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「エイプリルフールズ」 感想

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オススメ度: ★★

あらすじ:
時は4月1日。一年で一度だけ,嘘をつくことが許される日。
そんな1日は,病院の清掃員として勤める女性,新田あゆみ(戸田恵梨香)は,若き天才外科医の牧野亘(松坂桃李)へ電話をかけて一言、「あなたの子供を妊娠しています」と衝撃的な告白をするところから幕を開ける。
その頃街では,「嘘」をめぐる様々なドラマが交わり合い,あちらこちらで大騒動!
この特別な1日は,果たしてどんな結末を迎えるのか...

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フジテレビ製作、監督&脚本はテレビドラマの「リーガルハイ」を手がけたコンビと聞いた時から嫌な予感はしていたのですが,その予感は見事的中。

そう,この映画は「映画」というよりも「テレビの2時間スペシャルドラマ」と呼ぶ方がしっくりくるようなチープさに溢れた微妙作だったのです。

今回は,今旬の人気者から実力派まで,計27人もの俳優陣を投入した群像劇なわけですが,そのテンポの悪いこと悪いこと。
場面は目まぐるしく入れ替わるのに,どの話も冗長というか,とにかくグダグダと「さっきも同じシーン見たよ!」と思わず突っ込みたくなってしまいたくなるような展開を何回も繰り返すだけで,ちっとも話が進みません。

そして最後の方になって,「実はあの人とあの人は知り合いだった」とか無理矢理な方法でバラバラだった話をくっつけただけの結末は「大どんでん返し」とは程遠く,正直うーん...という感じ。

また,見所の一つである笑いの部分も,面白いセリフをテレビCMなんかで流しまくってネタバレしてしまっていたせいで,出てきた瞬間に「ああ,CMで見たあのセリフ言った言った」程度の感想しか浮かんでこなくなってしまってました。残念。

そして下ネタとか風俗の映像なんかが多すぎる!
私の隣が完全に小学生くらいの子供を連れた家族だったのですが,結構な頻度で子どもの目と耳を塞いでたりしたので,ああいうシーンを多用するならちゃんとR指定しとかないと勘違いして見に来ちゃう人が多発してしまう気がするので,ここはちゃんと気をつけるべきだと思いました。

...と言いつつもこの映画にも良いところは2点ほどあります。
まずは主演の戸田恵梨香さんの演技。今回の彼女は,対人恐怖症の妊婦さんというなかなか難しい役だったと思うのですが,
もう役にどっぷり浸かっていたというか,声の震え方や完全に「イっちゃってた」目つきとか,自然体な演技とは程遠いですが,本当に味のある演技をする女優さんだなあと再確認させられました。

そしてもう一つは,富司純子さんの圧倒的な存在感。
偽セレブ夫人役として出演していた彼女ですが,やはり彼女はすごかった。
台本がどんなにつまらなくても,彼女がそこにいるだけで全てが許されるかのようなその不思議な感覚。
そしてどんなに凡庸で使い古されたセリフでも,彼女が口にするだけで10年に一度の名セリフへと一瞬にして姿を変えるマジックがあります。

まあ実際,彼女たちの素晴らしい演技によって全てを解消できるほど,この映画の抱える問題は小さくなかったわけですが。
でも大丈夫。私はちゃんとわかっていますよ。
この映画を本気で作ったっていうそれ自体が,エイプリルフールの嘘だったんですよね?

...え,そんなことない? そ,それは失礼いたしました...

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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