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UC的2018年期待の映画たち!!

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※前置きが長いです。新作映画情報だけ読みたい方は、フキダシまでご遠慮なく飛ばしてください。




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みなさん、あけましておめでとうございます! 新年、いかがお過ごしですか?

私は人生で初めて帰省をせず、実家ではない場所で1人で年を越しました。
今まで年末年始ってすごく特別な期間なんだというのが自分の中で常識のようになっていましたが、いざ一人で年越しを迎えてみると、普通の1日が終わってすぎていくのと何も変わらないなあと感じました。

きっとこうやって、1年がすぎていくのをぼんやりと眺めていくような感覚を覚えていくことが、「大人になっていく」から「年をとっていく」へと変わっていくということなのかなあと、なんとなく思いました。

そして自分の中でもう一つ、人生の区切りを感じさせる出来事がありました。

テレビ番組の「めちゃ×2イケてるッ!」が終了するということですね。

発表自体は昨年のうちに行われていたのですが、昨日(1/2)に放送された中居くんとの最後の日本一周企画を観て、改めて終わりを感じたというか。

私は1991生まれなのですが、めちゃイケが開始したのは1996年。
私が5歳の時から始まって、もう当時は面白くてたまらなくて、毎週土曜日が待ち遠しくてたまらなくって、高校生最後の週まで毎週欠かさず観ていたのを覚えています。特に小中学校時代、月曜日学校での話題といったら「こないだのめちゃイケ観た?」から始まり、気がつけばみんなで数取団に突入してたのはいい思い出です。

でも大学に入学して寮生活が始まり、気づけばテレビそのものを全く観なくなっていました。
それでもめちゃイケだけは大学生の間、毎週追いかけていたんです。めちゃイケを観なくなってしまうと、自分の中で何かが変わってしまうような気がして。

その後、社会人として一人暮らしを始め、寂しさを紛らわすために置いておいたテレビも不規則な暮らしの前には単なる置物と化しました。テレビを観るのは、年末年始に実家へ帰省した時のみ。

その代わり、どんな時間にも観られるYouTubeやらインターネットの動画ばかりを観るようになり、テレビ番組に出ている芸能人の話題などに全くついていけなくなってしまいました。でも、もうそれすら「テレビを観ないからってどうにかなってしまうわけじゃないし」と気にも留めなくなっていきました。

そんな中、2017年の秋、めちゃイケがとうとう終了するという話題が耳に飛び込んできました。
視聴率が徐々に落ちているという噂はネット上でも目にしていたけれど、ついにか...と時代の移り変わりを感じました。
そしてそれでも、私はテレビをつけてめちゃイケを最後まで追いかけようという気持ちを持つことができませんでした。2017年は私生活上で様々なことが起きすぎて、心身ともに疲弊していたということも大きかったのですが。

そして今回の年末年始は家で一人、毎年の習慣だからとテレビを観ていました。

そこで昨日放送されためちゃイケ最後の年始スペシャル。めちゃくちゃ面白かったです。テレビでこんなに笑ったの、いつぶりだろう。やっぱり自分、めちゃイケ好きだったんだなあ。なんで社会人になってから、いやせめて終了が決まった後からでももう一度見ようとしなかったんだろう。

今回の放送を観て、ラスト付近の前フリな手紙のシーンより、一番最後のどうしようもなく「めちゃイケっぽい」ラストのわちゃわちゃシーンを観てたら、なぜか笑いながら号泣してました。自分でも理由はわからなかったんですけど。

めちゃイケって、私の少年時代を象徴するような番組だったんですよね。

めちゃイケが始まった時は、メンバーの皆さんもまだ20代半ばのお兄さんお姉さんたちで、自分がいつか彼らと同じような大人になる未来なんて想像もつかなかったけど、2018年の今、番組でいまだ活躍する彼らはみんな40代半ばから後半、私は番組開始当時のナイナイの年齢とほとんど同じか、もしくは追い越してしまっている。

昔はめちゃイケって他のテレビ番組と比べて圧倒的に新しくて特別で、すっごくスタイリッシュな笑いを届けてくれる番組だと思っていたんですが、気づいたらめちゃイケは時代に飲まれて観る人も少なくなり、ついには終わりを迎えます。

めちゃイケの終わりと同時期に、昔は芸能人の細かいプロフィールや出演番組までチェックしていた私も、テレビを全く観なくなって今の人気の芸人の1人すらわからない。話題についていけなくなってきている。昔は「流行についていけなくなる=おじさんになる」なんて思ってたはずなのに。

めちゃイケの終了は、「若者」としての自分の終了を突きつけられたような気持ちです。

2018年には27歳になり、本格的に「アラサー」な年齢に突入してしまいます。「もっと年齢相応な振る舞いや服装を」などとよく言われるのですが、まだ自分の好きな服を好きなように着て、映画や音楽、旅行など、新しいものへの興味を持って、自由な時間は全て趣味に費やしたいという気持ちばっかりが押し寄せてくる。
正直言ってどう生きていくのが正解なのか、全くわかりません。

自分の中で何かを能動的に切り替えるのってなかなか難しいのですが、自分がもう若くはないということを理解することは重要なことなのかなあ、なんてぼんやりと考えた、そんな年末年始でございました。


...という前置きはどうでもよいっっ!!!

つまり何が言いたいかっていうと、そんなくだらないことでくよくよ考え込んでしまう卑屈な私が期待する映画に、SF映画やアクション映画はほとんど混じってこず、意外と身近でリアルに起きそうな事象から自分の人生について考えたくなる映画が多いですよ、ということです!!

今回私の目を惹いたのはどれもアカデミー賞期待の作品としてあげられるような映画ばかりなので、もしかしたらほとんどをご存知の方多いかも?

それでは早速、UC的2018年期待の映画行きましょう!





スリー・ビルボード
(Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)




今私が観たい映画にランキングをつけるとしたら、ぶっちぎりで1位なのがこの「スリー・ビルボード」。

娘をレイプの挙句殺されてしまったミルドレッド・ヘイズさんは、7ヶ月も経つというのに事件の捜査になんの進展もないことへの怒りを示すために「死ぬほどまでにレイプされ」「まだ犯人が捕まらない?」「どういうことなの、ウィロビー署長」と書かれた3つの看板を家の前に置くことを決めます。

ところがウィロビー署長と懇意にしている町の人々はその看板に激怒。
ヘイズさんに様々な嫌がらせを始める...というのが物語の始まりです。

監督は「セブン・サイコパス」で激烈に笑えるクライムコメディを見せてくれたマーティン・マクドナー監督。
主演は...説明不要でしょうか。アカデミー賞では「ファーゴ」で主演女優賞を受賞、それ以外にも数度のノミネーションを受けているフランシス・マクドーマンドです。

現在まで根強く残るアメリカの警官による黒人への差別的行為、ひいては警察の体制全体への疑問を投げかける題材にも注目すべきですが、それ以上にブラックコメディとしての面白さにも期待したいところです。

だって、予告編がすでに面白すぎませんか? すでに100回以上はこの予告編を観てしまっていて、セリフを一緒に喋りながら観られるほどになってしまいました。次回のゴールデントレーラー賞はこの作品にとってほしいなあ。

日本では2月1日公開予定です。いやあ、楽しみですね。

公式サイト: http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards/




Lady Bird(日本公開未定)




カトリック系の高校に通う女子高生が、両親との不仲や恋愛、友達関係を経て成長する物語...なはずです。

監督はなんと現在34歳、女優として様々な映画に出演しつつ、今回初めて監督を務めたグレタ・ガーウィグ。
主演は「つぐない」で13歳と若さでアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、2015年に主演を務めた「ブルックリン」では主演女優賞にノミネートされたシアーシャ・ローナン。

すっごく目新しい青春映画ってわけではなさそうなのですが、予告編を観てなぜか惹かれるものがありました。
ちょっとこじらせちゃってる系の女子高生が大人になっていく過程を描く物語の中でも、自分に「レディ・バード」っていう名前を勝手につけて学校で名乗っちゃったりするあたりに只者ならぬ雰囲気を感じますね。

作品としての評判も非常に高く、既にアカデミー賞ノミネートの有力候補とされています。
現在のところ日本公開は未定。1月23日にノミネーションの発表があるはずなので、その結果を受けて公開日時も決まってくるのではないでしょうか。





Phantom Thread (日本公開未定)




1950年代ロンドン。それまで様々な女性と関係を持ちながらも未婚を貫き、恋愛も自分の学としていた男性が、一人の女性と狂うほどの恋をする...という物語とのこと。

監督は説明不要のポール・トーマス・アンダーソン。
主演はこれまた説明不要のダニエル・デイ=ルイス。
この2人がタッグを組むのは、2007年の傑作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来ですね。

ポール・トーマス・アンダーソンの監督作品というだけでも観る理由は充分すぎるほどですが、なんとダニエル・デイ=ルイスは今作をもって俳優業の引退を宣言しております。名優の引退作を見逃す手はありません。

しかし、アンダーソン監督の作品は最終的に登場人物たちがみんな崩壊していってしまうような狂気も孕んだ作品がほとんどなので、静かな恋愛映画に見える今作も、いったいどんな展開になるのやら...という怖いもの見たさ的な魅力もあります。

これはレアケースだと思うのであまり人に言ってこなかったのですが、私、アンダーソン監督の作品の中ではアダム・サンドラー主演の「パンチ・ドランク・ラブ」が一番好きなんですよ。

なんとなく、「ポール・トーマス・アンダーソンといえば『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に決まってるよなぁ(ドヤァ)」って言っておきたい風潮ありませんか? あれ、そうでもない?





君の名前で僕を呼んで (Call Me By Your Name)




1983年のイタリア。17歳の少年と、その父親の助手を務める男性の、一夏の儚い恋を描いた物語。

監督はイタリア人監督のルカ・グァダニーノ。この方の作品を観たことがなくて申し訳ない...
主演は「インターステラー」などのティモシー・シャラメと、「ソーシャル・ネットワーク」などのアーミー・ハマー。

ティモシー・シャラメくんは上で紹介した「レディ・バード」にも出演してます。今年のオスカー有力作品に2つも出てるなんて半端ねぇ!!

同性愛を描いた物語。「同性愛をテーマにしてればとりあえず賞取れるんでしょ」なんて意見をよく耳にしますが、それは半分否定すべきだけど、半分は本当だと思います。

同性愛の物語は、周りに隠していかなければならない、自分の中でも本当に良いのだろうかという葛藤と戦わなければならないなど、様々な障害が付きまとうもの。だから男女間のラブロマンス以上にドラマチックかつ繊細なドラマになり、高い評価を得る作品が多いのではないかと思います。

かつ、作者の意図に関わらず、社会的な問題にも必然的に切り込んでいく形となるのだと思います。
その構図に不満を言う方が多いですが、そうなってしまうのはどうしてなのか、ということを考えるきっかけになるところが同性愛をテーマにした映画が必要な理由なのではないかと思っています。

日本では4月公開予定です。




デトロイト (Detroit)




1967年7月23日、ベトナム戦争からの帰還者を祝うために違法酒場に集結していた黒人さんたち(白人さんもいたみたいですが)を警官たちが全員摘発しようとしたところ、黒人さんたちがみんなで警官にボトルを投げつけたことから始まったとされるデトロイト暴動。

その中で、黒人の音楽グループ「ザ・ドラマティックス」の友人が警官に向けてスターターピストルを打ち、それを本当の発砲と勘違いした白人警官が彼らの滞在していたモーテルへ乗り込んでいったことから始まった「アルジェ・モーテル事件」を取り上げた作品です。

監督は「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」など、現代の紛争地域や戦争を圧倒的なリアリティで描いてきたキャスリン・ビグロー監督。
主演は新生「スター・ウォーズ」シリーズで主役の一人に抜擢されたジョン・ボイエガ。

キャスリン・ビグロー監督の作品はどれも、ハンドカメラによる動きのあるカメラワークや、登場人物たちによる言動から鬼気迫る戦争の現場の雰囲気を味わえることによって、そこから浮かび上がるメッセージをストレートに受け取ることができるのが魅力です。

日本では1月26日公開です。

公式サイト: http://www.longride.jp/detroit/






A Ghost Story (日本公開未定)




直訳すると「幽霊の物語」となる今作ですが、ホラー映画ではありません。でもコメディでもありません。
人間と幽霊の間に恋が芽生えるというロマンチックな話でもないようです。

じゃあどんなお話なのか?
最愛の恋人「M」と幸せに暮らしていたミュージシャンの「C」はある日、交通事故で亡くなってしまいます。
病院でシーツをかけられて看取られたCですが、彼はなんと幽霊として起き上がったのでした。シーツをかけられたままの状態で。

幽霊になった彼がどうするかというと、Mの元に直接化けて出てもう一度幸せな日々を...というわけでもなく、かといって彼女に寄り付く虫を呪い殺したりするわけでもなく、ただ彼女の行く末を静かに見守り、自分の生きた意味を深く考える、というアート映画になっているようです。

監督は「ピートと秘密の友達」のデヴィッド・ロウリー。あの作風からのアート映画ってなかなか想像つきませんね。
主演はケイシー・アフレックとルーニー・マーラの2人。特にCを演じるケイシー・アフレックは序盤からずっと布を被ったままでの出演です。オスカー主演男優賞を獲った彼は自分の姿がほとんど見えない中、どういった演技を見せてくれるのかに期待ですね。

本国アメリカでは2017年の7月公開なので、日本で公開されるかはちょっと怪しいかもしれません。アカデミー賞のノミネーション次第かな? 公開されなかった場合はDVDスルーなどでもぜひ観てみたいところです。




Pitch Perfect 3 (日本公開未定)




ご存知(?) 女性アカペラグループの青春を描いたドタバタコメディ映画の最新作。

大学を卒業したバーデン・ベラズの面々でしたが、社会人としての生活は想像していたよりもうまく進んでいませんでした。そんな中、彼女たちは再結集。再びアカペラの世界で成功を収めるべく奮闘するというお話です。

ゲタゲタ笑えるギャグの応酬の中に友情や恋愛、アイデンティティの模索などの要素が心にチクリと刺さる作風が大好きなシリーズです。センスの良さが光る楽曲のチョイスにも毎回楽しませてもらっています。

日本では2015年に1と2を前編・後編的な様相でまとめて公開した方式がなかなかに面白かったと思うのですが、実際の劇場の入り具合ってどうだったのでしょうね。
オスカーの賞レースには間違いなく絡んでこない作品だと思いますので、日本での劇場公開はその時の興行収入を配給側がどう判断したかによってくるのではないでしょうか。DVDスルーでも観るよ!






ということで、UC的2018年期待の映画を挙げてきましたが、いかがだったでしょうか。知ってる作品ばっかりだったという方も多いでしょうか?

これ以外にも1月5日からは「キングスマン」の続編が公開されますし、春先にはマーベルスタジオの新作「ブラック・パンサー」、続いてスーパーヒーロー大集結の「アベンジャーズ: インフィニティ・ウォー」なんかも来ますし、今年も話題に事欠かなそうな1年になること間違いなしですね!

それでは、今年もみんなで良い映画ライフを過ごしましょう! ありがとうございました!
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