FitEar MH334SR (Studio Reference: スタジオリファレンス) レビュー

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MH334SRのお姿


あの羽生結弦くんも使ってる、日本国内産で一番有名なカスタムIEMメーカー・

FitEar(須山補聴器さん)

が送る4ドライバーモデル、MH334のアップグレード版、

MH334SR (Studio Reference)
が到着しましたので、簡単なレビューをさせて頂きたいと思います。

従来のMH334に対して、「高域周波数レンジ拡大と中低域解像度の改善を目的としたセットアップ」を行ったこの製品、すで従来のMH334を所有しているユーザー向け、新規で最初からSRの状態では購入ができない、あくまでもアップグレードサービスとしての対応となっているようです。
FitEar公式のアナウンス: http://fitear.blogspot.jp/2016/04/mh334-hpfes.html

現在(2016年6月13日)はまだ公式に受注が始まったわけではないのですが、先日のヘッドフォン祭りで先行受注を行っていました。
私が今回早めに受け取れたのも、ヘッドフォン祭りでちゃっちゃとアップグレードを依頼しちゃったからというわけでして。

本レビューの前に、超ざっくりとMH334SRに対する感想を言ってしまうと、

いいっっっ!!

って感じです。超いいです。オリジナルのMH334はほっとんど出番がない悲しいIEMだったんですが、
SR化してからは、手持ちのカスタムIEMの中だともともとお気に入りのJH AudioのJH10pro、EarSonicsのEM32を抜き去り、64 AudioのADEL A10の次、いや並ぶくらいのお気に入りになりました。

ということで早速レビューを始めていきましょう!


ちなみに、オリジナルMH334に対する私のレビューはこちら↓ 比較はこちらの記事と併せてご覧ください....
http://tyfm13.blog.fc2.com/blog-entry-33.html



外見の変化


見た目は正直ほとんど変化してません。
見た感じ、ドライバの配置も全く変わってないし...

変わったところといえば、ヘリクス部分に、噛んだ後のガムのような物体が加わったのみ。

MH334SRの白いガム
↑矢印のところです。

ていうかこれも、これ自体がパーツになっているというよりは、中のネットワークを隠すために包むための包み...みたいに見えます。この中にSR化の秘密があるということなのかな。




一番きになるのは音質の変化だと思いますが、
正直かなり変わってます。
最初はそんなに変わらないかなって思ってましが、しばらく使っていくと、もはや別機種か!? と言うくらいの変化を感じることができました。以下、私が感じた変化を箇条書きで述べていこうと思います!



●音のバランス: 低域≧中域≧高域 もしくは低域≒中域≧高域?

ゆる〜いピラミッド、もしくは中・低域寄りフラットです。
オリジナルのMH334はハイミッド〜ローハイあたりにわかりやすい凹みがあり、柔らかめの質感もあってか抜けきらない印象が拭えませんでしたが、

SR版では高域が伸び、どこの帯域にも凹みがなくなってフラットに、より清潔感のある、抜けが良くて元気なサウンドになりました。
私はこっちの方が圧倒的に好みですね。


●音が硬くなりました。いい意味で。

前のMH334は音が柔らかめで、それはそれで聴き疲れがなく聴きやすかったのですが、上述のようにハイミッド〜ローハイあたりの抜けなさが相まってどうしてもモヤっと感がつきまとっていました。

ですがSR版は全体、特に低域が引き締まり、超高域までしっかり伸びるようになったので、明らかにクリアなサウンドになりました。
オリジナル版にあったローミッド〜ミッドローあたりの、中域担当Sonion33とKnowles CI22955が被りまくって濃〜くなってる部分がなくなったこともクリアさに貢献してるんじゃないかなと。

そのおかげもあってか、音の粒がかなり細かくまで聞こえるようになりました。

これは私の推測なんですけど、今回のSR化では、それぞれのドライバの担当帯域を修正して、高域(と一部ハイミッド)はSonion23に、中域はほぼ完全にSonion33に、そして低域はサブロー帯域までしっかりCI22955に担当させるようにしたんじゃないかな、と。
だってオリジナルより明らかに3wayっぽい音がするんですもん。

個人的に最大の魅力だと感じるのは、、「CIがいい仕事してますね〜」と、どこかで聞いたようなセリフのひとつも吐きたくなるような、硬く太く、何より深い低域でしょうか。手持ちで比べると、今まで一位だったEarSonicsのEM32以上に「これぞCI!」な低域には満足感たっぷりです。


●音場はそんなに広くない?

オリジナル版と同じく、全体的に音が近いです。特に中域。
そのため音場はそこまで広がらない感じですが、奥行きはそこそこあります。

高域がすっきりはっきり出るようになったので、上方向にはちょっと伸びたかなあと。
そのおかげか、オリジナル版よりもちょっと明るいサウンドになりました。


まとめ


ってな感じで、オリジナル版とは別のベクトルに進んだサウンドになっているので、オリジナル版が好きで好きでたまらない...っていう方がSR化をやっちゃうと、もしかしたら「思ってたのと違う!」ってなってしまう可能性もある気がします。

オリジナル版のサウンドをもうちょっとクリアにしたい...と思っていた私には、SR化はやって大正解でした。
今まではほっとんど出番をなくしていたMH334が、今では華麗なる大復活を遂げてくれたのは嬉しい限り。

試聴してからの検討を推奨...と言いたいところなんですが、現状ではイベント以外で試聴できるところがないのが悩みですかね。
須山さん、ぜひどこかで、気軽に試聴できる機会を!

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