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ぼくは明日、昨日のきみとデートする ネタバレ注意感想

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オススメ度 ★★★★☆



あらすじ


京都の美大に在籍する20歳の南山高寿(福士蒼汰)はある日、彼は通学中の電車で目の前に立っていた女性に一目惚れし、勇気を振り絞って声をかける。

福寿愛美(小松菜奈)というその女性と明日また会う約束をするが、「明日また会えるかな」という高寿の言葉を聞いた瞬間、愛美はなぜか涙を流してしまう。

その後付き合うことになった二人は、誰もが羨むような理想のカップルだ。
しかし、愛美はなぜか、高寿が伝えていなかった家族の秘密を知っていたり、これから先に起こることを知っているかのような発言をしたり、不思議な言動が見られるのだが...

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感想


とりあえず「泣ける映画」というくくりにしておけば、日々に疲れた女子からの指示をある程度は得られるだろう、という日本映画の宣伝方法があんまり好きじゃないんですが、

悔しい。悔しいです。だってこの「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は、カップルだらけの映画館におっさん一人で突入して、呼吸ができないほど泣いてしまった映画は久しぶりだったものですから。

序盤の物語は、いかにも普通な恋愛もの。
演じるのが福士蒼汰くんなんだからどう考えたってそんなわけないんだけど、どうやら童貞らしい美大生の主人公・南山高寿くんは、通学中の電車内で目の前に立っていた可愛い女の子に一目惚れ。

声をかけようか悩んでいたら、彼女も自分と同じ駅で電車を降りたので、さっさかさっさかと行ってしまう彼女を追いかけて、「あのー!! 一目惚れ... しました...」と徐々に小さくなっていく声で告白しちゃったりとか。

いいですねえ、「一目惚れ...しました...」って。きっとモテるリア充どもはそんな声のかけ方しないんでしょうね。セリフのチョイスがいちいち童貞っぽくて、人生で一度もモテ期なんて来たことのない私は共感しまくりです。

高寿くんが声をかけた福寿愛美(小松菜奈)ちゃんという美人の女の子は、まるで彼に声をかけられるのを知っていたかのようにあっさりを彼のことを受け入れ、「明日また会えるかな」という彼の言葉に、なぜか突然涙を流しながら「会えるよ」という彼女。

こんなに可愛いのに、もしかしてこの子も今まで誰とも付き合ったことなくて、生まれて初めてナンパされて嬉しかったとか、そういうことなのかしら...なんて考えてしまうのは、きっと私がそういう願望を心の奥底に隠し持っているからに違いありませんね。

そこからも物語の途中までは、「今...下の名前で...呼んだ...」「やばい...抱きしめ...たい...」とか、そんな恥ずかしいこといちいち口に出してんじゃねーよ、と言いたくなるようなことを言葉にして連発する高寿くんの道程っぽさが爆発したり、あんなに可愛いのに無邪気な感じでありつつも、高寿くんに対して優しくて、女性慣れしてない私のようなグロメンでも、もし何かがあってお付き合いできたなら楽しいお付き合いができるかも...と思わせてくれる愛美ちゃんの魅力がとってもキュートでハッピーな恋愛映画として進んでいきます。

でも、愛美ちゃんはなんだか不思議な子。
初めて出会った日の翌日、自分がよく行く場所なんて知ってるはずもないはずなのに、公園で絵を描いていたら突然背後から声をかけてきたり、その絵を見て「明日学校で張り出される絵だね!」と、まるで未来予知の能力でもあるかのような予言をしてみたり、始めて下の名前で呼ばれた時に涙を流してみたり、門限が0時だからと彼の目に触れないような場所へ逃げるように去って行ったりと、ただウブな女の子なだけとは思えないような反応が多かったりするのです。

それでもいちいち気にかけるほどのことじゃないと、ハッピーデートを重ねる2人。

ここまではびっくりするくらいごく普通なハッピー映画なのですが、中盤の愛美ちゃんのとある告白をきっかけに、物語は姿をガラッと変えてしまうのです...

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お付き合いを始めて約半月。お互いのことを名前で呼んだり、裸でお泊まりしちゃったり、それまで童貞だったとは思えないほど早めのスピードでことを進めていく高寿くんたちでしたが、ある日、愛美ちゃんの口からとんでもない事実が語られます。

実は愛美ちゃんは、高寿くんの生きる世界とは時間の流れが逆に進むパラレルワールドからやってきた女の子。
つまり高寿くんにとっての明日は愛美ちゃんにとっての昨日。で、なぜ愛美ちゃんがやってきちゃったのかというと、15年に一度、それも30日間だけ、世界が重なるという不思議現象が起こっちゃうから、というわけだったんですねー。

なぜ愛美ちゃんが高寿くんを知っていたのかというと、彼女がまだ5歳だった頃、当時35歳(ややこしい)の高寿くんに危ないところを助けてもらったことがあったから。そして逆に、高寿くんの方が5歳だった頃、当時35歳の愛美ちゃんは、川で溺れかけていた高寿くんのことを助けたことがあるから、ということらしいんですね。

この辺の設定は突き詰めて考えれば考えるほどよくわからなくなっていってしまうので、むしろ考えないようにするのが吉。観客である私たちがすべきことは、つまりこの設定が、2人の恋に対して何を意味しているのか、ということでして。

つまり高寿くんが始めて愛美ちゃんに出会った日は、高寿くんにとっては恋の始まりの日だったけれど、愛美ちゃんにとっては高寿くんと会える最後の日だったというわけなんですね。

でも、その時はまだ高寿くんにとっての愛美ちゃんは初めて目にしたばかりの知らない人。自分から声をかけて恋人のように振舞ったりすることはできないというわけで。

いかがでしょう。そう考えると、なんだか切ない物語に思えませんか?
愛美ちゃんが高寿くんの未来を予知したり、まだ高寿くんが伝えていないはずの、福寿家秘伝のカレーの隠し味を知っていたりしたのも、すでにそれを経験しているから。

初めて下の名前で呼ばれたり、手をつないだ時に涙を流したのは、それが最後だという事実をそのたび突きつけられていたから。しかも彼は、自分が明日を迎えるたびに、だんだんと自分のことを知らない人になっていく...そんな悲しみに耐えながらも気丈に明るく振る舞っていた愛美ちゃんの辛さが画面いっぱいに広がります。

そして悲しい事実を受け入れつつも、限られた時間を楽しもうとする2人の複雑な心情をうまく演じていたのが主演の二人。すっごくお似合いのカップルでしたね。本当ならばすごく悲しい物語のはずなのに、目からは涙を流しながらも、口元ではなんだか笑みを浮かべながら観ることのできる、とっても素敵な作品でした。「泣ける」映画とはかくあるべし!

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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