マッドマックス 怒りのデス・ロード (Mad Max: Fury Road) 感想

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オススメ度: ★★★★☆

あらすじ:

放射能の影響で文明が崩壊した近未来。
家族を殺され,失意の中放浪の旅に出ていたマックス(トム・ハーディ)が目をさますと,謎の集団の手によって囚われの身になっている自分の姿に気づく。

マックスを捕らえたのは,砂漠の支配者・イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)率いる一団。
彼は人々を奴隷のように働かせ,女性を子供を産み母乳を搾取するための道具として扱っており,その上で得られる資源は全て自らのものとしてしまう,独裁的な統治によって砦に住む人々を苦しめていた。

そんなある日,砦で働く女戦士・フュリオサ(シャーリーズ・セロン)は砦の女性たちを連れて逃亡を図る。
それに気づいたイモータン・ジョーは砦の戦士たちを総動員して彼女たちを追いかける。
マックスも人間の血液として走る車の燃料として,イモータン・ジョーの一団に加わることとなるのだが...

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公式がSNSで「#マッドマックスヤバい」なんてバカみたいな口コミ狙いの宣伝うってる時点でどうなの? 超くだらなさそう...なんて,最初は冷めた目で見ていたこの映画でしたが,実際観たら本当に「ヤバい」以外の感想が出てこなくてびっくり。ほんと,なめててすみませんでした...

メル・ギブソンの出世作となったアクション超大作シリーズをなんと30年ぶりに,しかも同じ監督が復活させた今作は,とにかくバカ
敵の悪役はなんかRPGのモンスターみたいな金具で武装してるし,みんなトゲトゲの改造車と改造バイクに乗って「フォーーー!!!!!」とか叫び続けてるし,その改造車の上ではなんか火を吹くギターでBGMを弾いてるし,もうとにかくくだらなくておバカなことこの上ないわけですよ。

ストーリーだってほとんどありません。アクション映画にありがちな,「申し訳程度のストーリー」みたいなのもなく,「独裁統治から逃げる女性とそれを追うギャングのカーチェイス」を2時間ぶっ続けて流し続けるという,ただそれだけ。セリフもほとんどなく,
「クレバー」とか「スタイリッシュ」という言葉からはかけ離れたものとなっています。

それでもここまで心惹かれてしまうのは,我々みんなが,特に男なら誰もが一度は子供の頃に妄想した「ダサかっこいい」世界がここに実現してしまっているからに他なりません。
これは現在72歳のジョージ・ミラー監督が30年以上も前に提示して見せた「かっこよさ」の理想形が今だ他に誰にも追いつかれていないという何よりの照明と言えるのではないでしょうか。

そして肝心のアクションシーンは溢れるアナログ感が最高。
今はCGによる派手で現実離れした演出で魅せる映画が多い中,「うわ!これ絶対怪我してるよね...」「すげー! これどうやってやってんの!」なんてハラハラドキドキさせられるアクション映画って少なくなってきていると思うんですが,
この映画にはCGによってどんなファンタジックな世界も表現できるようになった現代映画世界が失ったライブ感みたいなものが息づいています。

この圧倒的な迫力とスピード感は,映画館の大画面で観てこそ。
今じゃレンタルビデオ屋に行けば安価で映画が観られてしまうわけですが,そんな今にあっても1,800円というお金を払って映画館に行くことは楽しいことなんだということを改めて教えてくれる,アクション映画史に残る名作です。

老若男女,一瞬でもこの映画が気になった方は必ず観に行くべし!

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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