インデペンデンス・デイ: リサージェンス (Independence Day: Resurgence) ネタバレありレビュー 過去に縛られたくないの。

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オススメ度 ★☆



あらすじ


エイリアンによる地球侵略に人類が立ち向かい、およそ30億人もの命を失いながらも勝利を収めてから約20年が経過。
現在はエイリアンがもたらした技術のおかげもあり、重力に縛られることのない高速移動の技術も発展したりと、人類は完璧な平和を気づいていた。

しかし人類は再びエイリアンが襲来した時に備え、エイリアンが残した宇宙船の技術を転用した地球防衛システムを作り上げる。

そして今日は2016年7月4日、アメリカは独立記念日、そして宇宙人の進行を退けてから20週年という、最も記念すべき日を迎えようとしていた。

そんなめでたい日を目前に、まるで見計らったかのように、巨大なエイリアンの宇宙船が出現。
今度は攻められてからでは遅い。攻撃される前に、我々の方から打ち落としてやる...とレーザー砲を打ち込み、見事宇宙船を撃墜することに成功。

勝利に歓喜する人類は、喜びに酔ったまま独立記念日を迎えた。
しかしその場に、20年前に地球を襲ったものとも、昨日撃退したものとも違う巨大な宇宙船が現れ、地球人への攻撃を開始した...

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感想


最近、自分も年老いてきたなあ、って思うことが多くなってきて。

「懐メロ」って言葉、あるじゃないですか? それって1970年代とか'80年代とか、最悪'90年代も含めちゃう? って10年前くらいまでは思ってたんですけど、自分も大人になった今、もはや自分が中学生くらい、つまり2000年代初頭に流行ってた曲って懐メロなんじゃねーの? って疑惑が出てきちゃったわけです。

だって知ってます? 私の学年(1990年4月〜'91年3月生まれ)の女子が未だにカラオケで歌ってる定番、大塚愛の「さくらんぼ」って2003年発売なんですよ。13年前。今の小学生、まだ生まれてない!
すげー最近の曲だと思ってたAKB48の「ヘビーローテーション」だって、もう6年前の曲ですからね。もうどうしよっか。

最近だと、新しいものを探そうとしてもついていけなかったり、結局は自分が好きだった昔の曲のカバーとか、それに似た雰囲気の曲を無意識に探しちゃったり。高校までは、両親が「最近の流行りについてけないわ〜」って言ってるのを内心バカにしてたもんですが、自分も大人になって気持ちがわかり始めちゃったというか。なんか切ない感じですねえ。

え、関係ない話はやめろって? し、失礼しました。今回ご紹介する映画、
「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」
からも同じ匂いを感じちゃったもんで...

20年前にウィル・スミス主演でメガヒットを記録した「インデペンデンス・デイ」の続編として製作された今作、簡単に言っちゃえば今の20歳未満の皆様は公開当時生まれてすらいない、
20代半ばくらいの人々にとっても、かなり幼少の頃に公開されたとあって、内容なんてほとんど覚えていないっていう方も多いんじゃないでしょうか。

実際私も子どもの頃に両親とVHSで観たっきりだったので、登場人物の細かい設定だったり名ぜりふだったりって全く覚えていなくて、唯一覚えてたのは、なんかすごい勢いで
ホワイトハウスちゅどーん!! エンパイア・ステート・ビルディングちゅどどどーん!!!
って、とにかく大きい建物を爆破しまくってたなあ、ってことくらい。そんな少ない情報だけで観に行っても失礼に当たらないかなあ、って思ってたんですけど、実際に観に行ってみたら全然大丈夫でした。

だって今作、前作から20年もの月日が経ったのに、やっていることが全く同じなんですもん。

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20年前に人類がエイリアンを撃退して以来、人類はエイリアンが残していった技術を使って完璧な平和を築いていました。

で、人類最大の戦いからの20周年を記念した式典が、7月4日の独立記念日(インデペンデンス・デイ)と被っているので一緒にお祝いしようとしていたところ、なんとタイミングよく宇宙人が攻めてきて、しかもその宇宙人は前回来た奴らよりも強い奴らだったのでした...っていうのがこのお話の全貌です。まあ、とっても簡単!

今回エイリアンに挑むのは、お調子者の実力派パイロット・ジェイク(リアム・ヘムズワース)と、
前作の主人公スティーブ・ヒラーの息子・ディラン(ジェシー・T・アッシャー)
そして前作でヒラーとともに世界を救ったトーマス・J・ホイットモア元大統領(ビル・プルマン)の娘でジェイクの彼女・パトリシア(マイカ・モンロー)という3人の若者たちです。

この3人の関係性もありがち感が隠せなくって、
ジェイクとディランは、過去に試験のパートナーになるくらい仲が良かったのに、試験中にジェイクが危険な運転をしてディランを殺しかけたっていう因縁から仲違いしてたりするんですけど、

物語の途中、宇宙人との戦いの途中で突然仲直りしちゃったりするので(徐々に、とかではありません。マジで唐突に仲直りしちゃってるんです)、その辺の設定が物語に活きてくることはありません。

一応彼らがメインキャラのはずなんですが、とにかくキャラが出すぎて渋滞しちゃってるので、正直活躍してる感が薄かったです。それぞれのキャラも薄かったですしね。

主人公カップルであるリアム・ヘムズワースとマイカ・モンローは超キュートなカップルなんですけどねえ。
特に「イット・フォローズ」の主演として注目を集めたマイカ・モンローの美しさったらたまりません。ってなに言ってんだ自分。

じゃあ彼らの他に何が出てくるのっていうと、20年の時を超えて再登場した懐かしのキャラクターさんたちです。
上述のトーマス・J・ホイットモア元大統領に、マッドな感じのサイエンティスト、ブラキッシュ・オーキン博士(ブレント・スパイナー)、さらには前作の主人公の一人であるデイヴィッド・レヴィンソン(ジェフ・ゴールドブラム)に、そのお父さんであるジュリアス(ジャド・ハーシュ)までとっても豪華。

しかし彼らは「当然誰だかわかるよね?」という監督の声が聞こえてきそうなくらい、まるで何事もなかったかのように説明もなく現れ、しかも今作の若き主人公チームと同等かそれ以上に物語に絡んでくるので、今作が初見だという人には何が何だかわからなくて困惑してしまうのではないでしょうか。

これが2、3年前の映画の続編ならまだしも、前作って20年前ですからね。しつこいですけど、今20歳未満の人類、まだ生まれてませんでしたからね。

ということは、もうちょっと親切設計にして、過去キャラを出すにしてもせめてもうちょっと説明するとかしないと、若い人なんて「誰このじいちゃん」みたいになっちゃったんじゃないですかね。...って隣のカップルが言ってました。

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肝心のアクションシーンも、CGの宇宙船がどどーんと光線を打ち合ってるだけ。キャラクターたちは座ったままで"Hold On!"っておきまりのセリフを言ったり、"うああああああ!!!"って叫びながらボタンを押してたりするだけなので、正直途中で飽きちゃいます。

確かに20年前よりもCD技術は発達してるので映像は綺麗になってるんですけど、残念ながらそれ以上に迫力のあるアクションシーンをやってやろう、なんていうチャレンジ精神が見られなかったのが残念。

変わってなかったのはエイリアンのデザインもですかね。
今回の敵はアリのような姿をしたエイリアンたちなんですが、どうしてハリウッドの大作に出てくるエイリアンってああいう...なんていうか...すげー進化させた昆虫みたいなデザインが多いんでしょう。倒すとぬめぬめした体液ブッシャー!! みたいな。宇宙人があれ見たら怒るよ絶対。

でも、近代的になってる部分も確かにあるんですよ。
敵の親玉も、人間側の親玉であるアメリカの大統領もね...予想もつかないでしょ...なんと、なんとですねえ...

そう、どっちも女性なんです!!

...はい、すみません。予想ついてましたよね。今の映画って、一番強い立場にいる人物は女性にしましょう、っていう縛りでもできてるんでしょうか。いや、女性の立場が強くなることには大賛成なんですけど、なんかここまで露骨に何らかの大きな意思が見えちゃうと、ね?

20年前の「インデペンデンス・デイ」が大好きでたまらなくて、あれと同じ快感を与えてくれる映画を探してたんだよねぇ〜、っていう大人の皆さんはそこそこに楽しめる映画かもしれません。メインキャストの多くはまさかまさかの続投をしてくれちゃってたりしますしね。

だけど、何か新しい刺激を求めて観に行ったり、前作を観てないけど楽しめますか〜、っていうと微妙なラインかもしれません。



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

  • 2016/08/14 (Sun) 21:15
    KKT #- - URL
    懐メロ

    いやいや、ゼロ年代の曲とか、もちろん懐メロでしょ。当たり前。

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