ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション (Mission: Impossible - Rogue Nation) 感想

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オススメ度: ★★★★☆

あらすじ:

正体不明、もはや存在しているかどうかすらも謎の多国籍のスパイ集団「シンジケート」を追っていたIMFエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、ロンドンでシンジケートの手に落ち、捕らわれてしまう。

監禁室に囚われたイーサンの前に現れたのは、公には3年前に死亡したこととなっている、「ボーン・ドクター」と呼ばれる男。ボーン・ドクターによって容赦ない拷問を受けるイーサンだったが、謎の美女・イルサ(レベッカ・ファーガソン)によって命を救われる。

この一件によって「シンジケート」が実在するということが明らかとなった。IMFのメンバーたちに協力を仰ごうとするイーサンだったが、実はその裏では、CIA長官のアラン・ヘンリーの進言により、IMFの解散が決定。しかもこれまで様々な事件と関わってきたイーサンは、なんとCIAから国際指名手配を受けてしまっていたのだ。

IMFの助けを得られない以上、単独でシンジケートを追う以外に選択肢を失ってしまったイーサン。
果たしてシンジケートの目的は? そして、イーサンはシンジケートを壊滅させることができるのか...

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トム・クルーズ、53歳。

もはや映画の内容うんぬんよりもそれこそが最大の衝撃であるわけですが、そんな彼が制作から関わったこの「ミッション:インポッシブル」シリーズ第5作目は、トム・クルーズが本物のスーパーマンであるということを証明してくれる、まさにアクション「超大作」に仕上がっています。

それを見せつけてくれるのは、CMでも散々宣伝した、飛行機からぶら下がっちゃうあのシーン。
トム・クルーズ本人を本当に軍用機にぶら下げてしまったあのシーンは作中で最大の見せ場の一つであることは間違いないですが、それを映画の最序盤、というか導入部分に持ってきたあたりには製作陣の自信が感じられます。

もちろんその自信には根拠がなかったわけではありません。
「アウトロー」や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に続いてタッグを組んだクリストファー・マッカリー監督が手がけたシナリオは見せ場に次ぐ見せ場。

ウィーンのオペラ劇場での格闘シーンにモロッコでの顔出しバイクチェイス。さらには素潜りしちゃったりなど、体を張りまくるトム・クルーズ大先生の姿に大興奮間違いなしです。

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そして今作でも、強くて優しい正義の美女の存在は健在。
今回その役割を担うのは、今作で人気急上昇間違いなしのレベッカ・ファーガソン。
「美女に悪人はいない」という、当シリーズ通しての信念はここでもぶれることはありません。彼女の演じる謎の美女・イルサはシンジケートに捕らえられたイーサンを助け出し、それ以降もシンジケートを潰すべくIMFの面々と行動を共にする重要な役割を担っています。

しかし彼女が偶然にもあの場所に居合わせなかったらイーサンは最序盤で普通に殺されてしまってたでしょうし、またイーサンの美女信仰があそこまで徹底されていなかったら、かなり悲惨なことになってただろうなあ、ということもたくさんあります。
彼女の活躍ぶりを見ていると、アレック・ボールドウィン演じるCIA長官の「IMFなんて今まで運だけでやってきたようなもんだろ」というツッコミのあまりの的確さに笑えてきちゃいますね。今までどれだけのピンチを、偶然居合わせた美女に救われてきたのかっていう。

そして、今回のミッションにおいて最も「インポッシブル(不可能)」なポイントも「そこかい!」って感じでなかなか面白い。
IMFの技術力を持ってすれば、高度なセキュリティはハンドサイズの機械でチョチョイのチョイ、さらには映像を分析して人物の顔を完璧にコピーしたマスクを作ることさえ可能なんだそうです。

そんな彼らにとって今回最も不可能だと感じられたのは、なんと「3分間素潜りすること。」
いやいやいや!! 飛行機にぶら下がったりバイクで階段駆け下りたりできるのに、3分間素潜りすんのが一番不可能ってどういうことや!! と思わず吹き出しそうになっちゃったんですが、映画を観終わってよくよく考えたら、それこそがこの映画が提示する最大のメッセージだったんじゃないかとすら思えてきました。

CGが発達し、アクション映画だろうがSF映画だろうがどんな映像だって生み出せてしまう現代にあって、やっぱり一番人々の心を惹きつけるのは生の人間が危険を冒して挑む体を張ったアクションだということは、「マッド・マックス」の高評価が既に証明してくれたわけですが、
それを世界のスーパースター、トム・クルーズがやって見せればその説得力は他とは比べ物にならないでしょう。

ファンからのサイン依頼は絶対に断らないというサービス精神旺盛で優しいトム・クルーズが、ファンに最高のものを見せたいという気持ちを第一に制作に臨んだということがひしひしと伝わって来るこの映画には、今のCGまみれのアクション映画に食傷気味な映画ファンをもう一度映画館に向かわせてしまうような、力強いメッセージ性と魅力がぎっしり詰まっています。

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Theme: 映画感想 - Genre: 映画

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