身の上話をして記者たちの心を動かす、というものなんですが、

ほんっとにごめんなさい、劇場のそこらじゅうからすすり泣きが聞こえてきたここのシーンなんですけど、これ観ながら私、
「だから?」
って思っちゃったんですよ。ほんと自分最低な人間だわとはちゃんと思ったんですけど。

作品の途中で三上の部下が、「被害者は事件の時、ただ酔っ払ってたんじゃなかったみたいで...」とか言ってたんですけど、結局ただ酔っ払ってただけじゃん。誰の人生にもドラマはあって無視されるべきではないっていうのはわかるけど、それって加害者の実名を公表すべきか、っていうテーマからちょっと逸れちゃってないか?
っていうかあの話を聞いた後だと、「そんな純朴な老人を殺しやがって! やっぱり加害者は断罪すべきだろ!」ってなりませんか、って思ったの、私だけですか?

...ってあれ? なんか「ロクヨン」の話全然できてない。
そうなんですよ、この前編、正直ロクヨン事件の捜査自体はあんまり進んだ感じがしないんですよね。

それよりも事件当時に県警が行っていた組織ぐるみの隠蔽だったり、「ロクヨン」にかこつけて警察内部のリストラを行おうとしている上層部との戦いだったりの方が多く描かれているので、だんだん途中で何の話をしているのかわからなくなってきちゃったんですよね。私が頭が悪いだけだとはわかっているんですけども。

しかもそこに、三上の家で起こっている娘さんの失踪事件なんかも絡んでくるから、一個一個の話が進まない。
ほんとこの映画、こんだけ多方面に話を拡散させちゃって、どこに向かってるの? あと2時間くらいで全てを収集できるわけ? とものすご〜く不安になってしまいました。

とは言え、原作は各所から高評価を受けたミステリー大作。
きっと6月11日に公開される後編では、すべての謎を回収し、前編のやり取りの全てに意味があったのだな、とスッキリ終わってくれる感動作に仕上がっているんですよね...きっと?



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

  • 2016/05/13 (Fri) 12:58
    通りすがり #- - URL
    No title

    初めまして。

    >ほんっとにごめんなさい、劇場のそこらじゅうからすすり泣きが聞こえてきたここのシーンなんですけど、これ観ながら私、「だから?」って思っちゃったんですよ。

    自分もまったく同じこと思いました。
    実名報道と何の関係も無い話で泣き落としって、どうなんでしょう(笑)

    原作、ドラマ版とも見ましたけど、このシーンは同じように思いました。
    ただ、広がった話は最後で割とうまくまとまりますよ、そのへんはさすがです。

  • 2016/05/14 (Sat) 01:46
    UC #- - URL
    Re: No title

    通りすがりさん、コメントありがとうございます!

    あのシーン、ほんと実名公表と関係なかったですよねえ。
    っていうかあれ聞かされたら、逆に犯人の実名公表して断罪してやりたくなるんじゃないんですかね。

    前編の話はとっちらかりすぎな感じがしましたが、後編でうまくまとまってくんですね! 楽しみに待ちます...

  • 2016/05/25 (Wed) 23:17
    #nyQ2Tjew - URL
    No title

    共感できる感想を見つけました。
    正直良くあんな安っぽいシーンで泣けるなぁと思います。
    自分はそのまま寝てしまいました。

  • 2016/05/27 (Fri) 13:12
    UC #- - URL
    Re: No title

    コメントありがとうございます!

    あそこ、事故の加害者の実名報道とあんまり関係なかったどころか、あれ聞かされたら「純朴なおじいさんかわいそう! 加害者は実名公表して追い詰めてやれ!」ってなりそうだなあとか思っちゃいました。

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Trackback

2016/05/29 (Sun) 04:37

加害者の実名報道で揉める広報室と記者クラブ そんな中、時効迄1年に迫った少女誘拐殺人事件に 警察庁長官が被害者宅を視察訪問する事になり 新たな展開を迎える... 【個人評価:★★★☆ (3.5P)】 (劇場鑑賞) 原作:横山秀夫 後編:6月11日公開予定

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