メイズ・ランナー (The Maze Runner) 感想

このエントリーをはてなブックマークに追加

533.jpg

オススメ度: ★★☆


あらすじ:

高い壁に囲まれた謎の場所。
そこには毎月1人,記憶を奪われた若者が送り込まれてくるのだった。

送られてくるのは男性ばかりで,その中でコミュニティを作って暮らす若者たちは,毎日朝になると現れる迷路(メイズ)に挑みそこから抜け出す方法を探すのだが,毎日姿を変え二度と同じ道を表すことのない迷路に対して,彼らは打つ手がない。

そんなある日,新たな若者が送り込まれてくる。
彼の名はトーマス(ディラン・オブライエン)。彼はこの迷路の謎と何か関係があるようなのだが...

The-Maze-Runner-Teresa.png

ダイバージェント以上,ハンガーゲーム未満。

ハンガーゲームのメガヒット以降,二匹目のドジョウを狙う映画が後を絶ちませんが,それらのどの作品もハンガーゲームには遠く及ばない出来のものばかり。

全米で大ヒットとなったヤングアダルト向け小説の実写版映画である今作もその一つなわけですが,その結果ははっきり言っていまいち。

原作が3部作構成なので,もちろん映画の方も最初から3部作での公開が決定していたわけですが,それにしても1作目である今作の中でドラマがなさすぎるような?

あまりネタバレできませんが,例えば,それまで完全な男性社会だったメイズの世界に唯一送り込まれてきた女性であるテレサ(カヤ・スコデラリオ)の活躍しなさったらなかった。っていうかいる意味あった?? 彼女の正体がこれから明かされるから謎のままにしてる,とかはあるかもしれないけれど,せっかく意味ありげに登場したんだからせめてもっと物語に絡ませなきゃダメでしょう,とか。

他にも様々あるんですが,とにかく3部作のうちの1作目ということを前提にしすぎているシナリオ構成だったような。これから2作目・3作目でバッタバッタと伏線を回収していきますよー,っていうことなのかもしれませんが,そのために大事な1作目の物語がほとんど空っぽ,っていうのはいかがなものなんですかね。

その点ハンガーゲームは1作ごとに単品でも楽しめるようなヒューマンドラマやアクションが巧みに組み込まれ,それをジェニファー・ローレンスやジョシュ・ハッチャーソンを筆頭に実力ある俳優さんたちが引っ張っていくという構図がうまく機能していたように思えます。

しかし,ノンストップで次々と事件が起きていくテンポの良い構成で最初から最後まで飽きる暇を与えないようにしているところはグッド。
この手の映画にありがちな,解説的で冗長,上映時間だけやたら長くて退屈な時間が流れていくものではなく,必要最低限の上映時間の中で可能な限りを描こうとしていたところには好感が持てるかも。

この秋には早くも第二作目の公開が決まっているこの「メイズ・ランナー」シリーズ。
果たして今作でばら撒いた謎をきっちり回収できるのか?
そして意味ありげなわりに今作で活躍できなかったキャラクターたちはちゃんと活躍できるのか?

全ては続編で明らかに...してくれるんでしょうかね。ちょっと不安。

関連記事
スポンサーサイト
Theme: 映画感想 - Genre: 映画

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する