私、電線病にかかっちゃいました。 〜 Beat Audio Signal vs Vermilion 〜

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いきなりですけど、私、電線病にかかっちゃったみたいなんです。

え、漢字が違うだろって? いやいや、私がかかっちゃったのは、
「つなぐケーブルでイヤホン/ヘッドホンの音が変わるなんてオカルトを信じちゃってる、面(ツラ)の汚ねぇ哀れなおっさん」
という「電線」病で間違いないんです。(後半の「面の〜」は冗談ですよ! いや、私の顔は汚ねぇけど!)

私はヘッドホンは持っておらず、手元にあるのはカスタムIEMのみ! っていう面の汚ねぇ変わったおっさんなんですが、
初めてカスタムIEMを購入したあの日から早5年。ついに私も「リケーブル」の沼にはまる時が来てしまったようです...

と言っても、今までに購入したリケーブル、たったの3種類しかないんですけどね。

だってサードパーティのリケーブル品って、
①硬くて取り回しが悪い!
②見た目がギンギラしてるものばっかりでちょっとダサ...好きなデザインが少ない!

っていうものばっかりで、いくら音が良くてもこれじゃあ使う気になれませんよという製品ばかり。私にとっては興味はあっても手を出しづらい世界だったんですね。

そんな中、見つけましたよ! 私の琴線に触れる素晴らしい2本のケーブルを!

それが、中国のメーカー Beat Audioが贈る

SignalVermilion

です!

公式サイトにおける価格はどちらも同じ($349USD)この2本ですが、どちらも柔らかくて取り回しが良く、見た目もカッコ良くて音も良い!
お金さえなんとかなるなら、全部のイヤホンをこのどっちかのケーブルに変えちゃいたいと思わされるくらいの素晴らしさなのです。

だが、ここで一つの疑問が生じた(ほ◯×◯て風)。
同じメーカーから同じ価格で販売されているこれらのケーブル、どちらを買えばより幸せになれるのか?

ということで今回は、9/12(月)現在私の手元にあるカスタムIEMでまともに動作するものを使って、SignalとVermilionをいろいろ比べてみました! この2本のうちでどっちを買おうか悩んでいる超★少数派のあなたに捧ぐ...

今回比較に使用したイヤホンは、
①64 Audio A10
②JH Audio JH10pro
③JH Audio JH5pro
④Ultimate Ears Reference Monitors (Remasteredじゃないよ!)
⑤Ultimate Ears UE18pro
の5本です! 1964earsのV6-Stageは現在改造手術中、EarSonics EM32は完全に故障中なので使えず。早くお金を作って買い戻したい...

それでは早速、それぞれのケーブルの特徴を見ていきましょう!



Signal


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Signalは銀線をメインに、なんだかよくわかりませんがレアメタルを混ぜたという怪しいケーブルです。


使い勝手


実は私、Signalを買うのはこれで3本目なんですよ。
っていうのも、Signalって2015年の発売直後は公式サイトの直販限定でグリーン/パープル/オレンジの3色から色が選べるようになってて、見た目のかわいさも売りの一つだったんですね。

これを見た私は、「見た目もかわいくて、音もいいって最強じゃん! これしかねーわ!」と試聴の一つもせずにグリーンを購入。
届いたケーブルは信じられないほど柔らかく、見た目も写真以上にかわいくてもう最高じゃん! と思い、1か月もしないうちにパープルも購入しちゃったほどお気に入りのケーブルなんです。

だけど、今まともに使えてるのは写真に写ってる1本だけです。しかも色は黒。
なんでって、それは...

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マアアアアアア!!!

そう、このSignal、めっっちゃ断線しやすいケーブルだったんですね。
しかも断線するのはいつも同じところ。耳掛けチューブとケーブルのつなぎ目のところでした。

カラフルだった頃のSignalは皮膜に覆われてなかったので、汗だの外気だのの影響をもろに受ける感じだったんです。
そのためか、使い始めてちょうど半年くらい、どちらも同じ頃に断線。修理に出しつつ使っていたのですが、その度にだんだん短くなり、断線する頻度も上がっていったため、保証期間が切れたのを機に修理すらも断念。

現在は黒皮膜に覆われたもの以外は全て販売中止となっているので、新たに購入して使用している次第です。

黒皮膜に覆われたものは、取り回しの良さが皮膜なしの頃と比べると大幅ダウン。それでも他のリケーブル製品と比べればかなり柔らかくて使いやすい方だと思います。前が異常に良すぎただけだったんだな。

皮膜に覆われているので、汗なんかで断線する可能性は低くなっていそうです。その辺りの安心感はありますでしょうか。



音質


音質の変化については箇条書きで。

・ガツガツと前に出てくる音。音場は広くなる/狭くなる、ではなくて一つ一つの音の存在感が大きくなります。

・バランスはフラットですが、全帯域にわたって主張が強めな音。合わせるイヤホンによってはハイミッド〜ハイのあたりがキツいことも。

・シャキシャキと歯切れのいい音。もともと明るく明瞭に鳴らすイヤホン(A10、UERM、JH5)とは相性抜群ですが、
逆にウォームなイヤホン(UE18、JH10)と合わせるとキツさが目立って聴き疲れする音になってしまったりします。

・音の粒がかなり細かく、かなり立体的な音を鳴らします。一枚膜が剥がれたようにクリア。
質感は若干ドライですが、そこが明るさや見通しの良さにつながっていると思います。



以上がSignalの特徴です。
非常にクリアですが、全体的に主張が強めで意外なくらいガツガツした音です。
もともとそういうイヤホンと合わせると良さをさらに伸ばしてくれますが、反対にウォームで聴きやすい音が売りのイヤホンだと...という部分も否めないかもしれません。

Signalの直販公式ページはこちら↓
http://www.beataudiolab.com/products/signal-beat-audio-premium-upgrade-cable?taxon_id=22



Vermilion


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Vermilionは銅を中心に、なんとミネラルを混ぜたというなんともオカルトちっくなケーブルです。ミネラルって。海藻とかに入ってるアレですか。体だけじゃなく音にも良い影響を及ぼすとは恐ろしい...


使い勝手


取り回しは柔らかくて良好。タッチノイズもあんまりありません。
Signalとほとんど変わらないでしょうか。こっちは皮膜が透明なので真っ赤な色が綺麗に見えます。
赤もあまりヴィヴィッドすぎる感じではなく程よく落ち着いた色でまたかっこいい!

使い始めてあまり経ってないので断線しやすさはどうか不明ですが、皮膜があるのでこちらも断線しづらいのではないでしょうか?何かよっぽど負担をかける使い方をしていない限りは。

これはSignalにも言えることなんですが、どちらもプラグがストレートしかないのが残念ですね。L字の方がポケットに入れる時にも体に当たる感覚が少ないので。

前は公式サイトから買えばL字かストレートか選べたんですけどね。今もポチってから営業さんのStephenに言えばやってくれたりするのでしょうか。


音質


・前に出てくるのではなく、広がりのある音。音と音の距離感をうまく表現してくれるので、音場が一段広くなったように感じられます。

・質感は少し柔らかめ、バランスは中〜低域に少しだけ寄ったフラット。でも高域が粒立ちも分離も良く綺麗に聞こえてくる感覚が不思議な音です。

・特に中域の質感が美しく、全体的に自然で瑞々しい音。分離がくっきりしているのに、すべての音が自然につながって心地よく響いてくれます。

・Signalとは反対に、シャッキリした音が売りのイヤホン(A10、JH5)と合わせると少しスローでモヤっとしてしまう傾向あり(あくまでSignalと比べて、です)。でも、UERMの場合は例外で、高域が程よく落ち着いてかなり相性良かったです。

・もともとウォームなイヤホン(JH10、UE18)とは相性ピッタリ。音場が格段に広くなり、高域は刺さらない程度に分離が良く伸びるようになり、特にJH10との組み合わせはここまで良くなるか!と驚いてしまうくらいです。



...と、Vermilionのご紹介はこんな感じ。
とにかくナチュラルで耳なじみの良い音を鳴らしてくれるケーブルです。ウォームで中〜低域寄りかと思いきや、高域も非常に分離良く気持ち良い音を鳴らしてくれます。

Vermilionの直販公式ページはこちら↓
http://www.beataudiolab.com/products/vermilion-beat-audio-premium-upgrade-cable?taxon_id=22




総評


SignalとVermilionはそれぞれ特徴が違うケーブルで、最初から分かってはいましたが、一概にどちらがいいと言えるものでは無いですね。

お近くに試聴できる環境があれば試聴してから購入なさるのをお勧めしますが、もしできなければ、個人的には

もともとシャッキリしたイヤホンをもっとクリアにしたい時にはSignal
ウォームな音のイヤホンを、もっと心地よく、でも音の分離も良くしたい!という場合にはVermilion

を選ぶのがいいのかな、と思います。
取り回しの良さもほとんど同じ、リケーブル商品の中ではかなりいい方かと思いますし。

あとは見た目ですね。黒のSignalは何と合わせても合わないことがないですし、Vermilionの赤色は一見派手なように見えますが、意外と落ち着いた色なので普通にかっこいいです。外でつけていてもそこまで目立つこともないのでは。

最初は「ケーブルで音が変わるとか...」と見くびっていた私ですが、電線病も一度かかってみると意外と楽しいものです。
お気に入りや思い入れのあるイヤホンをさらに良くする方法の一つとして、みなさんも一度はかかってみませんか?
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