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スーサイド・スクワッド (Suicide Squad) ネタバレ極力控えめ感想 悪か、正義か。

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オススメ度 ★☆



あらすじ


スーパーマンを失って以降の世界は、以前よりも危険な世界と化してしまっていた。

世界には、「メタヒューマン」と呼ばれる超人類がまた攻めてきた時に対抗できる戦力が必要だ。

政府は、最強のスナイパーであるデッドショット(ウィル・スミス)や、
ゴッサムシティ最強にして最"狂"の犯罪者ジョーカー(ジャレッド・レト)の恋人ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)ら、世界最強の悪人たちを集めた特殊部隊「タスクフォースX」を結成する。

そんな折、世界を揺るがす大事件が発生。
太古の昔より存在してきた魔女・エンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ)が暴走し、人間を謎の姿に変えた異形の兵隊を使って世界を破滅へと導こうとしているのだ。

それに挑むのが、タスクフォースXの面々。
命令に背いた者、任務に失敗した者には自爆装置が作動するという状況で、寄せ集めの悪党たちが世界を救う戦いに臨む...

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感想


「キャプテン・アメリカ: シビルウォー」や「バットマンvsスーパーマン」などスーパーヒーローたちが集結、誰が一番強いのかを競って、結局決着がつかない...って映画が201年のトレンドだと思うんですが、

正義のヒーローが集まれるなら、悪役たちだって一堂に会して大暴れしてるところを見たいじゃない! とばかりに製作された今作「スーサイド・スクワッド」

DCコミックスの悪役たちが大集合ですよ。いやあ、一体どれほど頭おかしくぶっ飛んでる映画が観られるのかなあ、と多くの人が期待した、はずなんですが...

おい!! こいつら全然「悪」じゃねーじゃねーかーー!!

はぁ、はぁ。す、すみません、取り乱してしまいまして。
そうなんですよ。今作に出てくるキャラクターたち、自分たちのことを「悪い奴(Bad Guys)」なんて名乗っておきながら、心の中はとってもピュアな優しい人たちなんです。

だから、ぶっ飛んだ奴らが「ヒャーーー!! お前らのどタマぶち抜いてやんぜmotherf***errr!!!!」と暴れまくるクレイジーな映画を求めて劇場へ向かっている、この映画を観る前の私によく似たそこのあなた、今すぐ回れ右ですよ。

みなさんご存知スーパーマンのリブート作品「マン・オブ・スティール」に始まるDCエクステンデッド・ユニヴァースの続き物となる今作は、時系列でいうと前作にあたる「バットマンvsスーパーマン」の終了後からスタートします。

まだ「バットマンvsスーパーマン」を観てなくて、これからDVDで観ようとしてた方は注意ですよ。いきなりどデカいネタバレきますからね... ていうか、これが続き物だって知ってた人どんだけいんだよ! よっぽどスーパーヒーロー映画が好きな人くらいだろ!

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まず、そもそもの世界設定がイマイチ意味不明です。
前作でスーパーマンが亡くなって以来、世界はすっかり危険な場所と化してしまっていました。

アメリカの政府は、「今度またスーパーマンみたいなやつがやってきて、しかもそいつが正義の味方じゃなかったらどうすんだ! その時こそ世界滅亡だぞ!」と揉めています。

とりあえず問題は、スーパーマンがいなくなって犯罪が増えたことなのか、それともまだ来るかどうかわからない未知の脅威への備えがないことなのかどっちなんですか?

そこで政府の重鎮アマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)は、とある秘密の計画を披露します。

それはなんと、バットマンによって捕まえられた「最悪中の最悪」な悪人たちを、逆に世界を守る切り札として使うべく、悪の最強集団・「タスクフォースX」を作ろうというものでした。

ここからは、おそらくDCコミックを大好きでなければほとんど誰の名前もわからないであろうスーパーヴィランたちがどんな能力を持っていて、どうしてバットマンに捕まっちゃったのかを一人一人丁寧に解説してくれるんですが...

みなさんご安心ください。プロットを理解する上では、これから私が名前を挙げる2人さえ分かっていれば大丈夫です。

まずは宣伝を見てても一番目立つ、超カワイイ女の子!
彼女の名前はハーレイ・クイン
元は精神科医だったんですが、バットマンの宿敵・ジョーカー(ジャレッド・レト)を担当することになってから、彼女の人生は一変。

治療すべき患者のジョーカーにすっかり恋しちゃった彼女は、逆にジョーカーから謎の手術を受けて、気付いたら自分もすっかりクレイジーになっちゃった!...という女の子です。

今作で一番目立っているのはどう考えても彼女。他の誰が画面に映っていようと関係なく、彼女のことを自然と目が追ってしまうんです。さすがは今最もキてる女優の一人、マーゴット・ロビー。ピエロメイクでも、そのセクシーさとキュートさを兼ね備えた圧倒的な魅力は隠せません!

メインの武器が木製バットって! 木製バットって!! ほとばしるヤンキー感!!! もうたまらん!!!!

作中でも最も狂った主要人物として描かれる彼女ですが、その実態はジョーカーに恋する一途な乙女。
劇中の最後の方では、ジョーカーとお互いメイクを外し、2人の子どもと幸せに暮らす自分の姿を夢見ちゃったりとか、中身はけっこう普通なんですよね。

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そしてもう一人の重要人物は、今作の主人公。

...え、いまの部分、読み流しちゃいました? いやいや、大事なところなので2回言っときますよ。

今作の主人公・デッドショットさまです! どどーん!

演じるのは我らがウィル・スミス大先生。なるほど、そういうことか!
デッドショットは4km先のターゲットまで確実に仕留められる、世界最強のスナイパー。報酬のためならどんなやつだって情け容赦なく殺してしまう恐ろしい男なのですが、そんな彼にも弁慶の泣き所はあるわけで。

彼には大切な一人娘がいます。最強のスナイパーである彼がバットマンにやられてしまったのも、その場に居あわせた娘がバットマンをかばいながら「撃たないで」と涙ながらに訴えたから。

タスクフォースXの面々は、作戦に協力すれば減刑を許されるという条件をもらっているのですが、デッドショットの目指すところは自分の減刑なんかじゃなく、娘がいい教育を受けて有名大学に入れるようになること。
「もし彼女が落第しそうになったら『白人』をやってくれよ」と言ってみたりします。なんて娘思いの父親なのかしら。言ってることはやらしいけど。

ええ、彼が主人公なんです。キャラ薄そう? いやいや、そんなことはありません! だって他のキャラと比べてどう考えても彼の出演時間が圧倒的に長いんですから! タイトルになった「スーサイド・スクワッド(自殺集団)」の名付け親、彼ですから!

物語を通して、とにかく彼の物語が中心となって描かれます。
チームのリーダー的存在だし、チームで一番まともな価値観を持ってる人だし、それにラストだって...

おっと! これ以上言ったらネタバレになってしまいますね!
ただ、どっからどう見ても不自然なくらい、とにかくデッドショットさんをカッコよく描こうという意図が見えたのがどうも気になってしまいました。

もしかしてこれはあれか? ウィル・スミスの接待映画なのか?
それとも他と比べて圧倒的にギャラの高いウィル・スミスに、給料分くらいは働いてもらおうと出番を増やした結果なのか?
...なーんてありもしないことを勝手に考えちゃうくらいなのでした。

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そんな彼らが戦うことになる相手は、考古学者の女性に取り憑いた古来の魔女・エンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ)
考古学者の姿と入れ替わることができるエンチャントレスですが、入れ替わりに必要なのは「エンチャントレス...」と小声で囁くこと。ハァ!?

こいつすらも平和のために利用してやろうと、彼女の心臓を人質にしていた政府でしたが、とある調査の際にエンチャントレスを解放したら、あっさり逃げ出されてしまいます。なんだそりゃ!

本来の力を取り戻したエンチャントレスは、ゾンビの兵隊を次々と生み出し、人間の世界を破壊していきます。

みなさん、さっきよりも大きな声で行きますよ。せーの、

ハァァ!!??

おいおい、敵の設定いろいろダサくないっすか、というのはまあ置いておいて。

政府の勝手なミスが招いた世界崩壊の危機の尻拭いをさせられることになったスーサイド・スクワッドのみんなは、「Always 三丁目のドラえもん」もびっくり、任務に逆らえば首に仕掛けられた爆弾が吹っ飛ぶぜ、という状況で無理やり戦場へと駆り出されます。

最初こそ身勝手に行動していたメンバー達ですが、主人公のデッドショット様を中心に仲間意識が芽生え始め、時に自分を犠牲にしたり、時には史上最大の危機がすぐ目の前だというのに呑気にバーに入って自分の過去を長々語って傷の舐め合いをしたりしながらエンチャントレスの元へと向かいます。

とにかくこの映画の失敗してるところは、DCコミックスのスーパーヴィランたちを集めてるっていうのに、彼らに無理やり優しいヒューマンドラマを混ぜて、「彼らも心の底は優しいんだよ」っていうところをアピールしようとしたところですね。

上述したバーのシーン、あれ長いんですよ。しかもデッドショットさんがみんなにすっごくもったいぶって自分の過去を語るから、序盤で見せられた以上の何かがあるんだろうと思ったら、序盤のシーンをリピートするだけっていうね。あの時間なんだったんだよ!

そんなことより、生身の体で魔女に戦いを挑む彼らのド派手なアクションシーンとか、「自殺集団」なんて名前なんだから、死すらも厭わない無防備で激しい戦いっぷりにフォーカスしてくれてた方がよっぽど面白かったと思うんです。

それになんですか。みんな最後には「仲間ができた」とか自己犠牲とかしちゃってさ。全然悪い奴らじゃないじゃないですか!

スーサイド・スクワッドのメンバー全員束になったって、自分のミスの尻拭いをしてくれてる人たちを容赦なく人質に取ったり、エンチャントレスの心臓を無表情に針でぶすぶす刺してるウォラー女史の方がよっぽど怖いじゃないですか!

せっかく面白い設定なんだから、もっと振り切った映画にしないとダメだと思うんですよ。

だってこの映画で私が一番面白いと思ったシーン、

侍っぽい日本人女性のカタナ(福原かれん)が初めてスーサイド・スクワッドの面々と会った時、ハーレイ・クインが彼女を見て「あなたの香水いいね。死臭?」とかって言うんですが、それを聞いた直後、普通に日本語で

「殺すか」

って真顔で返すシーンですからね。 あそこ、自分でもびっくりするほど笑いましたわ。でも、最後まであれを超えるシーンが見当たらなかったのです。無念。



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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2016/09/13 (Tue) 12:51

ジャパンプレミアにて鑑賞。基本的なポリシーとして、試写会などで事前に鑑賞した作品については、(東京で)公開されるまではレビューをUPしないようにしているのだが(理由はいくつかあるけれど割愛)、本作ではハリウッドスター登壇にも関わらず写真撮り放題、会場での待ち時間にはレッドカーペット生中継など、主催者側の並々ならぬ意欲を感じたので、ご招待いただいたサイトへの謝意も含めてUPさせていただく。面白...

ここなつ映画レビュー - http://tokokonats.exblog.jp/25933599
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