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高台家の人々 ネタバレあり感想 君のすべてを知りたいの。

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オススメ度 ★★



あらすじ


冴えないOLの平野木絵(綾瀬はるか)には、ある秘密がある。

自分の思いを口にすることが苦手な彼女は、空想に浸ることが大好きなのだ。
空想の世界での彼女は王子様に守られるお姫様で、好きな人に勇気を持って「大好き」と叫ぶことだってできる大胆な女の子にもなれるのだ。

そんな彼女が勤める会社に、ニューヨーク支社から高台光正(斎藤工)が転勤してくる。

名家・高台家の長男にして、東大卒業でオックスフォード大留学の経験もある彼は、来るやいなや社内の話題を独り占め。
そんな彼には、自分なんておこがましくてお近づきにはなれるはずもないよ...

そう自分に言い聞かせながらも、頭の中では彼を悪者から会社を守るヒーローに仕立て上げ、自分は彼に庇われるお姫様...
そんな妄想に浸っていると、高台さんが笑いながら自分に寄ってきて、話しかけてくれちゃった!?

これはきっと夢だ、そうに決まっているんだ...と思いながら次の日に会社に出勤すると、ばったり高台さんに遭遇。
そうしたら、「平野さん」と私なんかの名前を覚えてくれちゃってるどころか、なんとディナーに誘われちゃった!!??

その後、すぐにお互いに惹かれあってお付き合いを始める二人。
口下手な木絵でも、光正さんは言葉に出さなくたって、何でもわかって察してくれる。こんなに素敵なことってあるのかな。

光正さんってもしかして、他人の心が読める「テレパス」だったりして...

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感想


他人の心が読めたなら、気になるあの子がオレのことをどう思ってるか、すぐにわかるのに...
男性でも女性でも、多くの人が一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか?

でも私、他人の心を読める能力を持ってるのって、逆に不幸なことだと思うんですよね。
世の中には知らない方が幸せなことが溢れまくってるし、特にほら、私たちって外面では笑顔でも、内面では悪態つきまくってたり、自分の下品な欲望に満ち溢れてたりするじゃないですか? え、私だけ!? す、スンマセンした...

今作「高台家の人々」は、心を読める能力を宇宙の目運をかけた戦いに使うのではなく、
私たちが実際に生きているような一般社会の中で、悪用するわけでもなく、世界を守るために使うのでもなく、ただちょっと不便な能力を持ってしまった...と力を隠しながら生きる名門家族と、その一人に恋してしまった妄想大好き系女子のラブコメディです。

主人公の平野木絵(綾瀬はるか)は、妄想大好きな冴えないOL。
他人と会話をすることが苦手で、少女漫画のようなラブストーリーを体験するにはちょっと程遠そうな女の子です。

配役が、綾瀬はるか...
真面目なんだけどちょっととぼけた感じが、確かに彼女のキャラクターにぴったりだったかもしれませんね。いつもの綾瀬はるかです。
今回は妄想の世界で妖精さん(塚地武雅)に「お前じゃな〜い!」とはりきったツッコミをいれたりと、いつも以上に気合の入ったコメディエンヌを演じています。

でも、どのシーンも平常運転で真面目に頑張りすぎてて、「ああ、今日も綾瀬はるかは頑張ってるなぁ〜」くらいののほほんとした感想しか持てないのはちょっと面白くないと思っちゃうのは...私だけですよね。

だって綾瀬はるか好きの友人にその話をしたら、「そこがいいんじゃん! 真面目に頑張ってる感が前面に出てるけど、ちょっと抜けてる感じのとこ!」って力強く言われましたもん。そうだよね。だから綾瀬はるかって人気なんだよね。

しかし、マジメな妄想女子・木絵ちゃんの人生に転機が訪れます。
ニューヨーク支社から、名家・高台家の長男にして、東大卒業でオックスフォード大留学の経験もあるというリアル王子様・高台光正(斎藤工)が転勤してくるのです。

見た目もとってもカッコよくて爽やかな王子様。でも、そんな人に私がお近づきになるなんておこがましい...

そう思いながらも、ついつい空想を始めちゃう木絵。
高台なんとかさんは会社を悪の集団から救うためにやってきたヒーローで、私は彼に守られるヒロインで。
苦手な課長は悪い奴の人質にされてるんだけど、彼はそんなのも放っておいて、私を連れて逃げてくれるの...

そんな空想に浸っていると、王子様が突然、笑いながら話しかけてきた!?
そ、そんなこと起こるはずないよ... これはきっと、何かの夢なんだ。

翌日、そんなことを考えながら出勤していると、なぜか隣には高台なんとか様の姿が!
「おはよう、平野さん」と、私の名前を覚えてくれているだけでなく、心の中で「なんとか様」って連呼してたら、「僕の下の名前は光正です」と、驚くほどいいタイミングで訂正を入れてきた!

いやいや、驚くのはまだ早かったのです。
次に彼の口から飛び出してきた言葉は、
「今度、食事でもいきませんか」

ギャーーーーーーーー!!!
これはきっと夢なんだ、夢に違いない!

でも、これは夢でも空想の出来事でもなんでもなくて現実。
見たことがないような高級そうでおしゃれなレストランで、二人っきりで食事をすることになるんですが...

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その食事をきっかけに、なんやかんやで2人は交際をスタートさせ、

なんやかんやで光正さんの実家である高台家に木絵を招待するほどの深い仲に発展していきます。

いやあ、すみませんねえ。こんなことってあります?
映画の感想文で話の流れを紹介する時に、二度も「なんやかんやで」なんて雑なワードが登場すること、なかなかないですよ。

でもね、この言葉でしか伝えることができないんですよ。
2人が公園の草むらに寝っ転がって2人がお互いへの気持ちを確かめるシーンなどいろいろなエピソードもあるんですが、まあ薄味。全然印象に残りません。

途中で唐突に挿入されるおじいちゃん(大野拓朗)とおばあちゃん(シャーロット・ケイト・フォックス)のエピソードとか、一応はラストの展開への伏線となっている描写もあるんですが、とにかく一つ一つのエピソードの描き方がチープ。

ていうかね、安っぽいの限界を超えた、あの老人メイクはなんですか! あんなん昼ドラの世界でも許されないでしょ!
シャーロット・ケイト・フォックスさんは日本の映画界に対して何を思っているのか、ちょっと不安になりますよ...

綾瀬はるか演じる木絵ちゃんの妄想話はそこそこ笑えるんですが、それも最初の20分くらいまで。
その後はよくあるラブコメの雛形にはまりまくった展開が続くので、途中でだんだんと退屈が襲ってきてしまいます。せっかく設定はちょっと面白いのにね。

で、またなんやかんやあって、光正さんには他人の心を読む「テレパス」という能力があることがわかり、
高台家の実家に紹介された木絵ちゃんは、名門である高台家になじむため、意地悪なお母様・由布子さん(大地真央)から乗馬に英会話など、今までの自分の生活からは想像できないほど大変な教養をつけることを強制されてしまいます。

辛いけど、私、光正さんのことが好きだから耐えなくちゃ...
でも、心の中で「辛い」なんて思ったら、光正さんには全部バレてしまう。心の中で、何も思わないようにしないと。

でも、気持ちを言葉にするのが苦手で、だからこそ空想が大好きになった木絵ちゃんにとってそれは拷問です。
と言うよりも、好きな人に心を隠し続けて生きるなんて...

そんな中、光正さんの転勤が決まります。
転勤先は、おばあちゃんが住むイギリスはロンドン。光正さんは...これもイケメンの自信の表れってやつですね、木絵ちゃんに、自分についてきてくれないかと呼びかけてくるんです。

...あのさあ、どっからどう見ても高台家の暮らしに馴染めなくて苦しんでる木絵ちゃんを見て、なんでこう、最後まで自分の都合を押し付けられ続けるというのでしょう?
途中で木絵ちゃんが、光正さんが高台家を捨てて駆け落ちしよう、っていう空想をしてたのは、確実にSOSだったよ。あれ見てただにやけてるような男じゃダメでしょ多分。

相手の心が読める光正さん、自分も自分らしくいられない高台家の暮らし...
全てに苦しくなった木絵ちゃんは、一度光正さんから逃げ出してしまいます。

そんな彼女に、高台家のお母様がかけた言葉ってなんだったと思います?
「ちょっと変な力があったからって何よ! 本当に好きな人がいるなら戦うの!」

いやいやいや! まああんたは光正さんの母親だからそういうでしょうけどね、逆に木絵さんの味方になってあげるくらいしないと、これから家族になってくのは難しいでしょうよ!

最後に木絵さんが取る行動も不服ですよねえ。
結局は全部、光正さんの思い通りじゃないですか。なんかいっつも思うんですけど、日本の映画って男尊女卑の精神が根っこの部分に刷り込まれすぎじゃないですか?

女性が主人公の物語のはずなのに、
結婚生活でもなんでも、男が全部女性の運命まで決めちゃって、女性がそれを受け入れていくまでの過程を描いている...っていう話が多いような気がするんですよ。

もっと日本の女性は立ち上がって、自分の人生は自分で決める!
私のことを好きになったんなら、最後まで責任とって、私が生きやすくて幸せな人生を味わえるように、あんたが私のためになる最善の行動をとりなさい! っていう話があってもいいと思うんですよ(注: 私は男です)。

ラストも、物語途中で描かれるとあるシーンをクライマックスにしちゃえばよかったんです。

「私の心を好き勝手読みやがって! 乗馬も英会話もダンスも、私の思う幸せな人生を送るためには、かけらも必要ねーんだよ! 私が唯一覚えた英単語でお別れだ! Motherf*****!!!!!!!!!」

とか言ってね。その方がもっと、女性の共感を呼べる話になったんじゃないでしょうか。



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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