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JH Audio JH5 pro レビュー

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JH5 pro

JH Audioの2ドライバモデル

JH5 pro

のレビューです。

私にとって初めて購入したカスタムIEMなので,思い入れはかなり深いものがあります。
購入したのが2011年の後半なので,もうかれこれ3年半以上は使っていることに。それでも問題なく音は出ます。


シェル:

JH5pro shell

カナルは長め,他は一部だけが太くなっているのではなく全体に圧を逃がす感じなので痛みを感じにくいかもしれません。遮音性も問題無し。

この頃のJH Audioはシェルが汚いことでわりと有名だったのですが,私のも例に漏れず。
ところどころ色がはげてるし,到着時点ですでにカナル部分にヒビが入ってる部分があったり,あまりモノとしての完成度は高くなかった印象でした。

しかしその2年半後,2014年初めごろに購入したJH10 pro">JH10 proではシェルの品質が別物かと思うくらいに向上していました。

それについては後ほど。


音:

全体のバランス:

音量バランスは中域≧高域≧低域の,ちょっと中高域寄りなバランス。トーンは明るめ。

音の質感は若干硬めで輪郭のはっきりした音です。クール気味。
中域がかなり元気よく出ていてノリが良く,音が前に前に出てきます。

分離感はやはり3ドライバ以上のモデルと比べると劣り,音場も狭め。音の線も細め。
ですがドライバごとの音がかぶっている部分がほとんどないのでクリアさはずば抜けています。

とにかくノリがいいのでポップやロックには向いているのではないでしょうか。


高域:

クリアでシャキシャキしていて微妙に硬質。ですが特別どこかにピークがあるわけではなく,刺さりはありません。
伸びはもう少し欲しいかな?
ローハイのあたりがかなり元気よく鳴るので,ノリが良く明るいトーンに貢献していると言えるでしょう。


中域:

かなり前へ前へと出てきて,これまた元気の良い音です。ローミッドよりもハイミッド寄り。

透明感のある音で,音の粒立ちも文句無し。
ギターやシンセの音が一つ一つ鮮明に聴こえてスピード感があります。

やはりデュアルドライバモデルだけあって帯域ごとの被りが少ないことが貢献していると言えるのでは。


低域:

他の帯域と比べて若干少なめ。
ただCIらしい硬くて太い質感はある程度健在で,粒立ちも良いです。

ドラムの音などがアタック強めでこれまたノリの良い音です。
ただサブローあたりの深いところはちょっと足りないかな? そこはデュアルドライバなのでしかたのないところかも。


JH10 proとの簡易比較:

同メーカーの上位機種,JH10 proとも簡単に比べてみました。
JH5が2way2driversなのに比べてJH10は2way3driversと,低域に一つドライバを追加した構成になっています。

まずはシェルから。

JH comparison


JH comparison2

造形自体に変化はあまりないようですが,頑丈さや綺麗さはJH5とJH10では比べものになりません。触感もJH10の方がツルツル。これは半透明カラーとソリッドカラーの違いもあるかもしれませんが。

2013年秋のヘッドフォン祭で来日していたJerry Harveyに「シェルが綺麗になったって聞いたけど?」と聞いてみたところ,「磨きとコーティングの方法を変えたんだよ」と言ってたのでそのためかも。


音はまず傾向からして違います。JH10は低域に余裕を持たせ,ノリの良さよりも重厚さが際立つ音作り。
中域と高域のバランスをよくしてもう一歩引いたところから見通しよく音を鳴らす印象で,とにかく音が近くノリの良いJH5とは狙いからして異なっているように思えます。

JH10proには兄弟機的な位置づけで,3way3driversのJH10X3proという機種があり,Jerryに聞いたところJH5proに似ているのはそっちだと言っていたので,JH5proをレベルアップさせたような音が欲しい人はそっちを買うのがいいかも?


総評:

レンジの広さや音の厚みではやはり3ドライバ以上のモデルと比べて劣る印象もあるこのJH5 proですが,
同時に2ドライバだからこそ出せる魅力にも溢れた機種でもあります。

特に中域の濁りのない透明感は多ドライバモデルには絶対に出せない特徴で,これまでフラッグシップしか買ってこなかったという人は一度聞いてみるとあまりの良さに衝撃を受けるかもしれません。

明るくノリの良い軽快な音調が特色のこのJH5 pro。
各メーカーがどれだけドライバを載せられるかの競争に気を取られどんどん価格が高騰していく流れに疲れてしまったという方は,一度原点であるデュアルドライバのこの機種を試してみるのも面白いのではないでしょうか。
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