Sennheiser HD700 レビュー

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去る5月のヘッドフォン祭にて、Sennheiserのヘッドフォン

HD700

を購入してしばらく使ってみたのでレビューをしてみたいと思います。

ちなみにこのHD700、実は私にとって初めての開放型ヘッドフォン。

今まではポータブル向けの密閉型ヘッドフォン(今まで持ってたのはUltraSone DJ1 PRO→Beats mixr→Sennheiser HD25 adidas originals)か、
もしくはカスタムIEM(所有機器のレビューはこちら)しか使った経験がありません。

そのため、正直このHD700の開放感あふれる圧倒的な音質には感動!!の一言しか出てこなかったのですが、なんとか冷静になって文章にまとめてみました。

そんなヘッドフォンの超初心者による拙いレビューでございますが、少しでも参考になればこれ幸い...

ちなみに視聴環境は、MacBook Pro→Fostex HP-P4と、DAPのAstell&Kern AK240直の2つの環境で比べてみました。


パッケージ:

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こちらが外箱! なんとも大きくて立派です。

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箱を開けるとそこにはHD700の本体が!
ちなみに3.5mmへの変換プラグは同梱されていないので、例えばDAP直で音楽を聴きたい方は別途ご購入が必要になるのでご注意を。

IMG_1238.jpg

こちらが外観。アーバンな見た目が超クール! 外につけていけないのが残念なくらい?

見た目に反してとっても軽く、そしてイヤーパッドの部分は柔らかくて着け心地も最高です。


音:

やはり音量が取りづらく、再生機側にもパワーを要する開放型ヘッドフォンだけあって、接続する機器によって音がかなり変わります。

デスクトップアンプのHP-P4に接続した時の音量バランスは中域≒高域≧低域という若干の中高域ですが、
DAPのAK240に接続した時は、中域≧低域≧高域という感じで、高域の抜けが若干悪くなります。これは再生機器側の音の特徴を素直に描いていると言えなくもないですが。

どちらの環境で聴いていても感じるのは、圧倒的なレンジの広さ。
これは普段私がBA型のイヤフォンばかり使用しているためもありますが、特に超高域のキラキラ感というのは、ここでしか味わえない魅力であると感じられます。
分解能が高く、それぞれの音を聞き分けるのにはBA型にかなりの優位があると思いますが、それでもやはりダイナミック型でしか表現できない良さがあるということを思い知らされますね。

そして中域の表現力は、HD700の最大の魅力であると思います。
そんなに距離も近くなく、質感自体もあっさりしていてクール気味...だというのに、この瑞々しさと艶めかしさは一体なんなんでしょう。
ヴォーカルはコンサート会場でマイクの音をそのままワイヤーを通して聴いているかのようだし、ギターの音色はまるで弦を指で弾くその光景が目に見えてくるよう...と言ったら大げさですが、そんな錯覚を起こしてしまうくらいにすべての音がとにかくリアル。

音の抜けの良さも密閉型では再現不可能なほど爽やかに抜けていく感覚が非常に心地よく、また聴き疲れもしづらいので、一度着けてしまうとずっと外したくなくなってしまいますね。

音の質感としては若干硬質でクール気味。でもその硬質さがノリの良さに貢献しているのか、ポップやロックには非常によく合います。ギターのジャカジャカ鳴る音や、ドラムの音がかなりキレ良く聞こえるので、スピード感がある音に感じられるはず。

私がHD800でなくHD700を選んだ最大の理由はそこでした。HD800は確かに音場は広大、一つ一つの音の粒立ちの良さや鮮明さなどはHD700よりも上でした。でもなんていうか、音がおとなしすぎるように感じたんですよね。なんか遠いな、っていうか。
クラシックとかをメインに聴く方はいいんでしょうが、私のような下賤の輩にはちょっと高級すぎる音に感じちゃったんです。あと、HD800の方が重かったのと、そのポテンシャルに見合うアンプを用意できる財力がなかったというのもありますが...

ということで、ポップやロックなどの音楽を聴く方には、お値段のお手頃(?)さやつけ心地の良さ、そしてDAPでもそれなりに鳴らせちゃう気軽さや、音自体のノリの良さを持ち合わせたこちらのHD700をご検討いただくのもよろしいのでは。
値段にはかなりの開きはありますが、HD800とは単なる上位/下位の関係ではないと思います、個人的には。

そして最後に一つだけ。
音漏れについてですが、どうせ自宅でしか使わないからといって侮るべからず。
音楽を流しながらHD700を耳から外すと、実は自分が聴いているのとほぼ同じレベルの音量で音漏れしているという事実に嫌でも気づかされます。

割と音量を上げ目で聴いていると、普通に壁ドンレベルの音量が外に漏れちゃっていることになるので、大きめの音量で楽しみたいときは時間を考えて、それ以外の明らかに隣人が自宅にいる時には音量を小さくする、といった配慮が不可欠ですのでご注意を...

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