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僕らのごはんは明日で待ってる ネタバレあり感想

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オススメ度 ★★☆



あらすじ


葉山亮太(中島裕翔)は、無口で他人に無関心な男子高校生。クラスでも友達ができず、少し浮いた存在だ。

そんな彼に、ある日転機が訪れる。明るく率直な同級生の上村小春(新木優子)と、体育祭で、2人で1枚の米袋に入ってジャンプするという、「米袋ジャンプ」でコンビを組むことになったのだ。

練習を重ねるうち、共通の趣味である読書を通じて交流を深めていく2人。そして体育祭の日、小春は亮太への思いを打ち明ける。

その後、紆余曲折を経て交際することになった2人だったが...

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感想


「初恋の人は特別だ」なんてよく言いますけど、実際初恋の人と一生結ばれちゃうケースなんて、映画や漫画の世界でしかほとんど見かけないですよね...と言いつつ私の両親はどっちにとっても初恋の人同士で結婚しちゃったらしいので、もしかしたら私の知らないだけでこの世に初恋夫婦は溢れてるのかもしれないですけど。

で、やっぱり多くの人は何人かとお付き合いとかした上で、年齢とか色々考えて結婚に踏み切る...って人が多いと思うんですけど、逆にこんな方っていないでしょうか?

初恋の人と一度別れはしたものの、諦めきれなくて頑張って追いかけて、結局はヨリを戻して、最終的に結婚まで持って行っちゃった方。

いやいやどんな夢物語だよ、っていうかストーカーかよみたいなね。でも、別れた後も引きずりがちな男性諸君なら、きっと誰もが一度は夢見たことのあるであろうシチュエーション。それを映画館の大画面上で見せつけてくれるのが今作、「僕らのごはんは明日で待ってる」というわけです。

最初に言っておきますと、今作における私の映画の見方は、正しいものでは全くありません。むしろ、かなり間違った映画の見方をしていると言ってもおかしくないと思います。映画を観る時は、もっと素直で寛大な心を持って見なければいけませんよ!!

主人公は、読書が大好きで無口、他人に全く無関心で、クラスで浮きっぱなしの少年・葉山亮太(中島裕翔)くん。
誰とも関わらないように高校生活を過ごしてきた彼ですが、そんな中、彼の世界にずかずかと入り込んでくる侵入者が現れました。

明るくてハキハキし、友達も多いクラスメートの上村小春(新木優子)ちゃん。

高校の体育祭のシーズンが近づき、クラスのホームルームで種目決めをしていることすら気づいていなかった葉山くんは、なんと上村さんと一緒に、1枚の米袋の中で男女2人が、体(主に腰)を密着させてジャンプしてゴールを目指すといういかがわしい競技「米袋ジャンプ」というものに参加させられることとなってしまったのです。大丈夫か高校でこんな競技やらせて。

それをきっかけに、上村さんは葉山くんの読んでいる本に興味を持ったりと、共通の趣味である読書をきっかけに会話するように...と言っても、最初は一方的に上村さんの方から話しかけていただけなんですが。

体育祭に向けて段々と距離を近づけていく2人。そして本番では見事、息ぴったりのジャンプで1位を獲得し、そこで葉山くんは、上村さんから思いを告白されちゃったり。きゃー!!

しかし、「いつか失うことになるなら、誰かを好きになるのが怖い」という謎の理由からその告白を断ってしまった葉山くんでしたが、その決断を徐々に後悔し始めて、上村さんがインフルエンザにかかって学校を休んでいるというタイミングで自宅へ押しかけ、「やっぱり好きです」と再度告白、2人は晴れてお付き合いすることとなるわけです。

葉山くんの行動というか、ちょっとウジウジした思考がいかにも恋愛慣れしてない...というよりも引きずりがちで考え込みがちな男の典型そのまんまっていう感じで、特に恋愛に奥手な男性は共感できる部分も多いのではないでしょうか。

元が小説なだけあって、2人の会話の内容が少し文学的すぎるところも、主人公カップル2人の性格を考えるとそこまで不自然には感じられないのも好感の高いところ。

その後、大学へと進学した2人は、それぞれ違う大学に通いながら愛を育んでいきます。

タイトルの「ごはん」の部分があまり物語に絡んでないなあと思っていたら、高校時代はファーストフード店、大学時代はファミレス、そして最後は...というふうに、だんだん2人の関係が近づいていく様子を表していたんだなあと、観終わってしばらく考えてからようやく気付いた次第です。

ファミレスだけでなく、アパートで暮らし始めた葉山くんの家で大好きなKFCのチキンを食べたりもする2人。そこで葉山さんは、自分に両親がおらず、おばあちゃんと2人暮らしをしている理由を、他の誰かではなく葉山くんに、人生で初めて語ります。

私は未来の家族に賭けていて、もう子どもたちの名前まで決めてあるんだと嬉しそうに、でもどこか悲しそうに語る上村さん。もうこれは、葉山くんと結婚まで行く気満々なんだろうなあ...と誰もが思うはずなのですが。

しかしある日、上村さんにファミレスに呼び出された葉山くんは、突然に別れを告げられてしまいます。
理由を問いただす葉山くんですが(付き合いたいとか別れたいとかに納得できる「理由」があると考えちゃうのも童貞っぽくていいなと思ったのは私だけでしょうか)、上村さんから返ってきた返事は、「うーん、総合評価?」みたいな歯切れの悪いもの。明らかに「今考えました」感ありありの理由だったのですね。

恋愛なので、片方の気持ちがなくなってしまっったらその時点で終わりというわけで。というわけで2人の恋愛はここで終了...とはならないから2時間の映画が成立するわけですね。

初恋の女の子に突然振られた葉山くんは納得がいかず、何をするかというと...
引きずります。とにかく引きずります。

だから上村さんの家までわざわざ押しかけて理由を聞こうとしたり、偶然(を装って)出会った時に、「まだ終わってないだろ」とホラーなことを言ったり、新しく付き合った彼女にも上村さんのことが忘れられなくて別れた挙句、その足で上村さんの家にまたまた押しかけ、「上村ももっと努力してよ」と常人ならば耳を疑うようなことを言ったりします。

怖くないですか? 大事なことなのでもう一回言いますね。怖くないですか?

この辺の行動、この映画を観ている私たちは、「きっと上村さんは何かの事情があって葉山くんと別れざるを得なかったんだ」ということを頭のどこかで理解しているから「純愛だ...」と感動できちゃったりするんだと思うんですが、

実際普通にこんなことしてる人がいたら、普通に警察沙汰レベルのストーカーですよね。だってどうですか? 元カレが家まで押しかけてきて、突然「俺のためにもっと努力してよ」とか言ってきたら。真剣に引越しを考えたりしませんか?

そして終盤、私UCの身も心も凍りつかせる、決定的なシーンがやってきてしまいます。

度重なるストーカー行為の成果として、実は上村さんは子宮に悪いところがあって、手術をして子宮を取り除かなければならないということが決まっている、という事実を突き止めた葉山くん。

当然のように病院へ通い始める彼は、葉山さんと同じ病室に入院している山崎さん(片桐はいり)から、「気丈に振舞っているけど、彼女は毎日すごく苦しんでいる」という話を聞いた葉山くんは涙を流しながらこう語ります。

「そうか...俺...バカだ... 上村は、俺に負担をかけないために別れたんだ...」

ヒィィィィ!!!! まじか!! まじか!!!! 最近観たどんなホラー映画より怖いぜ!!

さっきも言いましたが、観客の立場として私たちは、上村さんが葉山くんと別れたのは間違い無くそういう理由なんだということがわかりきっているからこそ感動できるのであって、もしこれがリアルで起こっていたら、本当に警察に訴えた方がいいレベルのストーカーですよ。

だって、別れた元カレが、「迷惑だから来ないで」と強めに言っても毎日のように現れ、しまいには「俺に負担をかけないために別れたんだ」と、本人の口から聞いたわけでもないのに、勝手に自分の中で結論付けて涙を流す??

上村さんの苦しみは、確かにちゃんと伏線も貼られた上で、新しく家族を持ちたいという彼女にとって一番の夢を奪われてしまったということが私たちにも分かりやすく描かれていることからもすごく伝わってくるんです。

でもなんだろう、私のように素直に感動するという能力を失ってしまった人間には、葉山くんの行動がどうしてもストーカーのそれにしか見えなくて、途中からだんだんと「もうやめてええ!!」と恐怖の対象にしか映らなくなってしまったんですよね。

最初は普通のラブストーリーで、そこから難病ものにシフトしていく...という流れは、今作のキャッチコピーである「うるキュン」というジャンル(?)にはありがちなものだと思うんですが、でも葉山くんの行動があまりにも相手の気持ちを考えない...というか、本当何度もすみませんが、現実でこれが行われていたとしたら、警察に通報した方がいいような行為ばかりだったもので、「この先はこういう展開になるんだよなあ」というのをある程度観客が予想できることを想定した上でのご都合主義的な物語展開になってしまっていたのはちょっとマイナスだったかなあと思います。

しかしそれでも、主演2人のチャーミングすぎる魅力が最後までぐいぐい引っ張ってくれるし、2人がちゃんと幸せになってくれたらいいなあと願わずにはいられなくなってしまうのもまた事実。

夢見た新しい家族を持つチャンスを奪われてしまった上村さんと、そんな上村さんを愛する葉山くん。果たして2人が選んだ結末とは... 素直な感性を持ったあなたなら、その結末にきっと涙する!

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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