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NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム (Nerve) ネタバレ注意感想 名声の代償?

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※ラストの展開をネタバレしています。


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オススメ度 ★★☆



あらすじ


奥手な高校生のヴィー(エマ・ロバーツ)は、ずっと気になっている男の子にも声をかけられず、行きたい大学からの入学通知が来ているにもかかわらず、母親にも言い出せない。

そんな彼女は、親友で明るい性格、チアリーダーで学校中の人気者であるシドニー(エミリー・ミード)の誘いと挑発をきっかけに、自分を変えようと、インターネット上で自分に対する挑戦を受け、達成の報酬として多額の金銭を得ることのできる闇ゲーム・「ナーヴ」に参戦することになる。

ヴィーに最初に課されたミッションは、指定されたレストランで知らない男性と5秒間キスをするというもの。

キスをした相手の男性も、実は「ナーヴ」のプレイヤーだった。
視聴者の指令でイアン(デイヴ・フランコ)と名乗るその男性と一緒に、繰り出される指令を遂行していくことになるヴィー。

視聴者の数も増え、人気プレイヤーコンビとなって多額の賞金を手にする二人だったが、指令はだんだんと過激さを増していくのだった...。

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感想


今の日本では、小学生が将来就きたい職業ランキングで、なんとYouTuberが第3位だそうです。

やっている本人たちにもテレビに出る芸能人ほどの規制がかかっていないし、日々のくだらないイタズラ、つまり本来アカウントを持ってはいけない子どもたちが、自分たちが普段やりたいと思っているけど本当にやったらご両親に怒られる...というか学校で晒し者にされちゃうようなイタズラを、自分の代わりにやってくれるという点で人気を博しているのかなあと。

子どもたちからしたら、イタズラしてるだけでお金がっぽり手に入るっていう、まるで夢のような職業に見えるでしょうしね。大人目線で見ると、若いうちはいいけど将来この人たちどうすんの、っていう目線で見てしまうようになっちゃうのが悲しいですけど。

つまりYouTubeの視聴者さんたちが求めているのは、自分はただの傍観者として、正体も知られることなく演者さんたちをけしかけるっていうことなんですよね。で、彼らが成功したらそれはそれで面白いし、失敗して怪我したりお巡りさんに怒られてるのを見るのは、それはそれで蜜の味、みたいな。全部他人事として見られるから楽しいわけで。

...という今のインターネット事情を反映した映画がこの「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」です。

今のYouTuberさんは多くの視聴者を得るために自ら過激なことに手を出し、視聴回数を増やすことによって広告収入を...という回りくどい感じですが、こちらはもっと直接的。
視聴者から自分に挑戦してほしいことを募集し、それを達成していくことで指定の金額を手に入れる...という闇のゲームになっています。

主人公のヴィー(エマ・ロバーツ)は、卒業アルバム用の写真を撮るという名目に隠れながら、アメフト部の気になる男の子をずっと追い続けて撮影していたり、本当は実家を出て行きたい大学があるのに、実家にいてほしいと言い続ける母親に遠慮してなかなか言い出せなかったりと、かなり控えめな女の子。

ジュリア・ロバーツの娘さんだったら実際は何も控えめにする必要なんてない人生を送ってきたはず(勝手な予想)のエマ・ロバーツさんなのに、何だかこういう役がはまってますね。そういえば6年くらい前に公開された「バレンタインデー」という映画でも、真面目なベビーシッターさんの役がはまってましたね。

そんな彼女の親友は、チアリーダーで学校中の人気者であるシドニー(エミリー・ミード)。なさそうで意外とありがちな設定ですね。

シドニーは今、前述の「ナーヴ」というゲームに夢中。視聴者を集めて、画面の向こう側にいる視聴者からの注目を集めることが快感でたまらないというわけですね。

そんな彼女は、視聴者からの指示で、チアリーディングのパフォーマンス中に、学校中に生のお尻を晒してみたり、ヴィーガ思いを寄せている男の子に声をかけて、「ヴィーがあんたのこと好きだって」と言ってみたり、迷惑行為をしている自分がまるでヒロインみたいに感じています。
確かにYouTuberの行為って、普通の迷惑行為も多いですよね。自分が危険なだけとかならいいですけど、話しかけられて巻き込まれた人はたまったもんじゃない、みたいな。

で、シドニーのせいで、密かな片思いが暴露されただけでなく、同時に自分で告白したわけじゃないのにフラれるという二重苦を味あわされてしまいます。

その場を飛び出したヴィーは、奥手なせいで苦労している自分を変えようと、そして半分やけで、「ナーヴ」の挑戦者として登録をしてしまいます。

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初のミッションである「レストランで知らない人と5秒間キスをする」というものをなんとか達成したヴィー。
その相手であるイアン(デイヴ・フランコ)も実はゲームの参加者で、視聴者さんたちの好奇心から一緒に行動することになる...というのが物語の概要です。

最初は「2人で街に繰り出す」などの簡単なミッションだったのが、だんだんとエスカレートしていきます。
「高級なブティックで服を試着しろ」「服を盗まれた状態で店を出ろ (つまり服を盗むか裸で店を出ろ)」とか、「目隠しをした状態で超高速でバイクを運転しろ」など、だんだんと本人たちだけの身の危険だけでは済まない迷惑行為へと発展していくんです。

他人事だからって無茶すぎるミッションを課す視聴者も視聴者なら、挑戦者である2人もそんなの受けんなよ...という感じですが、やっぱり人間って承認欲求を満たさないと生きていけないもの。
イアンはともかくとして、ヴィーの方もだんだんと増えていく視聴者、リアルタイムで振り込まれる賞金が快感になってきて、ゲームを抜けられなくなってしまうんですね。

映像の作り込み方がなかなかにカッコよく、リアルの世界で行われていることがすべてPCの外面越しの指示で行われているというデジタル世界との交錯を上手く演出した、近未来的な映像と、次々に繰り出されるミッションをリアルタイムで受け続けるようなテンポの良さが面白く、中盤までは現在のネット社会を上手く反映したスリラーとして楽しく観ることができるはずです。

...でもこの話、どうやって決着させるでしょう? きっと映画を途中まで観れば、大部分の方には予想がつくはず。で、その通りのことがそのまんま起こります。

あまりにもエスカレートしていった「ナーヴ」の指令に怒りを抑えきれなくなったヴィーは、近くにいた警官に「誰かが命を落とすかもしれない危険なゲームが行われている」と通報。
しかし、「ナーヴ」のルールで一番重要なところを彼女は見落としていたのです。「密告は厳禁。」

ネットのゲームが本当に行われているか確認する術はないし、実際に殺人事件か何かが起きたわけでもないとなると、警察はまるで動いてくれません。

そして、「ナーヴ」の参加者たちによって捕らえられてしまったヴィーは、謎の倉庫へ置き去りにされてしまいます。

そこで伝えられたのは、参加者の個人情報を全て手中に収めている「ナーヴ」によって、ヴィーの個人情報はネット世界にダダ漏れ、銀行の口座からは勝手に残高を全て奪われたり、彼女の人生は全て「ナーヴ」が握った、という驚きの事実です。そんなことできるもんなのか。すげーな。

で、実はイアンもヴィーと同じ立場。2人が人生を取り戻すには、決勝戦に勝つしかない。だからイアンは無理やり「ナーヴ」に参加させられていた、というわけなんですね。

その決勝戦の内容とは...みなさん、驚きますよ...

イアンとヴィーで、銃で撃ちあってどちらかを殺すこと!

はい、もうそれしかないですよね。だいたい予想ついてましたよね。
日本でいうところのマスク的な感じで、「ナーヴ」の視聴者たちは仮面をかぶって顔がバレないようにして、どうやって押さえたのか不明な闘技場を借り切ってみんなでその様子を眺めているんですね。

ヴィーが捕まって銀行口座から全額勝手に引き落とされちゃうとか、その辺りのくだりから一気に物語はリアリティを失います。

闘技場で、「みんな、本当に私たちが殺しあっているところを見たいわけ!? 顔と名前を隠しているからって!!」みたいなことを叫ぶあたりも、誰もが「まあ、そうなりますよね...」っていう展開そのまんますぎて...

そしてラスト、ヴィーの親友でハッキングの天才である男の子が「ナーヴ」のサーバーをハック、個人情報が自由自在という「ナーヴ」の特性を生かし、視聴者全員のスマホ画面にそれぞれの本名を表示、「あなたは殺人の幇助者です」という表示を流し、それに興ざめした視聴者は、「ナーヴ」の視聴を放棄し、「ナーヴ」は崩壊する...というのがラストの展開。

確かにみんながネットで言いたい放題やりたい放題なのは、自分の素性を隠して特定される心配がないという匿名性ありきのものなのは確かだし、
現にYouTuberの中でも常にマスクをつけて顔の全貌は明かさない、本名なんて当然出しません、みたいな、演者の方すら匿名性があるからやれてます、っていう人も多いわけで、その辺りを上手く反映させた物語だなあ、というのはあるのですが、

にしても、結局最後に辿り着くのが、「視聴者は他人事なら、人に殺しあってほしいと思っている」みたいなのは飛躍しすぎてるというのがちょっと残念だったかも。

みなさんもし、「はじめしゃ◯ょー」と「Hika◯in」の動画がつまらなくなってきたらどんなリクエストを出しますか? で、それを実名公表しないとできませんよ、って言われたら、そもそもリクエストなんて出しますか? そういうのが、もしかしたら近い将来に実際に始める脅威と言えるかもしれませんね。

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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  • 2017/02/07 (Tue) 14:22
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