ファインディング・ドリー (Finding Dory) ネタバレ控えめ感想 忘れたくない人がいる。

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オススメ度 ★★★★☆



あらすじ


ナンヨウハギのドリー(エレン・デジェネレス)は、幼い頃から短期記憶障がいに悩まされていた。

何をしていても、次第に自分がどこにいて何をしていたか、さっき会ったあの魚は何て名前だったかをすぐに忘れてしまうドリーはある日、激流に飲み込まれて大好きな両親とはぐれてしまう。

必死に両親を探したドリーだが、次第に記憶を失い、最終的には誰を探していたのか、両親の名前すらもわからなくなってしまう。

そんな時に出会ったのが、息子を探しているというカクレクマノミのマーリン(アルバート・ブルックス)
ひょんなきっかけからマーリンと行動を共にし、最終的には彼の息子ニモ(ヘイデン・ローレンス)を見つけることに成功し、今や彼らは家族のように一緒に暮らしていた。

しかしある日、ふとしたことから自分が両親を探して長い間旅していたことを思い出したドリーは、再び両親を探す旅に出ることを決意する。
ドリーの記憶によれば、彼女の両親はカリフォルニアにいるというのだが...

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感想


家族向けのアニメ映画において「障がい」っていうのをメインテーマに置くっていうのはかなり危険で覚悟のいることだと思うんですが、

今から13年前(!)に公開された「ファインディング・ニモ」は、片方のヒレが小さく、上手く泳げない体で生まれてきたカクレクマノミのニモ(ヘイデン・ローレンス)がハンデを乗り越えていく過程と、
ニモのことを過保護なまでに守ろうと頑張りすぎていた父親のマーリン(アルバート・ブルックス)が自分の力でハンデを乗り越え、成長していく姿に気づいていく様子をスケール感たっぷりに描いた作品でした。

その続編となる今作「ファインディング・ドリー」はさらに踏み込んだ内容。
「ニモ」にも登場した、なんでもすぐに忘れてしまうナンヨウハギのドリー(エレン・デジェネレス)を主人公として、障がいを乗り越えるのではなく共に生きていくこと、そして周囲の理解の必要性を優しく描いた作品となっています。

「私は短期記憶障がいがあります」
ドリーがその言葉を練習するところから物語はスタートします。
ドリーのことを心配する両親が、ドリーに何かがあって外に出た時のために練習させていたんですね。

なんでもすぐに忘れてしまうドリーは、さっき両親に言われたこと、一緒に話していたこともすぐに忘れてしまいます。
彼女の両親はドリーのことを愛情たっぷりに育てていますが、時には彼女の症状に少しの悲しさを感じてしまうことも。
そんなドリーのことを守ってあげなければと頑張るほど、むしろドリーのことがさらに心配になってきてしまう中...

ある日、ドリーは激流に飲まれて両親と離れ離れになってしまいます。
今まで見たこともなかった場所にたどり着いてしまったドリーは両親を必死に探しますが、探している途中で両親の名前を忘れ、しまいには何を探していたのかすら忘れてしまうんです。

この描写は結構ハードだなあと。短期記憶障がいに悩まされるドリーは、自分にとって一番大切な人に関する記憶さえも徐々に奪われてしまう...でもこの描写があってこそドリーがこれから乗り越えなければならない試練に共感を呼ぶことができるのかな、とも思います。

自分が何のために泳ぎ続けていたのかすら忘れてしまったドリーが出会ったのが、前作の主人公であるマーリンです。
ということでここまでは、ドリーがマーリンと出会うまでの裏話。本筋は彼女らがニモを探す旅を終えたところからスタートします。

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ニモとマーリンと共に家族のように暮らしていたドリーですが、ふとしたきっかけから自分が家族を探していたのだということを思い出します。思い立ったが吉日。行動力に溢れるドリーは、早速両親を探す旅に出ます。

なぜか思い出すことのできた手がかりは「カリフォルニア モロ・ベイの宝石」という謎の言葉のみ。
それだけを手掛かりにドリーはカリフォルニアに向かうことに。彼女のことを心配したマーリンとニモも彼女に同行することになります。

しかし、カリフォルニアについた際、ドリーの不注意が引き金となってニモが軽いけがを負ってしまいます。
ニモを心配して、「どうしよう、私にできることは? 助けを呼んでくる!」と言うドリーに対し、マーリンは「何もしないで忘れてくれ! それが君の得意なことだろ!」とひどい言葉を浴びせてしまいます。

これって私たちの世界でもあり得ることだと思うんです。
障がいのある人に対して、どうしようもないことだと頭でわかっているようでわかってない。なんでも自分たちと同じようにできて当然だと思ってて、できないことは相手の欠点だと非難してしまうことって、経験ないですかね。

その言葉を気にしてしまったドリーはニモを助けるための助けを一人で呼びに行ってしまうのですが、その最中、人間の網にかかって捕まってしまいます。そこでドリーが連れ去られた先は...

なんだか研究室のような場所に連れて来れられたドリーは、タコのハンク(エド・オニール)と出会います。彼の話によれば、ここは海の生き物たちにとっての病院兼水族館。職員たちの保護を受けた後、治療が終わったら海へ放されるようになっているんだとか。

つまりここにいる生き物は、みんなどこかにハンディキャップを抱えているというわけです。
実際に彼女が出会う生き物たちも、「エコロケーション」というコミュニケーション能力を失ってしまったシロイルカのベイリーや、ハンクだってタコだけど足が7本しかありません。

特に禁止を患っているジンベエザメのデスティニーはなぜかドリーのことを知っています。
デスティニーによれば、彼女たちは小さい頃からパイプ越しに会話をしていたお友達だったんだとか。つまりドリーが生まれたのはこの水族館だったということがわかるわけです。

ドリーはハンクを主に、みんなの協力を得ながら両親のいる水槽を探す大冒険を開始します。
みんなどこか欠けてるけど、それぞれに魅力も自分にしかない能力もあって、みんなで力を合わせれば高い壁も乗り越えていける、というメッセージはいかにも家族向け映画らしい...ように見えますが、アンドリュー・スタントン監督の手にかかればなんともユニークな物語に見えるもの。

劇中では忘れやすいドリーが様々なものを忘れてしまうところを笑いにしているギャグが多く出てくるのですが、最初に「私は短期記憶障がいがあります」なんて宣言されてしまったら笑ってしまっていいものなのかと考えてしまったりもしますが、
そんなものだって全部笑い飛ばしてしまって、それよりも個人として能力に目を向けて、いいところに注目していこうというポジティブなメッセージが浮かび上がってくるところはさすがです。

ドリーが自分だけの方法で大切なものを思い出せた時、皆さんも驚くほどの感動に出会うことができるはず!
ドリーは果たして家族と出会うことができるのか...その結末をぜひ劇場にて!



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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2016/09/10 (Sat) 15:17

1日のことですが、映画「ファインディング・ドリー」を鑑賞しました。 あの冒険から1年 3匹は平穏な日々を過ごしていたが、ある日 ドリーは忘れていた両親との思い出を夢に見る 忘れん坊のドリーは両親を探すことを決意 「モロ・ベイの宝石」を唯一の手がかりに海の生...

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