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アニー (ANNIE) 感想

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オススメ度:

あらすじ:

ニューヨークに暮らす孤児のアニー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)は,意地悪な里親のハニガン(キャメロン・ディアス)からのひどい仕打ちにも耐えながら,本当の両親に巡り合えることを信じて健気に明るく暮らしていた。

そんなある日,子供達にいじめられていた犬を助けようとして車に轢かれかけたアニーはある人物に命を救われる。
その人物は,アメリカで人気急上昇中の携帯会社の社長・スタックス(ジェイミー・フォックス)であった。

現在ニューヨーク市長選に出馬中だったスタックスは,側近のガイ(ボビー・カナヴェイル)の助言もあり,市民からの好感度アップのためにアニーを引き取ることを決めるのだが...

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名作ミュージカルを現代風にアップデートした今作は...いやいやこれはどこから突っ込んだらいいんですか?

確かにオリジナルの「アニー」が書かれたのは35年以上も前の話で,現代とは貧困層に対する考え方なんかも変わっているので,オリジナルと全く同じ話にはならないのは誰しも重々承知なわけです。
こういう有名な作品をリメイクする場合には「原作のスピリットが云々〜」とか言い出す人が後を絶たないものですが,この映画に関しては問題はそこではありません。

この映画の問題点は挙げていくとキリがないほどですが,簡潔に言い切ってしまうと
「一つの映画としてつまらない」
ということ。

まずは主人公・アニーの性格ですね。
原作のアニーは雪の寒い夜に孤児院を抜け出して両親を捜しに行き,大富豪の家に引き取られても両親のことを想い続ける素直で健気な女の子でしたが,
クヮヴェンジャネ・ウォレス演じる21世紀版アニーは自分たちをいじめる意地悪な里親のハニガンに嫌味っぽく逆襲して見せたり,自分を引き取ろうと言ってくれた大富豪のスタックスに対して「写真を撮って私たちの関係を世の中にアピールしましょ」なんてずる賢さを発揮してみせたり,素直さの欠片も感じられない憎ったらしいガキんちょとして描かれています。
こんな主人公,一体どこの誰が共感できるっていうんでしょう。

途中でも本当の両親と会いたがっている描写はほとんどなく,スタックスが提供するセレブな生活をエンジョイしている姿ばかりが描かれるので,アニーが両親と再会するシーンでも感動はゼロですよね。
クヮヴェンジャネ・ウォレスは映画デビュー作の"Beasts of the Southern Wild"で見せたように力強い演技のできる素晴らしいダイヤの原石だと思いますが,今作ではその良さが全く生かされていなかったのが本当に残念。

歌の使い方も残念な感じでしたね。
とりあえず「トゥモロー」歌っとけばいいんでしょ? という浅はかな魂胆がスケスケで,そもそも大したアップダウンすらもないストーリー展開にしてしまった時点でこの歌の説得力と感動は8割減くらいにはなってしまっているところに,かなり序盤のワケのわからないところでハイライトとなるべきこの歌を突然ぶち込んできたセンスには正直疑問符。
グレッグ・カースティンとJay-Zが手がけた音楽の異様な軽薄さも物語の浅さを際立たせる結果になってしまっていましたね。

唯一の救いはウィル・グラック監督の相変わらず天才的なギャグセンスかな。
いつも通りオーバーアクトなキャメロン・ディアスのコメディエンヌっぷりは貫禄すらあったし,ところどころに挟んでくる文学ネタや現代のSNSを利用したギャグのスマートさは"Easy A"や"Friends With Benefits"で見せたそれと同じ。

はあ...ウィル・グラック監督大好きだったんだけどなあ...あのベタさとスマートでスタイリッシュなセリフ運びは他の監督には出せない味だと思うんだけど。さすがにもう劇場公開は終わってますが,劇場にお金を払って観に行くのは正直勿体無い駄作です。家でDVDを流し見するくらいがちょうどいいような気が。

次回作には期待してますよ! 頑張って!



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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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