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本能寺ホテル ネタバレあり感想

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オススメ度 ★☆



あらすじ


倉本繭子(綾瀬はるか)は、自分の意見を周りに主張していくことの苦手な女性。

勤めていた会社の倒産を機に恋人の吉岡恭一(平山浩行)にプロポーズされ、その結婚も周囲の友人や恭一の押しの強さに抵抗できず、流されるままに受け入れてしまったのだ。

そんな繭子は今、恭一の両親と会うため、彼の実家がある京都に来ていた。

しかしうっかり者の彼女は、ホテルの予約を1か月間違えて取ってしまっており、今日の宿にも困ってしまうことになる。

失意の中に今日の町並みを歩いていた彼女は、いつの間にか路地裏にある“本能寺ホテル”に導かれていた。

不思議な雰囲気を持つ本能寺ホテルのエレベーターにのって客室に向かうと、そこはなんとも趣のある...というか、ここはまるでお寺!? 庭園まである!?

なんと彼女が乗ったエレベーターは、1582年の本能寺へと繋がっていたのだ。繭子はそこで、本能寺の変が起こる直前の時代に生きる織田信長(堤真一)森蘭丸(濱田岳)と交流を深めていくが...

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感想


現代人がタイムスリップして歴史上の偉人に会って、その人のことを気に入っちゃったもんだから、その人に降りかかるであろう不運を変えて歴史を変えちゃう? それとも変えない?

...なーんて物語は使い古されすぎた設定だと思いますが、設定は物語そのものが面白ければ斬新だろうがそうでなかろうが関係なくなっちゃうことがほとんどだと思うんです。

それよりもいけないのは、その物語を面白く見せるために施された演出の方が古臭くなってしまってる場合の方だと思うんですよ。特に邦画の場合、古臭い感じの演出って、やけにクサくて、見ていて恥ずかしくて目を背けたくなっちゃうような大仰なやつが多いじゃないですか、ねえ。

何の話かっていうと、今回お話するこの映画、「本能寺ホテル 」のことなんですが。

主人公の倉本繭子(綾瀬はるか)さんは、引っ込み思案で自分の意見を周囲に主張できない性格の女性。

誰もが貰った瞬間にポイ捨てするような怪しいチラシも、配っている人の悲しそうな顔を見たらキープしておかずにはいられないくらいのお人好しな彼女は今、京都に来ていました。

というのも、自分の勤めていた会社が突然倒産。無職となってしまった彼女は、交際中の吉岡恭一(平山浩行)さんにプロポーズを受け、まだ付き合って半年、結婚なんてちょっと早いんじゃ...と思いつつもそれを言い出す勇気もなく、周りの友人からも「あんたみたいなのは結婚しちゃったほうがいいよ!」と押されていたのもあり、そのプロポーズを受け入れてしまったのでした。

っていうか恭一さんのプロポーズの仕方もすごいですよね。彼女から職場が突然倒産してしまったという話を聞くやいなや、優しい言葉をかける前に「じゃあ結婚しよっか」ですからね。どんだけ自信に満ち溢れたおっさんなんだと思ってしまいましたよ。

で、今は彼の実家がある京都へ挨拶と、彼が結婚式を京都でやりたいというので、その式場を選びに来ていたのです。でもやっぱり、繭子さんの表情は晴れないまま...

自分に自信を持てない繭子さんは、自分が何をして生きていきたいのかがはっきり見えておらず、だからこそ「これはなんとなく違うような気がする」というようなことに対しても、なんとなく受け入れていく以外の手段を知らずに生きてきてしまったというわけですね。

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先の見えないようで、でも周りに流されてなんとなく自分の行き着く先も想像ができてしまいそうな人生にぼんやりとした不安を抱えていた繭子さん。

そんな彼女はなんと! うっかり屋さん属性まで身につけていたのでした。
京都で宿泊する予定だったホテルの予約を1か月間違えて取ってしまっていたということに気がつき、なんと将来の自分のだけでなく、本日の宿にも困るようになってしまいました。

宿を探して京都の路地を歩いていた彼女は、まるで何かに導かれるように、不思議な雰囲気を放つホテルへと辿り着きます。

そのホテルこそ、「本能寺ホテル」
オーナーにして唯一の接客係(渋い風間杜夫さん)さんに案内されて部屋に行こうとエレベーターに乗ると...

降りた先は、なぜか寺院のような場所。っていうか庭園とかあるし...
そう、ここは1582年の本能寺。どういうわけかタイムスリップしてしまった繭子さんは、そこで本能寺の変が起こる直前を生きる織田信長(堤真一)森蘭丸(濱田岳)と交流を深めていくことになるわけですね。

織田信長は、登場直後は所持していることそのものがステータスとなるお宝を、街の商人から権力を使って無理やり奪い取ったり、自分に逆らう者にはあっさり剣を向けて「殺してしまえホトトギス」な精神で迫ってくる、側近の蘭丸さんからも残忍な人物だと影で言われてしまうような人物として描かれていますが、

後半ではだんだんと、実は一人の人間として、街の人々と同じ目線で物事を見ることができる、ただひたすらに世の泰平を願う優しい人物であるという側面が強く押し出されていきます。

最初は平和のために戦乱の世の間は、自分は心を鬼にして戦おうと頑なになってしまっていた信長さんの心を、平和な世の中からやってきた繭子さんの素直さが解かしていくというのが中盤以降の物語。

そして繭子さんの方も、平和な世の中を作るためにひたむきに信念を貫こうとする信長さんの姿に感銘を受けて、少しずつ自分の向かいたい未来へと希望を抱いていく...わけですね。

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物語そのものは、細かな歴史考察ではなく、どちらかというと繭子さんの内面的成長に目を向けていたところは良かったですが、どうにもこうにも演出がきつい。

というのは、20秒に...いや、体感的には5秒に一回くらい? 演者さんの顔のどアップのカットが挟み込まれて、まるで何か大事なことを言ってるかのようにセリフもぶつ切りになって、あんまりリアルに向き合って会話してる感が感じられなかったのが残念ですね。

それもさして大事なセリフがないところでも、俳優さんの事務所から「この人のアップは劇中に何分間入れないと出演させません!」とでも言われているのかと勘ぐってしまうほど挟み込まれてくるもので。物語に緊迫感が生まれなくなってしまいますね。

そしてメインの登場人物として登場する本能寺ホテルのオーナーも、実際はホテルがなぜ本能寺につながっているかの秘密などは特に何も知らない普通のおっさんだったりとか、意味ありげなのにそんなに意味のない展開も多くて(しかもみんなセリフを言う時は顔面どアップ)、結局なんやったんかい、とエセ関西弁でのツッコミも飛び出してしまいそうなものです。

ラスト付近、繭子さんが持ち込んだ、現代人ならでは「ある物」を見た信長が下す決断など、なかなかに感動的なシーンもあるだけに、サムめの演出や、ちょっと無駄やノイズの多いプロット展開がちょっぴり残念な映画でした。

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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