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1964ears/64Audio A6 レビュー ~V → A アップグレードのススメ~

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 A6 no


耳を密閉して、騒音下でも十分な遮音性を確保する目的で制作されるカスタムIEMには避けられない問題...
鼓膜にかかる空気圧による難聴の対策として、イヤホンの中に代理の鼓膜を設けるという革新的な技術「apex (Air Pressure Exchange)」を提供しているのが64 Audio

しかしつい昨年くらい、空気圧を入れ替える技術がなかった頃は、1964earsという名前で活動していました。

で、その時に販売していたV-◯(ドライバ数)シリーズのIEMのうち、4ドライバ以上のモデルを所持していた人には$499を追加で支払うことでapexを付けることができますよ、というサービスをやってくれているんですね。

以下のページから申し込みができるんですが...
https://www.64audio.com/apexupgrade

同社の上位モデル、A10を所持しておりapexの威力は重々承知な私、喜び勇んで手持ちのV6-Stageをアップグレードしてもらっちゃいました!

ということで今回は、V6-Stageから生まれ変わって

A6

として帰ってきた64 Audioの6ドライバモデルを、

①V6-Stageからどう変わったか?

②単体としてどうか?

③A10との比較

という3つのポイントに主に着目してレビューしていこうと思います!

ちなみにV6-Stageだった頃のレビューは以下の通り。合わせて読んでいただけるとわかりやすいかと...↓
1964ears V6 Stage レビュー

それでは早速参りましょう!


見た目となかみ


ケース

アップグレード品なのでもちろん元のV6-Stageを送って、改造してもらって返してもらうわけなんですが、
送る時はちっちゃなマカロンケースに入れて送ったのに、帰ってきたらこーんな立派な箱に入ってきました。

ケースの中

開けたらこんな感じです。
ケーブルも外して送ったのに、わざわざ新しいケーブルまで付けて送り返してくれました。サービスいいですね。

A6の中身

ドライバの配置は見る限りV6-Stageと変わりません。高域をヘリクス部分に配置して位相を合わせてるのは某神様のメーカーのパクr...いや、リスペクトですよね。


A6drivers.jpg


ドライバはV6-Stageの時から変わってないはずです。多分。
V3以下のモデルがアップグレードを受けられないのは、ドライバが変わってるのが原因だと思うので。特にV3→A3はめっちゃ変わりましたよね、ドライバ。欲しい。

高域はKnowles SWFK、中域はKnowles 32256と特注型番を打ったDTEC? Knowles本家の公式サイトからDTECは消えてると思うんですけど、新しく作った時にもこのドライバで製作されてるんでしょうか。 低域は"1964 LOW"と刻印のある、定番のSonion 38。


V6-Stageと比べてどうよ?


V6-Stageをそのまま使ったアップグレードなため、並べた写真などを準備できないのは残念。
ですが、今のところは「アップグレード、やってよかったな」という感想しかありません。

●音場が広くなった!
apexの効果で抜けが良くなり、奥行きが出て横方向にも広くなりました。ちょっとの差ではなく、一瞬でわかるくらい。


●聴き疲れしなくなった!
V6-Stageにもともとあった楽しさを殺さないまま、音に圧迫感がなくなりました。また、高域は抜けが良くなった上にキツさがほとんどなくなり、より高くまで伸びるようになりました。


●分離感が良くなった!
音場が広くなって余裕が出たおかげか、分離感が良くなり、さらに細かい音まで聞こえるようになりました。


●遮音性は若干下がるけど、気にならない?
apexはイヤホンの下部についたモジュールの先っちょにあるベントから空気圧を逃す技術なので、まあこれは仕方ない。
けれど、音楽を流していれば遮音性の部分は気にならないかと思います。友人に音漏れしてないか確認してもらったことがありますが、以前と同じく(ほぼ)全くないとのこと。


どうです! 音質面では、今のところいいところしかありません。
唯一残念なのは、V6-Stage時代のデザインが気に入ってたんですけど、シェルカラーもクリア/ブラック/チャコールの3色限定になっちゃったので再現不可能っていうところくらいですかね。





音はV6-Stageと全く同じだろうなあと思っていたら、帯域の音量バランス含め少し変化がありました。


●音量バランス: 低域≧中域≒高域
V6-Stageってこんなに低域出てましたっけ? アップグレード前よりちょっとだけ低域が増えました。極端ではなく、もうほとんどフラットです。中域はちょっと奥に下がる感じなので、もしかしたら高域≧中域の微弱ドンシャリくらいに感じる方もいるかもしれませんね。


●スケール2割増し?
全体的に音像が大きくなりました。太くなる、とはまたちょっと違う気がします。
V6-Stage時代は一つ一つの音の真ん中に細い線が通ってたようなイメージでしたが、より自然でスピーカーからなっているような聞こえ方になったというか。それだと語弊があるかもですが、より広がりのある音になりました。

音抜けの良さは言うに及ばず。反開放型みたいな感じなので、普通のカスタムIEMとは比べ物になりません。そこもスケールの大きさに寄与しているのだと思います。


●高域はちょっと派手め?
高域はV6-Stage時代の繊細な感じよりももうちょっとキラキラした感じになりました。少しエッジの効いた感じさえあるのに、全然刺さる感じはないのが不思議です。伸びもかなり改善されました。分離が良くなったおかげか、超高域もしっかり聞こえます。
超高域は伸びきってないという意見もあるかもですが、美味しいところまではしっかりカバーできているかと思います。


●中域はほどよい距離感
他の帯域に比べて、若干ですが距離が遠め? しかし、これくらい離れてくれていた方が高域と低域をしっかり聞けて、逆にクリアで見通しが良く、音場が広く感じられるのかなあと思います。
Knowlesっぽく、Sonionのドライバと比べるとちょこっと人工的な感じもしますが、裏を返せば透明感のあるクリアな音です。
女性がヴォーカルの曲を聴くと、中域の距離感が最高です。近すぎず、遠すぎず。私個人の感想だと、これくらいの距離感がベストかな。


●低域は迫力満点かつ軽快!
V6-Stageってこんなに低域出てたっけ? というくらい量感が増えた気はしますがご安心を。全然過剰な感じは致しません。
サブローの沈み込みや重さより、ミッドローあたりが楽しくドコドコ鳴ってくれるので、ちょっと派手めな高域と合わせて、とにかく楽しく音楽を聴かせてくれます。Sonion38っぽく、芯がある感じではなく広がりがある音ですが、それが逆に音場の広さに貢献していると言えるかも?


...と、以上がA6の音について私が感じたことです。
まとめると、低域だけちょっと多めのフラットor微弱ドンシャリで、とにかく楽しく音楽を聴ける機種って感じですね。

ケーブルはBeat AudioのVermilionを合わせてます。Signalも持ってるんですが、Vermilionの方が全体域にわたってナチュラルで心地よい音を聴かせてくれるので。

あ、ケーブルの比較記事もやってみたので、どっちが合ってそうかは以下の記事でご確認いただければ...↓
私、電線病にかかっちゃいました。 ~Beat Audio Signal vs Vermilion~



A10と比べてどうよ?


私は2014年に実施されていたKickStarterの企画で購入した、同社の上位機種A10も持っているんですが、

同社の中では「真のリファレンス」と称されるA10と、ステージ向けに位置付けられるA6。
どちらもバランス型ではありますが、それぞれ個性は違います。

実際A10買っとけば下位機種なんていらなくね? と思ってらっしゃる皆さん! いやいやそんなことはございません。
A10とA6、実際どう違うのかをちょろっと比べてみたので、64Audioでどの機種を買おうか迷ってらっしゃる方にとって、少しでも参考になれば...

ちなみにA12とかA8とか、他の機種はユニバーサル版の試聴機でちょろっと聞いたくらいのことしかないので、比べることは難しいのでご了承ください。

A10の単独レビューはこちら↓
1964ears ADEL A10 レビュー


A6A10.jpg
↑左がA10、右がA6。中身はやっぱりA10の方がみっちり詰まってますね。フィット感には特に違いは出てません。


●じっくり聴かせるA10 / 楽しく聴かせるA6


●A10 :
A10はみっちり詰まったドライバの数から想像できるように、A6より情報量は多め。そのぶん音に密度があって、レンジの広さにも余裕があります。

A10は中域≧高域≒低域なバランスのフラット型で、A6と比べて音が優しくちょっと柔らかめ。音場は上下左右にも広いですが、何より奥行きがあって非常に立体的な音です。

中域はSonion28×2を使用しているので、A6よりも生々しい音と言えるでしょうか。
低域もサブローが多めに出て、深くまで沈み込む音。逆にミッドローは大人しめで、ノリの良さよりもとにかく痛くなく、聴き疲れしない音を出す印象です。心地よくて、ずっと聴いていたくなる音と言いますか。


●A6 :
対してA6は、上述のようにノリが良くて楽しい音。

質感としてもA10と比べると少し硬めでしょうか。apexのおかげで聴き疲れは皆無に近いのですが、よりスピード感があります。
上下のレンジの広さはA10に一歩譲る感じはありますが、A6は中域が一歩引いたところから鳴る事と、透明感のある質感のおかげで、曲によってはA10よりもクリアな音を鳴らしてくれる事も多いです。


●で、結局どっちがいいのよ?
どちらが絶対的に良い、という事は全くなく、その日の気分によって使い分けができるのではないかと思います。
私はよりモニターっぽいA10にはSignal、リスニング寄りなA6にはVermilionを付けて違いを楽しんでいたりします。

「やっぱA10最高だな! 他は聴く気になんないわ!」って嚙みしめる日もあれば、
「あれ、A10よりA6の方が好きかも!?」って大興奮しちゃう瞬間だって、たくさんありますよ。

問題があるとすれば、apex搭載のこの2機種の音と使い勝手が良すぎるせいで、他のカスタムたちがすっかり出番を失ってしまったことくらいでしょうか。

どちらも本当にいい音を鳴らしてくれるイヤホンであることは間違いないので、ドライバの数や値段に惑わされることなく、試聴してみて気に入ったもの、自分の音の好みに合いそうな機種を買うのが吉かと思います。


まとめ


V6-StageをA6にアップグレードしてみて思ったこと。それは...

Vシリーズを持っている人は、とにかくアップグレードやっとけ!!

ってことでしょうか。
apexの小さなモジュールを付けた、たったそれだけだというのに、音質の改善度合いは想像を軽く超えていました。
聴き疲れはしないのにノリが良くて、ヌケが良くて、何よりこんなにも楽しい音を鳴らしてくれるとは。

A10は素晴らしい音だけど、時にはもうちょっと軽く楽しく聴ける音も欲しいなあ、それも、apexは付いたままで...なんて思っていた私にとって、この機種はスイートスポットをバッチリ突いてくれる機種でありました。もう大満足です。

上の方でもリンクをあげときましたがもう一度こちらでも。Vシリーズを持っていて、Aシリーズも聴いてみたいけど、新しく買いなおすには値段が...って方も、ぜひぜひアップグレードサービスを使って、唯一無二なapexの音楽体験を味わってみてはいかがでしょうか?

アップグレードサービスの申し込みは以下のリンクから...↓
https://www.64audio.com/apexupgrade
*注: 私は64Audioの回し者ではありません。

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