マイティ・ソー バトルロイヤル (Thor: Ragnarok) ネタバレ少なめ感想

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オススメ度 ★★★★



あらすじ


今やアベンジャーズの一員として、地球に降り立てばたちまち女性に囲まれて写真を頼まれるほどのスーパーヒーローとなったソー(クリス・ヘムズワース)

彼が故郷である神の国アスガルドである日、奇妙な劇が行われていた。ソーと彼の悪名高い弟の物語を、弟側を完全に美化して描かれたものだ。

それを観劇しながら大喜びしているのは、彼らの父オーディン(アンソニー・ホプキンス)
しかしソーは全てを見破っていた。このオーディンは本物ではなく、件の弟ロキ(トム・ヒドルストン)が化けた偽物だったのだ。

では本物のオーディンはどこへ行ったのか?
ロキはオーディンを地球の老人ホーム送りにし、しかもその老人ホームは潰れ、ロキも知らぬ間にオーディンはノルウェーへ追いやられていたのだった。

ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の協力を得てオーディンの元へ辿り着くも、オーディンはその場で息絶えてしまう。

その影響により、オーディンによって封印されていた死の女神ヘラ(ケイト・ブランシェット)が目覚めてしまう。

その圧倒的な力によって、ソーとロキは見知らぬ星へ飛ばされてしまう。
そして、ソーとロキが不在の間に、ヘラはアスガルドへ侵略を始めていた。

果たしてソーはヘラを倒し、アスガルドに平和を取り戻すことができるのか...

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感想


マーベルユニバースの映画はそれぞれのヒーローごとにカラーがありますが、マイティ・ソーのシリーズって、個人的には天然系の笑いがキレたシリーズだなあってずっと思ってたんですよ。

私のいうところの天然系の笑いっていうのは、主人公がシリアスな展開の中でギャグを言ったり突然踊りだしたりとかそういうのではなく、本人はいたって真面目なんだけど、外から見ると笑い話でしかない展開のことなんですけど。

というのも、主人公のソー(クリス・ヘムズワース)の最強っぷりがぶっ飛んでますよね。神様ですからね。

1作目の物語はかなり壮大で、神様同士が本気の兄弟喧嘩をしたらどうなるか、っていう話を豪華なCGと2つの世界を行き来するという壮大な設定で描いた物語でしたが、人間界に来たソーが怖いもの知らずすぎて2回も車にはねられるとか、「facebook用の笑顔やって」と言われて100点満点の笑顔をしてみせるとか、けっこうシリアスで感動的な展開が続く映画だったのに、ちょっとズレてる(褒め言葉です)笑いを紛れ込ませてくるところがとっても印象に残る作品でした。

2作目ではもっとギャグ路線を強めていて、ソーよりも人間界の若者たちの何気ない会話が笑いを呼んでいたような印象でした。
個人的にはギャグ路線に進もうと考えたその勇気に乾杯! と大喜びしており、3作目となる今作はどんな進化を遂げているのだろう、と大きな期待を抱いて劇場へ足を運んだのですが...

いやいや、最っ高に嬉しい進化を遂げてくれているではないですかっ!!

マーベルスタジオ最新作となる「マイティ・ソー バトルロイヤル」は、過去最大のスケールで、過去最大の笑いを届けてくれる作品となっています!

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今回の物語、最初っから最後まで気持ちよく笑わせてくれます。

冒頭、ソーは超かっこいい声でこれまでのストーリーを語り始めます。
おっ、よくある回想シーン? と思いきや、彼は世界の終わりに現れるという火の魔神・サーターに囚われて鎖の中。

しかもサーターに対して話してるもんだから、上から吊るされる鎖が回転してなかなかサーターの方を向けないというおまけつきです。鎖が逆向きになるたびに「ちょっと待ってて」と話を中断するという圧倒的な呑気さです。今までのソーシリーズでは考えられなかった展開ですね。

サーターから命からがら逃げ出した(その間にも笑えるシーンが3個もありますっ!)ソーでしたが、アスガルドに帰還すると新たな問題が。
彼の偉大なる父オーディン(アンソニー・ホプキンス)さんが、謎の劇を見て大喜びしていたのです。

その劇では、過去作のストーリーから、あの問題児の行動を最高に美化した劇だったんですが...
そう、こんな劇をわざわざやらせるなんて、彼の仕業に違いありません。美化されまくりだった問題児・ロキ(トム・ヒドルストン)がオーディンに化けて好き放題やってたわけですね。

で、本物のオーディンはどこへ行っちゃったのかと言いますと、ロキの手によってまさかの老人ホームに追いやられていたのでした。しかもその老人ホーム、潰れてしまって今は解体作業のど真ん中だったのです。

その光景を見てもびっくりするくらい動じない2人。
ソーなんて女の子たちに写真をせがまれて、なんともインスタ映えしそうな100点満点の笑顔までしちゃってるし。その呑気な光景がなんとも笑いを誘います。

そこでは、ソーが過去作での恋人ジェーンと別れてしまったという事実にさらっと触れられています。「相互的に振る(mutual dumping)」ってなんかじわじわ笑えますね。

じゃあ結局オーディンはどこへ行ったのか。
その答えを知っている人物が一人いたのです。

そう、まさかの...でもないですね。今回の豪華すぎるゲスト陣の1人として、なんとドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)が登場! ドクター・ストレンジのオマケ映像として流れていたのはこのシーンだったのでした。

いたって大真面目なドクター・ストレンジと、それに振り回されるソーのギャップ、さらに危険人物と見なされていたロキは「30分間も落ち続けていた」という衝撃的な仕打ちを受けていたロキ様に存分に笑わせて頂き、人によってはロキ様の圧倒的な不遇さに萌えることでしょう。

そしてドクター・ストレンジが案内してくれたのは、遠く離れたノルウェーの地。
そこでようやっとオーディンを見つけるも、彼はどこか遠くへ意識が離れてしまっているかのよう。

そう、彼はもはや臨終だったのです。それが人間界へ連れてこられてしまったせいなのかは定かではありませんが...

そしてオーディンが息絶えたことによって、彼がその身をもって封印していた最強最悪の敵が目覚めてしまうのです。

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それがオーディンの第一子にして「死の女神」と呼ばれるヘラ(ケイト・ブランシェット)様なのでした。

私、予告編の段階ではヘラ役があのケイト・ブランシェット様だと見破ることができなかったんですよ。ていうか、彼女が出てきた段階でも「すっげー黒髪の似合う美女...でもこの女優さん、どっかで見たような?」なんてすっとぼけたことを考えてたんですが、彼女が話し始めた瞬間「あ、え!? うそーーー!!!」と心の中で大絶叫してしまいました。

そのくらいメイクが似合っていたというか、役に溶け込んでいたというか。ヒーロー映画の悪役までこんなにも違和感なくこなせちゃうもんなんだなあと、彼女の女優としての懐の深さを感じました。そして黒髪で目元真っ黒という2000年代前半に流行ったロックなメイクが似合ってますね。惚れてしまう。

そしてさすがはケイト・ブランシェットが演じていることもあってか(関係ない)、ヘラの実力は過去の敵と比べても圧倒的。どのくらい強いかというと、ソーの無敵のハンマーを、なんと握力のみで握りつぶしてしまうほどなのです。強すぎです。

こんなの敵うわけないよとロキが強制的にソーを連れてアスガルドへ逃げようと通路を作りますが、ヘラも当然のごとく追いかけてきます。

そこでソーとロキは離れ離れになり、謎の星へ飛ばされてしまいます。そこでいろいろあって(ネタバレ回避)、ソーは謎のバトルロイヤルに参加させられることになるのですが...

この「マイティ・ソー バトルロイヤル」ですが、とにかく内容がてんこ盛りです。

①ロキ様復活&お父様の死
②ドクター・ストレンジのゲスト出演
③謎の惑星でのバトルロイヤル&「あの」スーパーヒーローとの再開
④最強の敵・ヘラとの対決
⑤ソー、髪切った?

この過密スケジュールを、わずか2時間でこなさなければいけないなんて。普通の映画だったら、1個1個に感動の展開をつけて大真面目にそれなりの起承転結をつけようとして、全体を通すと逆に何がしたい映画だったのかわからなくなっちゃったりすることも多いと思います。

でも今作は、いい感じに力が抜けてるというか。盛りだくさんに詰め込んだ要素をお祭りのように楽しみ、笑いをたっぷり盛り込みつつ、さらには来たるべき「インフィニティ・ウォー」に直結しそうな展開もしっかり見せながら、ラストで思いっきりハジけられるようにしっかりと調整されているというところが素晴らしい。

マーベル映画が好きでたまらないというアメコミ映画フリークさんも、彼氏が観たいっていうから仕方なくついて行ってやる彼女さんも、とにかくどんな方も頭を空っぽにしてスクリーンにかぶりつきたくなる要素が満載の、最高に「楽しい」ヒーロー映画だと思います。

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Theme: 映画感想 - Genre: Movie

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