【映画ベスト10】今年は衰弱しきってたUCが選ぶ、2017年の映画ベスト10!!

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みなさんどうもこんにちは!
2017年ももう終わりますね。歳を重ねるごとに、時間の経過が早くなっていくような...

私ごとだと、今年は転職という大きな節目を迎え、2ヶ月が経過しようとしている今も生活リズムに慣れるのに悪戦苦闘してたりします。

そして前職ラスト半年くらいでは、転職活動×残業地獄の最恐ペアにやられ、今までは毎日チェックしていた新しい音楽にすっかり興味がなくなり、映画も観にいく気力がなくなるという、26年間生きてきた中でも割と辛い年だったなあ...という印象でした。

夜が毎日遅い不規則な生活だったがために、なんと体重が6kgも増え、お酒は数ヶ月に一度付き合いで飲むか飲まないか、という人間なのに、転職直前の健康診断で「肝臓が完全にやられてる。このままだと10年後には病気で死ぬよ」と言われてしまう大惨事に。

ということで転職してからのここ2ヶ月間は、とにかく仕事終わりは毎日ジムに行って、夕飯は野菜スープを飲み、食後には黒酢を飲み、0時には就寝...という修行者みたいな毎日を送っています。なのに全然体重減らねー!! き、筋肉がついてきてるってことだよね? そうだよね? あはは...

...という前置きは、「ブログ復帰しまーす!」なんて記事を書いておきながら、全然映画感想記事をあげていないことの言い訳ですっ!

それでもブログに来てくれる方がいらっしゃることに、日々感謝感謝でございます。みなさま、いつも本当にありがとうございます。

2018年の目標は、
①「健康的に痩せる」
②「その上でブログももっと書く」

ということですね!

私は頭が弱いので、ブログに書いてないと1年間で何本観たか忘れてしまうので、そういう意味でもちゃんとブログ書かないとね。

それでは早速参りましょう!




10位: 三度目の殺人




人間のリアルな心理劇を描かせたら、日本で右に出る者はいない...と、個人的に勝手に思っている是枝裕和監督の最新作。

とある残虐な殺人が発生し、その容疑者として逮捕されたのは、過去にも一度殺人を犯したことのある男性。
その容疑者の弁護士として、勝ちにこだわり事実や容疑者、被害者の心情は関係ないと考えている男が雇われる...という話です。

冒頭のシーンにおいて、観客には視覚的に印象を植え付けておきながら、事件の捜査が進むにつれて容疑者の人柄や、被害者の男性やその家族が置かれていた状況が明らかになり、「本当に彼がやったのだろうか」という疑いを持たせるプロットの展開が巧妙に練られています。

様々な意味で「もやっ」とするラストは賛否両論でしたが、そこには大きな意味がありました。
もしかしたら、他人の行動とは、自分が見たいようにしか見えないのではないか。それは、殺人事件という特殊なシチュエーションでなくとも常に考えていくべき人間の性質と言えるのではないでしょうか。




9位: メッセージ (Arrival)




突如来訪した宇宙人。彼らの目的は一体なんなのか? という世界最大の謎に対し、一人の言語学者が挑むという物語。

宇宙人の来訪と言われたら、何をイメージしますか? 大部分の方は、やっぱり地球侵略だと思いますよね。
宇宙人じゃなくたって、知らない人が近くに引っ越して来たりとか、近所では見たことのない動物が家の近くを回ってたりとか、それだけでも恐れて警戒するものだと思うんです。知らないものを恐れ、何か自分に害をなしてくるんじゃないかと考えてしまうのは、私たち人間の性質な一つなわけで。

でも、例えば相手の言語を学ぶなど、自分から歩み寄っていければ何か新しいものが生まれるかもしれませんよね。
そんな普遍的な話を、壮大なスケールで描き出した今作。ラストで明らかになる衝撃の事実には、誰もが腰を抜かしてしまうこと間違いなし!






8位: フェンス (Fences)




1983年の戯曲を主演のデンゼル・ワシントンが監督を務め復活させた作品。
日本では劇場公開はされず、DVDスルーでした。なぜ!!

1950年代のアメリカはピッツバーグ。プロ野球選手になるという夢に破れながらも、今は正職につき、一家の大黒柱として家族を支える男性と、その家族の人生を描いた物語です。

主人公のトロイは、自分の過去の経験から自分のような思いはさせたくないと、自分なりの美学に則って家族を支えて来ました。しかし彼だって一人の人間。
フットボール選手としての夢を叶えようと懸命に努力する息子の姿を見れば、守りたいという気持ちと同時に自分を越えていこうとする息子の逞しい姿に嫉妬を隠しきれない。

主人公トロイの姿には共感できないという方も多いはず。私も最初は、トロイの姿に「いやいや流石に酷すぎないか」なんて考えていました。
でもみんな、自分の中の悪魔と戦いながらなんとか日々を生き抜いているんだなあ、とも思わされてしまうのです。







7位: ドリーム (Hidden Figures)





1961年のアメリカ。アメリカ史上初の有人宇宙飛行計画を支えた3人の黒人女性たちの実話を基に描かれた作品です。

根強く残っていた差別と戦う女性たちの姿を描きながらも、そこには悲壮感や弱音などはほとんどなし。音楽の使い方、演出は軽快で、何よりも主人公3人は厳しい世界の中で毅然と凛々しく立っている。その姿にこそ心を打たれます。

「NASAが私たちを雇うのは職場の花としてじゃない。眼鏡をかけているからよ」は2017年に聞いた中で最高のセリフでした。




6位: マンチェスター・バイ・ザ・シー (Manchester by the Sea)




ケイシー・アフレックが2017年アカデミー賞主演男優賞を受賞した今作。納得です。

主人公はボストンで便利屋を営む男性。しかしある日突然、彼の兄が亡くなったという訃報を受け、とある理由からずっと離れていた地元へ戻ることに。それから彼は、自らの過去のトラウマと向き合うことになる...というのがあらすじです。

兄の子供を後見人として引き取ることになったことも、彼にとってはトラウマを抉られるようなできごと。乗り越えられるものじゃないけど、向き合って生きていくことはできる。地元で出会う新しい人々との出会いが彼の心に少しずつの変化をもたらしていく様子が、観客の心をぐしゃぐしゃにかきむしります。






5位: ゲット・アウト (Get Out)




日本でも話題作となり大ヒットした異色のホラー映画。
ただ怖いだけじゃない。というか、普通のホラー映画的な意味での怖さはほとんどありません。

それよりも怖いのは、今の社会にも蔓延っている偽善ちっくな人種差別に対する視線。

田舎の奥まった土地に住む、裕福な白人一家。

そこの娘と付き合っている黒人の若者が実家に招待されると、客人はみな上流階級風な白人ばかりで、逆に使用人は黒人ばかり。この時点で怪しさ満点ですが、一家の口から出てくる言葉は全て「黒人に対する偏見はない。むしろ、オバマが次の大統領選に出るなら投票するつもりだ」など黒人を持ち上げる言葉ばかりです。

この時点でなんかむしろ怪しいのでは...と思ってしまった私も、普段意識していないだけで何かの偏見は持っているのだろう、心の中では何かに対する差別意識を、少なからず持っているのではないか、なんて考えてしまう...新感覚のホラー映画です。




4位: ムーンライト (Moonlight)




今年のアカデミー賞で作品賞を受賞した本作。
マイアミの貧困地域に生まれた一人の少年の半生を、三部構成で描いた物語です。

ゲイとして生まれたが故に周囲の子供たちからは追い回され、石を投げられる毎日。自分を愛してくれるはずの母親はドラッグとセックスに溺れ、一人息子をネグレクト。

自分は周りと違うのだ、という違和感を抱かずにはいられない状況に追い込まれた主人公シャロンが心の拠り所として求めたのは、唯一自分のことを邪険に扱わない幼馴染ケヴィンと、自分のことを本当の子どものように優しくしてくれる、ドラッグディーラーとその恋人でした。

「住む世界が違いすぎて共感できない」などの意見も多く、私が観た劇場でも「男性同士のあんなところを見せられると思わなかった。気持ち悪かった」という声も聞こえてきたりなど賛否両論あった作品かと思いますが、だからこそ、もっと理解していかなければらないのではないか、と思われてくれる作品です。







3位: 奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール




いつも斬新な映画を見せてくれる大根仁監督の最新作は、変化球かつびっくりするくらいストレートな、大人の青春劇でした。

人間は自分の見たいものを他人の中に見る。だからその人が自分の思いと違う行動を見せてきたら、みんな周りから離れていってしまう。それを誰よりも理解しているからこそシチュエーションに合わせてカメレオンのように自分を変化させて生きる女性・天海あかりと、
それとは逆(?)のイメージとも言える、マイペースだからこそ愛される奥田民生のように生きたいと願うライターのコーロキが繰り広げる、ドタバタでハチャメチャだけどどこか共感せずにはいられないドラマ。

大根監督らしくやり過ぎなくらいの性表現とか、大げさでありえないように見えるんだけど、どこか普通にも「ありそう」なギャグなど、「らしい」魅力も満載です。
そして奇しくも、同時期に公開されていた「三度目の殺人」とはアプローチこそ違えど、扱っていたテーマは非常に似ていたように思えるのは...私だけですね、すみません。

「自分らしさ」ってなんなのか。「他人に振り回されずに生きる」ってどういうことなのか。
他人に合わせて生きていくことを楽で楽しいと感じるか、それとも抗って生きることが、自分の求めることなのか。
もがきながらも、その答えを探す人生の旅こそが苦しくも楽しい日々なのだと教えてくれる作品です。
エンドロールでも泣ける!




2位: タンジェリン (Tangerine)




ロサンゼルスのストリートで売春婦をしているトランスジェンダーの女性2人と、彼女たちを取り巻く人々のクリスマスイブを描いた物語。

とある理由から28日間刑務所に入っていたシンデレラ(シンディ)は、シャバに出て真っ先に大親友のアレクサンドラとドーナツ屋デートをしていました。1つのドーナツを2つで分け合って。
しかし、アレクサンドラの口から衝撃の事実が。シンディが不在の間に、彼氏のチェスターが浮気をしていたというのです。しかも、肉体まで女性な「女性」と。

怒りに狂ったシンディは大暴れを始める...というのがプロット。実にシンプルでしょ?

クリスマスイブと言っても、ロマンティックな何かが生まれたりはしません。彼女たちにとっては日常の中の一コマです。
今作は全編iPhone5で撮影されたということでも話題になりましたが、話題性だけでなくカメラワークの点で作品のリアルさ、生々しさをより映えさせることにうまく貢献しているように思えます。
スタイリッシュな演出もとっても芸術的。

街中で出会う、同じくトランスジェンダーの友人たちとのお互い話をちゃんと聞いてるのかわからないような会話から、ボロいモーテルで遣り手をやってるお姉さんの死ぬほどつまらない自分語りまで、とにかくストリートに生きる人々のリアルが凝縮された映画が、こんなにも心を締め付けるのはなぜなんでしょう。







1位: ラ・ラ・ランド (La La Land)




もはや説明不要なほどのメガヒットを記録した今作は、私の心も掴んで離しませんでした。
いつか自分の店を持ち、好きな時に好きな曲を弾くことのできる世界を作ることを夢見た男性と、女優として成功することを夢見る女性のラブロマンス。

しかし、夢を手にいれる過程には思いもよらない挫折、妥協、犠牲が避けられないもの。
だからこそ、もしもあの時ああなっていれば、あの時自分がこうしていれば...という後悔は一生ついてくるのですね。

人生の甘酸っぱさが凝縮されたラストは、何度観ても涙が止まらなくなってしまいます。
ついつい歌って踊りだしたくなってしまう素晴らしい楽曲の数々に、魅力溢れる2人の主演俳優...うーん、これは一生大切にして生きたい映画ですね!








ということで、UCの選ぶ2017年の映画ベスト10でした! 意外な作品も中にはあったでしょうか? もし今まで知らなかった作品があって、この記事を読んでご興味を持っていただけたりしたなら、それ以上に嬉しいことはありません。

今年はブログをほとんど書くことができず、自分で数えてみたらなんと驚異の20記事未満!
来年は今の職場に慣れてくる頃だと思いますので、また前みたいなペースでブログを更新できたらいいなと思っています。
また遊びに来ていただけたなら嬉しいです!

それではみなさま、よいお年をお迎えください。 来年も、楽しい映画ライフを送りましょう!
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Theme: 映画感想 - Genre: Movie

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