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海月姫 感想

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オススメ度: ★★★★

あらすじ:

あるところに,天水荘というアパートがあった。そこには着物オタクや枯れ専など様々なオタクの女子たちが集まり,自分たちのことを「尼〜ず」と呼ぶ彼女たちは,男子禁制の環境の中で慎ましやかに暮らしていた。

尼〜ずの一人でクラゲオタクの月海(能年玲奈)はある日行きつけの熱帯魚ショップで,誤った飼育法のせいで苦しんでいるクラゲを見ていてもたってもいられなくなり,店員に文句を言おうとするのだが,結局店員とトラブルになってしまう。

そこに颯爽と現れた謎の美女によって助けられる月海だったが,その美女はなんと女装していた蔵之介(菅田将暉)という男性だということが発覚し人生最大級の衝撃を受ける。

それを機に,男性であることを秘密にし天水館に出入りするようになる蔵之介。月海たちと蔵之介が交流を深める中,天水館の取り壊しが決まってしまうのだが...

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キャストの勝利。

漫画が原作,それもコメディ要素を多分に含むものを映像化するとなると,そこにはぎこちなさや見ていて恥ずかしくなるような痛々しさが隠せないものですが,この映画には全くそれがなく,まるで漫画の世界に入り込んでしまったかのような夢のような時間を味わうことができます。

それも全ては,これ以上ないほどに完璧な配役のキャストのおかげ。
私は原作を読んだことがありませんでしたが,原作の表紙だけでも見れば見た目がそのまんまだとわかるアジアンの馬場園ちゃんとか,結局エンドクレジットまで誰だか全くわからなかった池脇千鶴と太田莉菜など,尼〜ずの面々を演じた女優陣の役への入り込みっぷりは他に類を見ることができないほどです。

もちろん主演の能年玲奈のはまり役っぷりも素晴らしいです。
眼鏡を外すとほんとは可愛いオタクの女の子,という役柄を演じるためにはオタクとしての姿に違和感があるのは絶対にNGなわけですが,彼女は挙動不審な姿の似合いっぷりが尋常ではなく,見ていて嫌味が全くないのがグッド。あまり大人っぽい感じの見た目でないことが功を奏した?

そして何よりすごいのは,女装男子・蔵之介を演じた菅田将暉の存在感。
彼が何か一言を発するたび,彼がちょっとでも表情を変えるたびになぜか感情を揺り動かされてしまうような不思議な感覚が身体中を駆け巡り,彼のその不思議な存在感がこの映画の物語を牽引しているといっても過言ではないほどの活躍ぶりを見せてくれています。
そして意外なくらい女装が似合っていて美しい...(笑)

確かにストーリーには突っ込みどころが満載(天水荘ってファッションショーできるほど広かったの?とかファッションショーやるお金はどっから湧いてきてんの?などなど...)だし,後半のドレスを作り出したあたりからは失速感も否めません。

けれど,そんなことも気にならないくらいに世界観の作り込み方が見事で,主演の能年玲奈の言葉を借りるならまさに「おもちゃ箱をひっくり返したような」カラフルでビビッドな世界へと観客である我々を誘ってくれます。

失礼ながら観る前は「こんなの,よくあるくだらない企画物の地雷映画だろう」なんて思っていたらびっくり。
とにかく最初から最後までずーっと笑顔が抑えられず,映画館を出るときにも幸せな気分のまま映画館を後にできるようなハッピーな映画でした。

個人的には今年一番の掘り出し物だと感じたこの作品,みなさんもこの不思議でハッピーな世界に迷い込んでみませんか?

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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