スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Ultimate Ears UE18 pro レビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加

UE18pro.jpg

Ultimate EarsカスタムIEMラインのフラッグシップ,

UE18 pro

のレビューです。

シェル:

シェルの綺麗さはかなりのもの...といっても,実はこのUE18proを作ったのはもう約3年も前のことで,
今では3Dプリンタを導入したためにシェルもクリア一色に固定されているし,造形自体もかなり変わっているので全く参考にならないと思います。

1年ちょっと前くらいに作ったUERMのレビューも書いているので,そっちの方がまだあてになるかもしれません...
ちなみにそのレビューはこちら

以下写真。

ue18pro1.jpg

シェルの厚さは普通くらいです。それでもなかなかの透明感。中のドライバの型番までしっかり見えます。

ドライバは高域がSonion23系×2,中域TWFK,低域Sonion3300かな。

ue18pro2.jpg

ドライバ裏の配線もごちゃごちゃ。

全体的に大きめなシェルですが,フィット感は良好。遮音性も高いです。
ただ,他のメーカーと違って全体に圧を逃がすというよりは外耳道の入り口のあたりを思いっきり太く作って栓をしている感じなので,長時間のリスニングでは痛みが出やすいかもしれません。


音:

全体のバランス:

音量バランスは中域≧低域≒高域の,若干かまぼこ気味なバランス。
特に中域の存在感は大きく,ここまでスケールの大きな中域は,カスタムIEMの中では他に聴いたことがありません。

全体のトーンは明るくはないけれども暗くもなく普通。
ですが,何故か全体が曇っている

評価が割れることの多いこの機種ですが,その原因の9割くらいはここなんじゃないでしょうか。別に高域が少ないから,とか低域が緩いから,とかそういうわけではなく,とにかく全体の雰囲気がなんとなく曇っている...と言いましょうか。
ここを許容できる/慣れられるかどうかによって,この機種への評価は大きく変わってくるように思えます。

音の質感は柔らかめでウォーム。
そして全体域に渡って音が濃密で厚みがあります。

見渡す限り広大に広がる中域のバックで高域や低域が鳴っているように聴こえるため,音場に立体感が生まれています。音場の広さは横方向も奥行きも,現行のカスタムIEMでは最高クラスではないでしょうか。


高域:

パッと聴きだとインパクトの強い中域に埋もれて少ないと思われそうな高域ですが,しっかり聴き込んでいくと不足なく出ていることがわかります。

質感は優しく柔らかめで,耳に痛い高域ではないです。
しかしポップなどを聴くときにはちょっと派手めなくらいにキラキラと楽しく鳴らす表情の豊かさも持ち合わせています。

超高域までしっかりと音量が確保できていて,BAドライバでここまで超高域が出る機種は他にほとんどないのでは,というくらい。


中域:

この機種最大の特徴はやっぱりここ。

音像全体を大きく覆うこの中域はインパクトが強く,パッと聴きだと他の帯域には全く耳が行かず,中域しか鳴っていない完全なカマボコイヤホンに聴こえてしまうという人も多いのでは。
あの小さなTWFKがよくここまで頑張っているなあ,という感じです。

ハイミッドからローハイにかけてピークを作っており,そのあたりの一部だけは若干きついと思うときもあるかな?

しかし,前述しましたがこのスケール感は他のカスタムIEMでは出すことのできない魅力で,広大な音場は間違いなくこの広がりのある中域に起因するものと言えるでしょう。

そしてヴォーカルの艶感は随一で,BAとは思えないくらい生々しく鳴らしてくれるので,ヴォーカルものには非常によく合うのではないでしょうか。


低域:

低域は意外にもタイトで軽快。しかししっかりと沈み込み,深いところまで出ているので不足は感じません。
この低域のおかげで濃密さとスピード感を両立させることができているのだと思います。

ただ,中〜高域が柔らかめで広がりのある音なのに対して,低域だけが硬めでコンパクトなので,全体的なまとまりに欠けると感じる人もいるかもしれません。


総評:

多くのメーカーにおいて6ドライバモデルはフラット目で優等生なサウンドのモデルとなっているのがお決まりの中で,このモデルはかなりの個性派。

特に中域のスケール感の大きさは特徴的で,ここを好きになれるか圧迫感があると感じるかによって好みは分かれそう。
しかしここを許容できれば,カスタムIEMの中でも最大級に広大で立体的な音場,そして生々しいヴォーカルや楽器の音に酔いしれられることは間違いないはず。

無難なカスタムはもう飽きた! でもせっかく買うならフラッグシップクラスが欲しい! という方は,一度買ってみると面白いかもしれません...

スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。