ヘッドフォン祭 2015春 に行ってきました

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フジヤエービックさん主催の,

春のヘッドフォン祭 2015

に行ってきました。

「なんだその謎の祭は」と思った方へ簡単に説明すると,
世界各国のオーディオメーカーがヘッドフォンやらイヤホンやらの新製品をお披露目する場,みたいな感じでしょうか。

私は中でもカスタムIEMにしかほとんど興味がないので,毎回カスタムIEM以外のものはほぼ全く見て回っていません。
そんな私の偏った目線から,今回のヘッドフォン祭のレポートをさせて頂きたいと思います。

ちなみに試聴に使用したのは
DAP: AK240
イヤホン: 1964ears A10


楽曲は Rita Ora "I Will Never Let You Down"をメインに聴きました。



会場は今回も中野サンプラザ!

会場

会場入り。今回はいつも以上に混んでたような。

では早速ブースを見ていきましょう。

Mix Wave:

まずはUnique MelodyやJH Audioなど様々なメーカーの代理店をしているMix Waveさんのブースから!

今回は1964earsのADELシリーズを試聴...

A12:

A12.jpg

ADELシリーズの最上位機種。

手持ちのA10と比べると高域が少なめで,中〜低域寄りなバランス。
ただ高域が少なめといっても,抜けの良さはやはりADELシリーズのおかげで他のカスタムとは比べ物になりません。

A10が比較的しゃっきり明るめなのに対してこちらはもう少しウォームでゆったりとした音で,聞き疲れしなさそうなのはこっちかな,という感じ。
個人的にはかなり好みでした。


A6:

A6.jpg

こちらは現時点では未発表のAシリーズの6ドライバモデルA6。

その音は...

まんまV6 Stageでした(笑)

そこにADELを足して抜けを良くした感じ。
まあ中のドライバもV6 Stageそのまんまだったしそりゃそっか。


Mix Waveさんのブースでは,他にUnique MelodyのMaverickのカスタム版が聴けたらしいのですが,完全に忘れてました...残念。


FitEar:

お次に向かったのはFitEarのブース! いつものように社長さんが自ら接客なさってました。
今回は新製品の2つを試聴!

陶音:

陶音

まずは今回のヘッドフォン祭のために限定品として作られたという新製品,陶音(トーン)を試聴

...したんですが,正直「こもってた」くらいしか印象がありません(笑)
角が丸くて聴き疲れしにくそうな感じ。

全体の印象としては同社のユニバーサルモデル,"fitear"にかなり近かったかな。fitearは前回の祭で聴いて以来なので正直あいまいな記憶しかないですが。
これまで同社はユニバーサルモデルのParterreの色違いを名前を変えて限定販売してたりしたし,今回もそんな感じ?
ただ,fitearってここまでこもってたっけ。うーん...

この陶音,今回の祭の物販で限定販売されてましたが,物販始まって即売り切れてたみたい。
つまり買った人たちは試聴する機会なく買うことになってしまってたというわけなんですよね。
確か値段は90,000円超。正直うーん,という感じです。

まあ今回はオマケとして新作DAPを付けたりしてたみたいだし,一応は限定商品だし,そこに価値を見いだせるならまあアリ...なのかな?


萌音17:

萌音17

アニソン専用機として鳴り物入りでデビューした萌音がバージョンアップ。
オリジナル版の萌音は硬くてぶっとい低域にピーキーな高域,そして引っ込んだ中域とアニソンを聴かない私でさえもアニソンには向いていないだろうというのがすぐにわかる摩訶不思議な機種でした。

しかしこのアップデート版萌音は,
デュアルCIらしい太くて芯のある低域に,よく伸びてスッキリ透明感のある高域が特徴的な,どんなジャンルにも対応できそうな優等生機種に変貌していました。萌音ちゃんにいったい何があったというのか...

ただ好き嫌いが分かれそうな部分としては,各ドライバの担当している帯域がかなりハッキリと分かれているので,その辺りに不自然さを感じてしまう人もいるかも。

内部構造的な変化は,目視できる限りではやっぱりヘリクス部分にある,誰かが噛んだ後のガムのような謎の物体が追加されていることでしょうか。あれは一体なんなんですかね。

個人的には今回の祭で聴いた中でもかなり好みな機種でした。


JM-Plus:

Custom ArtやRhines Custom Monitorsなど,メジャーどころを微妙に外したカスタムIEMメーカーの代理店をやっている会社です。

ここではRhines Custom Monitorsから2機種を試聴。


Stage 4 U:

Stage 4 U

JM-PlusとRhinesがコラボしたアジア限定機種。
以前の祭で聴いて一発で好きになったので,また聴いてみました。

バランスは基本的にフラットですが,中低域に少しだけ厚みを持たせて音楽的な聴きやすさを加えている感じ。
しかし暗くなったり高域がこもったりする感じが全然ない! やっぱり良いです。とっても好み。

ネックは価格くらいかな。確か19万くらいするんですよね,これ。それだったら他の機種を何個か買ったほうが面白いかも,なんて気持ちが出ちゃうのでなかなか手が出ません。
いつかは欲しいなあ...


Stage 7:

Stage 7

こちらは最新機種のStage 7。名前の通り片耳7ドライバ入ってます。
ドライバの種類はパッと見たところ,高域TWFK×2,中域Sonion33,低域CI22955だったような。

中〜高域寄りのバランスで,抜けが良く透明感のある質感が聴いていてとても気持ちいい。
中域にも高域にも艶があって聴きやすいです。
ただ低域が少なくて不満だっていう人もいそう。UERMあたりが好きな人にはけっこうお勧めできるかも。

Rhinesは基本的にどの機種も好みですが,個人的にはこの2つがお気に入り。どっちかは買ってみたいんですが,やっぱり値段が...


Wagnus:

ケーブルメーカーのWagnusさんではカスタムIEMメーカーのNoble Audioの代理店もなさっています。
今回はNoble Audioの新製品,Savantを試聴。

Savant:

Savant.jpg

"Baby K10"と銘打って発表された新製品。
K10は多ドライバらしく全体域に渡ってジャカジャカ鳴っている主張の強い機種で,私個人としては正直聴き疲れしそうであんまり好きではありませんでした。

しかしこのSavantは驚くほどスッキリしていて透明感のあるトーン。
バランスは低域少なめの高域寄りなバランス。中身がBAだとすると,ドライバの数はそんなに多くはないんじゃないかなあ。入っていても5ドライバくらいまでかと。
まあ私の耳なんてあてにならないにもほどがあるんですが。

ユニバーサル版が予定価格79,800円なのに対して,
カスタムにすると強制的にPrestigeになるので23万以上まで跳ね上がるのでなかなか手が出なさそう。

基本的にカスタム版とユニバーサル版が選べる機種ではカスタム版を選ぶ以外の道はないと思っている私ですが,この機種に関しては音が気に入っただけならばユニバーサル版を選んだほうがいいのではないかと思います。
中身を隠したいだけならクリアシェル禁止くらいにしておいて価格下げればいいのにね。


くみたてLab:

数少ない国内産カスタムIEMメーカーの一つ。数あるブースの中でも,ブースに集まっている人たちの年齢層がかなり若かったのが印象的でした。

今回は新製品のハイブリッドカスタムIEM, KL-REFを試聴してきました。

KL-REF:

KL-REF.jpg

3BA+2DDという珍しい構成のハイブリッドカスタム。
今流行りの低域調節機構が付いているのが特徴で,その調節機構を利用して,使用者自身のリファレンスサウンドを見つけて欲しいというのがコンセプトなんだだそうで。

まずは低域を一番絞った状態で試聴開始。
高域がよく伸びるのに刺さりがなく,中域はあっさりめ。低域は少なめですが,あの弾力はダイナミックでないと出せない魅力だと思います。

低域のダイヤルを回していくと,少しづつローミッドあたりからの量感が増えていく感じです。
個人的には半分くらい回した状態が好みだったかな。

くみたてLabさんのはどれも聴きやすくて優等生。多くの人から好かれそうな音で好印象なんですが,どの機種も中域があっさりしていて微妙に人工的なのが気になるところもあるかな?

どれかは買ってみたいと思っているんですが,買うとしたらこのKL-REFかサンカがいいかなあ,なんて思いました。


アユート:

最近だとiriverのAstell&Kernブランドの代理店として人気のアユートさんのブースでは,Dita AudioのユニバーサルイヤホンAnswerと,
Astell&Kernの最新ハイエンドDAP,AK380を試聴。

Dita Audio Answer:

Answer.jpg

シンガポールのブランドDita Audioのユニバーサルイヤホン。
ユニバーサルイヤホンにほぼ全く興味のない私ですが,このイヤホンは以前の祭で聴いたその瞬間に好きになってしまった素晴らしいイヤホンです。

ダイナミック1発とは思えないほど細やかで繊細な高域と,ダイナミックだからこその弾力のある低域が共存した,多くの人から愛されるであろう,わかりやすく「いい音」なイヤホンであると思います。

「ユニバーサルイヤホンでお勧めは?」と聞かれたら,私なら迷わずこれを勧めます。


AK380:

出ました! 大人気AKシリーズの最新作にして最新のハイエンド!
この商品については写真多めで見ていきましょう。

AK380.jpg

まずはメニュー画面。第二世代のAKシリーズと大きくは変わりませんね。
第二世代にはなかった"AK Connect"という項目が追加されていますが,詳細についてはまだ不明。

AK380 Volume

ボリュームは0.5ずつの表示はやめたみたい。
ボリュームの位置は真ん中寄りになってます。

厚さ

厚さはAK240とほぼ全く同じ感じかな。ポケットに入れても邪魔にならない程度かと。

AK240と

手持ちのAK240と並べてみると,AK380はひとまわり大きめ。ただそこまで気になるほどの変化ではないかな?

操作性は第二世代とほとんど変わらず。ただAK240の画面下にあったホームボタンが本体の部分に移っていて,ケースに入れる時とかどうするつもりなんだろう,というのはちょっと気になりました。

しかも私が使っていた機器だけだったのかはわかりませんが,そのホームボタンがちゃんと機能してなかったし。もし販売用の実機もあんな感じだとしたら,むしろ第二世代の方が操作しやすいんじゃないかという気もします。

音質については,正直言って衝撃的でした。
実際に聴いてみるまではAK240の微強化版くらいかと思っていましたが,
聴いてみると「AK240ってなんだったの?」ってレベルの別次元の音が鳴っていました。

音の細やかさとスケール感,音場の広さと奥行きなど,とにかく全てにおいてレベルが段違い。
ほんとにこれDAP直で鳴らしてる音?と一瞬我を忘れてしまうほど素晴らしい音です。

で,確かに音は素晴らしいんですが,容量はAK240と同じ,操作性についても(現時点では)第二世代とほとんど変わらないとなると,
今後どんな追加機能が出るかはわかりませんが,噂通りならAK240と15万円ほどの差額を出してまで買い換えるほどの魅力はあるのかは微妙かな?

今後追加されるであろう装着型アンプとか他諸々は別売りのオプションになるっぽいし,さすがにここまでくると大富豪,もしくはこのようなイベントで「俺こんな高いの持ってるぜドヤァ」したい人のためのアイテムになってきそう。

いや,音はほんと素直に素晴らしかったんですけどね...


というあたりで私の見たブースは終了!
本当はソニーのエンジニアさんが立ち上げたカスタムIEMブランドのJust Earさんとか,
イタリアのLiveZoner41なんかも見たかったんですが,Just Earは整理券の時間が合わなかったり他のブランドはすっかり忘れてたりして意外と見逃してるものも多かったかも。

次の秋祭りでリベンジ!


オマケ:

せっかくなので物品にも顔を出してみました。
前回の反省からか今回は整理券式に。そのおかげで前回よりは全然スムーズに買い物もできたし,ブースを回る時間も無駄にせずに済みました。今後もこの方式は継続すべきかと。

そして私は...

HD700.jpg

IYHOOOOOOOOOOOO!!!!!!

一昨日くらいまでは何も買わない予定だったんですよ! でも,自宅用のヘッドフォン欲しくなっちゃって...
やっぱ買うなら値上げ前のHD800かとも思ったんですが,音楽の好み的にHD700の方が明らかにあってるな,と思いまして。こちらについてのレビューも後ほど...
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