植物図鑑 運命の恋、ひろいました 今作にネタバレは存在しない感想 日本よ、これが草食系男子だ。

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オススメ度 ★★★☆



あらすじ


神様は、不公平だ。
世の中には幸せな人とそうじゃない人がいて、とうぜん私はそうじゃない人。
そして今日も、待ち人は来ない...

不動産屋に勤めているが、仕事ではいつも怒られてばかり。プライベートも、職場と一人寂しい家を往復するだけの毎日を送っていたOLの河野さやか(高畑充希)
今日も仕事のお客さんと待ち合わせをしていたが、相手が指定先の場所に現れず、上司から大目玉を食らってしまう。

すっかり落ち込んでしまった彼女は、今日も家で安酒を飲みながら、何の感動もなくコンビニ弁当を食べていた。

しかし突然、薄暗かった彼女の人生に転機が訪れる。
お酒の追加を買うために出かけたさやかは、自宅マンションの前に倒れている謎の男性を見つける。

「お嬢さん、俺を拾ってくれませんか? 噛みません。しつけはできてます。」

樹(いつき)[岩田剛典]と名乗るその男性に興味を持ったさやかは、彼を自室に招いてカップ麺をご馳走することに。

翌朝目覚めると、部屋にはいい匂いが漂っている。
樹が朝ごはんを作ってくれていたのだ。
料理だけでなっく家事全般がなんでもできる樹に心惹かれたさやかは、出て行こうとする樹を引き止め、半年間部屋に住んでもらうこととなる。

苗字も知らない、どこから来たのかも知らない。
謎の多い樹だが、彼は特に、野に生える草花が大好きだということがわかった。

さやかと樹は、時々野草を採りに出かけ、そこで採ってきた野草を使った料理を通して心の交流を深めていくのだが...

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感想


この世の女性を虜にしている、大人気のパフォーマンスグループが、三代目J Soul Brothersですね。私の周りの女子も好きな人多いです。

中でも特に人気なのが、ダンサーの「がんちゃん」こと岩田剛典くん(「がんちゃん」って平仮名表記であってます?)。

EXILE系列の人たちって、歌声は甘い感じなのに、みんなチンピラみたいな見た目なのが売りの一つになってるじゃないですか?
でもがんちゃんは、高貴な家で美味しいものを食べて育ってきたんだろうな、というのがひしひしと伝わってくるような、甘くて優しい顔立ちが魅力。EXILE系列のメンバーさんの中ではわりと異彩を放ってる人だなあ、と思うんですが...

そんながんちゃん人気にあやかってなのか、現在大ヒット中の今作
「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」
を、もはやがんちゃんって名前しか聞いたことないし、どんな顔してるのかすら知らないよ、っていう彼女無し/チビデブサイクの独身オヤジという、がんちゃんとは対極にいる存在であろうこの私も観て参りました。もちろん一人で。

これだってどうせまた、ブサイクな男が観たら生まれてきたことを後悔させられるタイプの映画なんでしょ...

なーんて腐って濁りきった心持ちで劇場へ足を運んだ私でしたが、ところがどっこい。
実はこの映画、ラブロマンス以上に、退屈で先の見えないように思える毎日を楽しむヒントがぎっしり詰まって、何よりとっても漁師がしたくなっちゃう、ハッピーで優しいロマンティックコメディだったのです!

ちなみに今作、ラスト以外特に何を書いてもネタバレにならなそうなので、途中までの展開についてはけっこう触れていきますよ。
予告編で述べられてるストーリーがほとんど全てなので。特にそれを知ってても知らなくても楽しめる作品になっているのでご安心を!

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神様は、不公平だ。
世の中には幸せな人とそうじゃない人がいて、とうぜん私はそうじゃない人。
そして今日も、待ち人は来ない...

うーん、何とも分かりやすい被害者意識。
冒頭からいきなり暗い感じの話を持ち出してきたのは、このお話の主人公でありヒロインの河野さやか(高畑充希)

不動産屋に勤めているも、朝確認したはずの場所にお客さんは来ない、無理難題を言ってくるお客さんからは「お前じゃ話にならん、上司を呼べ!」と怒鳴られるなど、お仕事はなかなかうまくいきません。

じゃあプライベートはどうなのっていうと、毎日家と会社の往復だけで、昼も夜も一人寂しくコンビニ弁当を頬張るばかり。
今日は会社で怒られちゃって気分も落ち込んでるし、チューハイでも空けちゃおう...

と思ったら、家の冷蔵庫は空っぽ。チューハイどころかまともな食材だって入っていません。
しょうがないから寝ますか...とベッドに入ったさやかはその日、不思議な夢を見ます。

チューハイなんかの買い出しに出かけたさやかが家に帰ってくると、マンションの前に若い男の人が倒れていました。
酔っ払い...ではなさそうだし、何よりめっちゃイケメン! ドキドキしながらも、とりあえず彼に「大丈夫ですか?」と声をかけたさやか。

すると男性は起き上がるなり、さやかの膝に軽く握ったこぶしを、まるで犬がお手をするかのように置いてこう言いました。

「お腹が減ってもう一歩も動けません。 お嬢さん、俺を拾ってくれませんか? 噛みません。しつけはできてます。」

この男性こそが、さやかの運命の相手となる今作の第二の主人公・樹(いつき)[岩田剛典]です。

しっかし怪しい! 怪しすぎる!! 道端で倒れてる人にこんなこと言われたら、普通の女子は走って逃げるぜ!

でも、これでもかというほどのどアップで映し出されるがんちゃんの顔は、全く悪意が感じられないくらい無邪気で、何よりかわいらしい...みたいです。
だって後ろの方で観ていた女子高生? の集団が「カワイイ〜!! やばい死ぬ〜!!」って、映画を観ている最中とは思えないほど大きめの声で悶えてたんですもん。

たしかに男の私から見てもカワイイ顔してんなあ、っていうね。たしかにこんだけかわいくて悪意のなさそうな男に拾ってくださいと言われたら、思わず家にも誘いたくなるってもんなんですかね。
チッ、世の中のイケメンは全員爆破しねぇかな〜...ハッ、いかんいかん、つい心の声が。

あまりに唐突に言われたもんだから、さやかは拍子抜けして笑ってしまい、彼を自宅へ招き入れることに。
まだ全然茹で上がってないカップ麺を頬張る彼がかわいくてかわいくて...

でもこれはあくまでも夢。
翌日目覚めたら、そんな男の人は家にいるはずもなく、またいつものような退屈な日々が始まるんだ...

そう思いながら起床したさやかでしたが、寝室を出てみると、なんだか美味しそうな匂いが。

リビングへ向かってみると、なんと昨日夢で見た男の人が、朝ごはんを作ってくれているではないですか!
夢じゃなかった! それだけでも嬉しくてたまらないわけですが、なんと樹くん、半年間もこの家に住んでくれるんですって!

こうして始まった、不幸なOLと正体不明の男の奇妙な共同生活。

料理だけじゃなく、家事全般を完璧にこなす樹くんですが、ただのヒモではなくてちゃんとバイトをしていたり、時にはバイト代を使ってプレゼントをくれたり。しかも見た目は完璧っていうね。

ここで女性の皆さんに朗報。

この先、がんちゃんの優しい笑顔のどアップ、多分25回くらいは出てきます。私が観た回では、がんちゃんのアップが出てくるたびに、劇場中の女性が悶える声が聞こえてきました。ほんとに人気なんだなあ。

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一緒に暮らしていくうちに、樹は野に生えている野生の植物が大好きだということがわかります。
なるほど、だからタイトルが植物図鑑なのか。

ある日バイト代で2人分の自転車を買ってくれた樹は、さやかをとある場所へ連れて行きます。
向かった先は、近所の河原。ここでふきのとうやつくしなどの野草を摘みながら植物への愛を語る樹...これまたカワイイ。
2人の間では「狩り」と呼ばれるこの行事が、2人の距離を近づける特別なものとなっていく様子が微笑ましいのです。

では、摘んだ野草はどうするのか?
樹くんは料理上手。野草を使っておひたしや天ぷらなど、見ているこっちまでお腹がすいてきちゃうような美味しそうな料理をたくさん披露してくれるんです。

一時期、女性に奥手な男性を「草食系男子」なんて呼んでたりしましたが、甘い!! 甘いぞよ貴様ら!!
「草食系男子」なんてもんはマジで草食ってから名乗りやがれ!!!

この映画を観て、何人の女性が野草を摘みに行ったのでしょう。河原に行ってもがんちゃんは落ちてはいないのに...
しかし、野草を摘みに行きたくなっちゃう気持ちはわかります。だって、お料理が「まさかの料理映画観に来ちゃった!?」と錯覚してしまうほど本格的で、お話にも濃厚に絡んでくるんですもん。

樹くんのお料理で毎日の元気をもらったさやかは、今までは不満があっても言えずに飲み込んでいた職場での不満だったり希望だったりをしっかりと口にできる、たくましい女性へと成長していきます。この過程もまた元気をもらえて、「自分も毎日お料理始めようかな」と思わされちゃうほどの説得力があるんですね。

そんなメッセージをより強固にしてくれているのは、さやか役の高畑充希ちゃんの圧倒的な演技力でしょう。
もうあれ、自然という言葉を超えて、完全に「さやか」っていう人間がそこに存在してましたよね。
一言一言の間だったり、少し口ごもったり声が震える様子だったり、あまりにも自然で感動しちゃいました。高畑充希ちゃんって初めて知ったんですけど、今後ずっと追いかけたくなっちゃいましたね。それくらい魅力的な女優さんだと感じました。

樹役のがんちゃんは、本業ダンサーさんなだけあって演技自体に自然さは全然なく、むしろ大根演技の部類に入るような感じすらあったと思うんですけど...

なんだろう、今作でのがんちゃんには、その部分での不快さを全く感じさせなかったというか、もはやあれは新しいスタイルとして成立してたような気がするんですよね。
「真顔で、歯の浮くような恥ずかしいセリフを棒読みし続ける」っていう。

予告編でも出てくる「引き金引いといて忘れろとか都合のいいこと言うなよ!」というセリフの時点で、恥ずかしくて顔から火が出るかと思ったんですが、その直後に続くセリフが最強でしたね。2016年最もUCの顔面を崩壊させたセリフだと思います。

それがこちら。

「引き金2回目... もうどうなっても知らないからな。」

がぁぁあぁぁぁぁ!!!!! お前、こんなこと真顔で言ってんじゃねぇよ!!! 引き金って! もうどうなっても知らないからなって! 恥ずかしくて死ぬわぁぁぁ!!

しかしこれもね、なぜかがんちゃんが言うとすっげー様になってたの! 聞いてるこっちは死にそうだけど、まあこれはこれでアリかなって思わされる不思議な力があったよね! これが女子にモテる男の魔力かすげーな!

超自然な演技のできる女優 × 棒読みだけど、不思議な魔力でオールオッケーにしてしまう男
という奇妙なコンビが、こんなにも魅力的なカップルに見えちゃうってこれまたマジックですよ。この二人の行く先をもっと見ていたい、と思わされちゃうこと間違いなしだと思います。

こんなに魅力的な二人が観る者全てをハッピーな気持ちにしてくれる今作「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」、皆さんもぜひぜひ偏見を捨てて、そして何よりお腹を空かせて劇場へ足を運んでみてください!



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

  • 2016/06/29 (Wed) 22:54
    ようかん #- - URL
    お客さんの反応

    映画よりもお客さん(女子高生)の反応が楽しそうだなぁ。

    独りで本作を観に行く勇気はございません!

  • 2016/06/30 (Thu) 23:55
    UC #- - URL
    Re: お客さんの反応

    ようかんさん、いつもありがとうございます!

    私は神戸の映画館で観たんですが、関西の女子高生はすごかった(意味深)
    男性のみなさんにとっては、がんちゃんに悶える女子の様子を楽しみに行くのも一つの...ってハッ! これじゃ変態みたいじゃないですか!

    普通に一人で観に行っても楽しめる映画ですよ! ぜひぜひ!

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