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ジュピター (Jupiter Ascending)

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オススメ度: ★

あらすじ: ジュピター・ジョーンズ(ミラ・クニス)は,木星23度,「運命の人と出会い素晴らしい人生を送る」という星の元に生まれた。
しかし成長した彼女を待ち受けていたのは,お金も楽しみも少ない,清掃員としての人生。「こんな人生,もう嫌」を口癖にしていた彼女だったが,ある日,彼女を追いかけて地球へやってきたという謎の男性,ケイン・ワイズ(チャニング・テイタム)と出会ったことで,彼女の人生は大きく変わり始める...

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マトリックス」シリーズで有名なウォシャウスキー姉弟の最新作である今作ですが,いやはや,これはひどい。
ここまで清々しくつまらない映画も久しぶりに出会ったような気がします。

なにがひどいって,まずそのシナリオ。
清掃員の仕事をしているジュピター(ミラ・クニス)は実は宇宙を支配する一族の女王様で,
そのために他の王族後継者たちから命を狙われ,そして彼女を守り抜く使命を持った,最下級の人造人間兵士ケイン(チャニング・テイタム)と身分違いの恋に落ちる...っていつの時代のラブストーリーだよ!

そのラブストーリーも,まずどのタイミングで2人が恋に落ちたかもわからないし,
そして運命の恋を歌っているわりにはジュピターが色仕掛けでケインにやたらと迫ってみたり,ロマンチックの欠片もない!
さらに最初はやたらと上から目線だったケインが,ジュピターに迫られた途端に「殿下と俺では身分が違いすぎます」と突然へりくだってみたり,態度変わりすぎだろ! ...などなど,とにかく突っ込みどころが満載。

また自慢の映像世界も,アクションよりは宇宙船やモンスターなどのCGの方に重きが置かれていて,お得意のスローモーションアクションなどはあまり目立っていなかったし,
シナリオもそうなら世界観の作り込み方もとにかくチープさばかりが目立っており,巨額の制作費をかけたわりにショボかったという印象ばかりが残ってしまいました。

キャストにも旬の俳優ばかりを集めたというのに,彼らの良さを1mmも引き出しせていませんでした。
特に残念だったのは,悪役のバレムを演じたエディー・レッドメイン。
先日のアカデミー賞で主演男優賞を受賞したばかりの彼ですが,今回の役柄ではセリフのパターンが,
①無表情でボソボソつぶやく
②突然キレて怒鳴る
の2パターンしかなく,一番登場シーンの多い悪役にもかかわらず,バレムというキャラクターの特徴が最後までつかめずに終わってしまいます。
オスカー受賞作の「博士と彼女のセオリー」では,難病に侵されながらも強く生きるホーキング博士の喜びや苦悩を,微妙な表情の変化を駆使して完璧に演じきった,観ていて自然と涙の出てくる素晴らしい演技をしていたんだけどなあ...
この作品の失敗のせいで,彼の評価自体が下がってしまわないよう祈るばかり。

...とこのようにとってもひどいこの映画ですが,唯一良い点もあります。
それは,どんなに多額の制作費をつぎ込んでも,肝心のシナリオが面白くなければいい映画にはならないんだということを,我々観客の心に強く刻み込んでくれる,教育的な一面を持った作品である,ということ。

ラジー賞,待ったなし。

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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