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ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス (The Hunger Games: Mockingjay Part1) 感想

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オススメ度: ★★★☆

あらすじ:

前回のハンガーゲームをなんと闘技場を破壊するという型破りな方法で終結へ導いたカットニス(ジェニファー・ローレンス)は,すんでのところで何者かによって救出される。

カットニスを救出したのは,プルターク(フィリップ・シーモア・ホフマン)やヘイミッチ(ウディ・ハレルソン)をはじめとした連合軍の面々。
彼らはカットニスを消滅したはずの第13地区へと連れて行き,地下の反乱軍基地へと収容される。

コイン首相が統率する反乱軍は,カットニスを反乱軍の象徴として民衆を奮起させるいわばプロパガンダとして利用しようとしていたのだった。最初は反発していたカットニスであったが,キャピトルの大統領・スノウ(ドナルド・サザーランド)による残虐な行為を目の当たりにして,キャピトルとの戦いに挑む決意を固めていく。

そんなある時,突如キャピトルによるテレビ放送が流れ始める。
そこに映るのは,カットニスと同じく第12地区出身で2回のハンガーゲームを共に戦い抜いたピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)の姿だった...

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嵐の前の静けさ。

「ハリー・ポッター」から「トワイライト」まで,最近のシリーズものの最終作はほぼ必ず2つの映画に分けてきますね。
まあそれまでシリーズを観てきてる人は絶対観てくれるわけですし,限りある資源で稼げるだけ稼いどこうっていう制作会社側の考えもわかりますが,一観客としてはちょっとアレかなあとも思うわけで。

このメガヒット三部作の最終作パート1にあたる今作でも,そんな制作会社側の都合に振り回されるフランシス・ローレンス監督(前作と同じ監督さんです)の苦悩が見え隠れするわけですが,それすらも乗り越えていった天才的なキャスト陣と演出の妙はお見事としか言いようがありません。

「ハンガー・ゲーム」というタイトルを冠しているにもかかわらずなんとゲームは行われず,それどころかアクションシーンすらもほとんどないという大胆さからシリーズファンからは「退屈だ」なんて声も上がってしまうのも無理はないかもしれませんが,しかしその中にもハンガー・ゲームらしさはしっかり残っています。

今作のメインの部分として描かれる,メディアによる印象操作によって民衆を揺動するカットニスとピータの姿を現代社会への皮肉や警鐘のように描いた社会的な側面はシリーズ全体に流れる根幹的なメッセージの説得力を強めているし,

極限の状況に置かれた時の人間の心の動きを微細なタッチで描き,それを最高の天才キャスト陣が具現化するという鉄板の構成も変わらず。この辺りが凡百のヤングアダルトものと一線を画す良さと言えるでしょう。

ジェニファー・ローレンスとジョシュ・ハッチャーソンの天才若手コンビの実力は言うまでもないですが,忘れてはいけないのは今作がフィリップ・シーモア・ホフマンの遺作であるという点。撮影半ばで亡くなったって聞いたので映画の内容以上に彼がどこまで出てるかばっかり気になっちゃいましたが,今作では一応最後まで出てくれていましたね。穏やかさの裏に冷たい恐ろしさを感じさせる迫力のある演技は彼にしか出せないものです。本当に惜しい人を亡くしました。

このような監督・脚本家・そしてキャスト陣の実力と頑張りはさすがとしか言いようがありませんが,やはりあくまでもクライマックスへの導入部分という意味合いが強い今作。単品で観てしまうとイマイチ盛り上がりに欠けるかな,という印象は拭えません。
まあ,原作で言ったら本の真ん中あたりで一旦ブツ切りにしてしまうようなものだと考えると仕方のない部分ではありますが。

最終作はなんとまさかの世界同時公開ということで,今から半年後の11月20日の公開が決まっています。果たしてどんな結末が待っているのか? 今から楽しみにさせてくれる素晴らしい導入作品です。
シリーズファンは絶対にお見逃しなく!

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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