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ピートと秘密の友達 (Pete's Dragon) ネタバレあり感想 家族になろうよ。

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オススメ度 ★★★★



あらすじ


家族で引越しをする道すがら、少年のピート(オークス・フェグリー)を乗せた車は森から飛び出してきた鹿を避けようとして横転、後部座席に乗っていたピートはなんとか難を逃れたものの、彼の両親は命を落としてしまう。

ひとりぼっちになったピートの前に、巨大な生き物が姿を現わす。
それはなんと、伝説の生き物・ドラゴンだった。

大好きな絵本の登場人物にちなんで、ドラゴンにエリオットという名前をつけたピートは、それから森の中でエリオットと2人、楽しく自由に暮らしてきた。

月日は流れて6年後、ピートは森の中で、木に印をつけて歩く女性・グレース(ブライス・ダラス・ハワード)を見かける。
久しぶりに見た人間に興味を惹かれたピートが後を追ってみると、そこには森を伐採するためにやってきた人間たちの姿があった...


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感想


ディズニーが時々出してくる実写映画って、大人が観るにも子どもが観るにも、どこか微妙にスイートスポットを外してるものも多かった印象なんですが、2016年はそれを大きく覆した年でしたね。大ヒットした「ジャングルブック」とか。

そして今作、「ピートと秘密の友達」もそんな成功例の一つ。

少年とドラゴンの友情というファンタジックなテーマを描きつつ、森林伐採や、知らないものに勝手に恐怖を抱き、そして自分の利益のためには相手の正体や事情も知らず、好き勝手に利用しようとする人間の汚い部分までしっかり描いた快作となりました。

主人公の少年・ピート(オークス・フェグリー)は家族と引越しのドライブ中。絵本の物語が大好きなピートは、家族と初めての「冒険」に心を躍らせていました。

しかしそんな時、森の中から野生の鹿が飛び出してきて、それを避けるためにピートを乗せた車は横転してしまいます。
完全にクラッシュした車の中、ピートはなんとか一命を取り留めたものの、大好きなお父さんとお母さんは命を落としてしまいました。

ひとりぼっちになってしまったピート。そんな彼の前に、巨大な影が現れます。
その影の主は、なんと緑色の体をした巨大なドラゴン。優しい目をしたドラゴンは、彼のことを大きな手で拾い上げ、2人は森の中へと姿を消していったのでした...

それから6年の歳月が経過。ドラゴンに、自分の大好きな絵本のキャラクターにちなんでエリオットと名付けたピートは、ターザンもびっくりのたくましい野生児に成長していました。

両親がいなくなった寂しさはありつつも、森の中でエリオットと楽しく暮らしていたピート。2人はもう家族も同然と言えそうです。
でも、実はエリオットにはある噂...というか伝説?があるのでした。森の奥に住むドラゴンは、遠くに暮らす家族とはぐれてしまって今は一人で暮らしているということ。つまりピートとエリオットは、それぞれ家族を失った者どうし、身を寄せ合って生きているというわけですね。

この映画ですごいと思うのは、「ジャングル・ブック」でも同じでしたが、ピートとエリオット2人のシーンだと基本的にオークス・フェグリーくんの一人芝居というところなんですよね。ニュージーランドで撮影された、あまりにも美しい自然の中を、まるでエリオットがそこにいるかのように無邪気に振る舞うオークス・フェグリーくん...大きくなっても変わらないままでいてね。

森の奥で楽しく暮らしていた彼らですが、そこに転機が訪れます。
動物たち以外だーれも来ることのない森の奥に、一人の人間がやってきたのです。

グレース(ブライス・ダラス・ハワード)というその女性は、今までの人生を地元である土地の、森を守るための活動に費やしてきた女性。

彼女は、父親であるミーチャム(ロバート・レッドフォード)さんに昔から聞かされ続けてきたドラゴンの伝説に対して、昔から森の隅々まで知っている自分が見たことないんだから、きっと彼の話は嘘なんだろうと半信半疑。人間は自分の目に映らないものはなかなか信じられないものですよね。

そんな彼女にピートがついていくと...

そこには、むしろ森を伐採するためのクレーンなどがわんさか置いてありましたが、人間と接することなく暮らしてきたピートにとっては一体何の道具なんだかわかりません。

幼少の頃から森が大好きだったグレースは、そのクレーンを動かすための鍵を見つけて、遠くへ放り投げてしまいます。
でも実は、森林伐採の主導者は、彼女のフィアンセであるジャック(ウェス・ベントリー)の、その兄であるギャヴィン(カール・アーバン)という男性なのでした。ややこしいな。

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そしてある日、再び森の中へやってきたグレースを追いかけていったピートは、グレースとジャックの娘(ですよね? なんかこの辺の設定がちょっと複雑でした)・ナタリー(ウーナ・ローレンス)によって見つけられてしまいます...いや、見つけてもらえるように仕向けます。

エリオットとの生活を楽しんでいたピートでしたが、それでも元は普通に人間社会で生きてきた子。自分と同じ人間と触れ合ってみたいという好奇心があったのでしょう。

ナタリーを探しに来たグレースとジャック、そして森林伐採の作業中だったギャヴィンは、森の中でピートを発見します。完全なる野生児となっていたピートを保護しようと、伐採チームのメンバーたちは乱暴な方法を使ってもピートを保護しようとします。

人間とは触れ合ってみたかったけど、こんな何をされるかわからない恐怖にさらされるつもりもなかったピートは逃げまどい、その過程でほぼ怪我をする寸前まで行ってしまい、最終的には気を失って無理やり村の病院に連れて行かれてしまいます。

その物音を聞き、森の奥で目を覚ましたエリオットは、ピートを探しに音のする方へと向かいます。
普段は自分の体を透明にする能力を使って人間の目に触れないように気をつけているエリオットですが、この時ばかりはなんと、ギャヴィンたちの目に触れてしまったのです。

伝説でしか聞いたことのないドラゴン(エリオット)の姿を目にしたギャヴィンたち森林伐採のメンバーたちは、何をされたわけでもないのにエリオットのことを恐れ、銃をぶっ放してエリオットをやっつけようとします。エリオットは、ただピートを探しに来ただけなのに...

襲ってくるギャヴィンたちを怖がらせるために吠え、そして思わずくしゃみをしてギャヴィンに鼻水とよだれをかけてしまったエリオット。そんな彼を見て、ギャヴィンは心に誓ったのでした。「絶対にあいつを捕まえてやる...」

どうしてなんですかね。珍しいものを見かけたら、傲慢にも「自分のものにしたい」と思って、その対象の意思なんて関係なく捕まえてしまったりするのは。ギャヴィンの場合は、「伝説の生き物を捕まえた存在になる」という、自分の名声のためにそうするわけなんですが。

一方、村の病院に連れて行かれたピートは、久しぶりに見る人間の村の様子に戸惑い、エリオットのいる森の中に逃げようとします。が、エリオットがいるのは、村から車で遠く離れた、それも森の中でもかなりの外れ。変えることなんてほぼほぼ不可能ですよね。

そこでピートが、バスに飛び乗って屋根の上によじ登ったり、追いかけてくる警察からアクロバティックに逃げたりする場面はなかなかにスリリング。

しかしあえなく捕まってしまったピートは、グレース達の家で一緒に暮らすことになります。
この展開、2016年公開の映画「ルーム」とちょっと似ているようで、でもピートは自分の意思で外の世界に出たわけではないという意味でちょっと異なっていますが、どちらも「人間のたくさんいる世界で生き始めた少年の心の成長を描いている」という点では似ています。

グレース、ジャック、ナタリーの3人家族はとても暖かく、最初はエリオットの元へ戻ることに焦りを隠せなかったピートも、母のような優しさを見せてくれるグレース達と一緒に一晩を過ごすうち、なんだか安心感すら覚えてしまうのでした。

そしてピートを探すため、ギャヴィン達の車を追って村まで降りてきたエリオットは、その様子を目の当たりにして...

今までは家族をなくしたもの同士、身を寄せ合って生きてきたピートとエリオット。でも、やっぱりピートは人間と一緒に暮らす方が幸せなのか、それとも...?

そんな中、ギャヴィン達はエリオットの捕獲作戦を本格的に始動させてしまいます。
その事件を経て、ピートとエリオットが下した決断とは...

家族のあり方を考える、というのにはちょっと異質な物語かもしれませんが、それでも最後まで見て温かい気持ちで劇場を出ることができる、家族で観るのにピッタリな映画となっていると思います。

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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